5月4日の、新天皇陛下最初の御即位一般参賀に、参加しました。
午前10時から午後3時まで6回もお出ましになられるということで、朝早くから行こうと息巻いておりましたが、朝に弱い性質ゆえ、皇居前広場に着いたのは、午前11時半前でした。
手荷物検査を済ませ、6列で1グループの中の6番というグループに並んだのですが、一体どのくらいの人がいるのだろうと思われる、ものすごい人の数でした。
学生の頃の体育祭のような感じで並んでいて、遠くの方で皇居内を進んでいく人の列は見えるのですが、一向に進む気配はありませんでした。
とても良く晴れていたので、日光は結構強く、かなり汗を掻くくらい暑く、座り込む人が続出しました。
なんだかんだで、広場ではこの状態で、約1時間半待たされました。
やっとのことで進み始めたのが、午後1時ころでしょうか。
大勢の人たちと共に歩いて、二重橋を渡り、皇居正門をくぐりました。
門の前の警備のため、直立不動で立っている警察官の方も大変そうです。
皇居内の建物を眺めながら、ぞろぞろ歩きました。
初めての皇居なのですが、緑がキレイで、江戸時代から残っていると思われる建物が立派で、感動しました。
やっと、最後の門をくぐり、陛下がお出ましになられる建物の前に着きました。
しかし、後から後から大勢の人たちが集まり、最終的にはこの超満員電車のギューギュー詰めの状態で、さらに45分くらい待たされることになりました・・・
相変わらず、強い日光が照りつけるため、非常に蒸し暑い状態で、日傘をさす人が多く、その傘のせいで陛下の顔が見えなくなると心配する人が多く、「傘をさすのやめてくれ!」「自分だけ見えればいいのか!傘さすのやめろ!」と叫ぶ人も多く、けっこう会場内は殺気立っていました。
この状態で、陛下がお出ましになるまで45分程度待つことは、拷問に近い状況でした。
お出ましになるまでに、結構多くの方が、倒れて会場奥のテントまで運び込まれていました。
しかし、やっと天皇皇后両陛下,秋篠宮皇嗣同妃両殿下,眞子内親王殿下及び佳子内親王殿下がお出ましになり、殺気立った場内の空気は一変しました。
ただ、最近の傾向か、みんなスマホを高く掲げて写真や動画を撮るため、とても見えづらく、背の低い女性などは「全然見えないわ」とボヤく人が結構いました。
僕たちは5回目の午後2時の陛下のお出ましに参加することになったのですが、陛下が「このように暑い中、来ていただいたことを深く感謝いたします」と、参加者を気遣うお言葉をかけていただけたのは、とても新鮮で驚いたと共に、陛下にとても親しみが湧きました。
お出ましになられた時間は約5分くらいでしょうか。
陛下御一行が退場されたと同時に、僕たち参加者も退場することになったのですが、あまりにも人が多く、また倒れて看病されている方があちこちにいるため、なかなか進まない状態でした。
まあ、今回始めて一般参賀に参加したのですが、結構キツかったです。
今後は年始の一般参賀となるのでしょうが、冬の寒い中でこのように待つのも、かなりツラいのではないでしょうか。
ご高齢の方や、体力に自身の無い方は、相当覚悟して行かれた方が良いかと思います。