肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

肥満と薄毛の話題だけではなく、趣味の読書・音楽・映画などのご紹介もしますよ。

絶対にミスをしない人の脳の習慣 / 樺沢紫苑 

精神科医で作家の、樺沢紫苑先生の新刊「絶対にミスをしない人の脳の習慣」を読みましたので、感想を述べさせて頂きます。


僕は、この10年間で、大きな病気を3つ患いました。8年前に末期の血液の癌を患い、2年前に心臓病を患い、昨年春からは眼の重病を患いました。なぜ、たった10年間の間にこれだけの病気を立て続けに患ったんだろう。普段あまり考えることをしない僕ですが、さすがに最近考えを巡らせておりました。そうした中、ちょうど樺沢先生の新刊が発売されたので、これを読み、そこで雷のような衝撃が私の中に湧き起こりました。


「自己洞察力」・・・そうです。病気を患う以前の私は、これがまるで無かったのです。それまでの私は、平日の日中は過密スケジュールの中、忙しく営業等で飛び回り、毎日遅くまで資料作成や事務処理で残業し、ほぼ毎週休日返上で市場調査でいろいろな所へ出かけたり、帰宅してからも一所懸命プレゼン資料を作成したりしていました。
仕事のストレスが膨大だったため、酒やタバコも大好きで、夜遅くまで飲み会に参加して、悪口大会に熱中し、睡眠時間は毎日4~5時間前後でした。


当時の私の身体と精神は、相当疲弊していたはずですが、それまで大きな病気をしたことがなく、根拠のない自信を持っていた私は、全く健康で問題ないと思っていました。
病気になってからも、「とても健康で丈夫だった私が癌であるはずがない!」と「否認」を繰り返し、治療を行ってもなかなか改善しませんでした。


しかし、ある時から、自分の生活記録を詳細につけ、振り返る習慣を持つようになってから、状況は少しずつ変わっていきました。そして、明らかに、以前の健康だった自分とは違うことを実感し、認めざるを得なくなり、本当の自分の姿と向き合わざるを得なくなりました。
自分の現実の状態を把握し、「病気を治すためには、今の自分は何をすれば良いのか?」と前向きに考えられるようになりました。「癌細胞を尿で排出した方が良い」と聞けば、妻にカリウムがたくさん入ったトマトジュースを大量に買ってきてもらって、毎日飲んだり、「気功」を取り入れた体操が良いと聞けば、それに関する本を取り寄せて、毎朝気功体操したり、いろいろなことを試しているうちに、いつの間にか、大変だった病気は治癒に向かっていきました。

 

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(まとめ)
樺沢先生が本の中で仰っている通り、「自分の状態は、自分が一番よくわかっている」というのは、完全な思い込みであり、全然大丈夫な状態ではないのに、「大丈夫」という人は、大抵の場合、「大丈夫」ではないということが、自分の経験を通して考えても、よくわかりました。それは、病気になってしまうと同時に「自己洞察力」が低くなってしまうからだそうです。


本の中で、先生はこう仰っていました。「自分が思っていること、感じていることを言語化する。このことが、自己洞察力をアップさせることにつながる」
今後、私は自分自身への反省の意味も込めて、「自己洞察力」を高めるために、毎日日記を書こうと思います。一項目一行程度で、その日の辛かったことを3つ、楽しかったことを3つ書けば良いそうです。もちろん、このブログも「自己洞察力」を高め、鍛える意味で、続けていきます。


今回は、「自己洞察力」と病気との関係について、書きましたが、これは「ミス」とも密接に関係するそうです。他にも、とても興味を惹き、役に立つことが書かれていますので、興味がある方はぜひお読みください。