肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

肥満と薄毛の話題だけではなく、趣味の読書・音楽・映画などのご紹介もしますよ。

樺沢紫苑「インプット祭り」セミナー(その2)

前回の続きです。

pilgrim1969.hatenablog.jp

今回の樺沢紫苑先生のセミナーで最も特徴的なのは、講師の講義を聞くだけの受け身だけの内容ではなく、ワークがあって、その内容を隣の人と話してシェアすることでした。

これは意外と良いかなあと思いました。

講義を聞いて、自分なりに咀嚼して納得して帰るという方法も別に悪くはないと思いますが、隣の人と話すだけでも「ああ、この人はこういう風に受け止めたんだ」「ああ、この人はこういうことで悩んでいるんだ」ということがわかり、ちょっと視野が広がります。

また、ちょっと恥ずかしいのですが、自分が書いたワークの資料を公開します。

f:id:pilgrim1969:20190825165653j:plain

このように、セミナーの前に、「どのようなことで悩んでいるのか」「今回一番学びたいことは何か」をはっきりさせることは、とても重要だなあと思いました。一番いけないのは、「なんとなく」だそうで、特に目的なくセミナーに参加したり、本を読んでも、素通りしてしまうことが多いのだそうです。

 

今回のセミナーで、気づいたことを3つほど書きたいと思います。

①「本当に必要な情報」以外は捨てる勇気を

会場でワークを行いました。

この1週間で、ネットで見たニュース・情報・ブログなど覚えていることをひたすら書き出すというワークです。制限時間は1分です。

毎日、スマホやパソコンで見ているので、結構覚えているかな?と思いましたが、いざ書き始めてみると、なぜか出てこない・・・

何とか思い出して書いてみましたが、5つしか書けませんでした。

樺沢紫苑先生が、いくつ書けたか、会場の人に手を上げるようお願いすると、2個・3個という人が意外と最も多く、5個の私は多いほうだということです。

樺沢紫苑先生が別のセミナーで同じワークをして集計した結果、平均は3.9個ということでした。

僕たちは、毎日毎日スマホやパソコンで、いろいろな数多くの情報を得ています。

最低でも一日30分で20個の情報を見ているとすれば、一週間で140個の情報を見ているはずですが、結局覚えているのはせいぜい3~4個です。

樺沢紫苑先生いわく、情報吸収率はたったの3個で、残りの97%は全て忘れてしまっているのです。

なんという、効率の悪さでしょう!

そのためには、インプットの精度を高め、自分にとって本当に必要な情報とは何かということを予め定めていることが必要であり、必要でない情報は見ない、要するに捨てる勇気が必要だと樺沢紫苑先生は言っていました。

f:id:pilgrim1969:20190901135250j:plain

②のれんの法則

樺沢紫苑先生は精神科医なので、診察の際、患者さんから常にネガティブな話を聞かされているそうです。毎日毎日このような状態だと、ストレスを受け続けて頭がおかしくなってしまうのではないかと思うのですが、それはないそうです。

なぜなら、「楽に聞く」コツを知っているからだそうです。

僕も日常、仕事では取引先のクレーム対応などや、上司・同僚・部下など会社の人たちの愚痴、家族の愚痴などを聞かされています。

正直これらはとてもストレスのかかることで、知らず知らずのうちに自分の中にストレスを溜め込んでいて、会社から帰った後や、週末の休日はグッタリしてしまいます。

僕もそうですが、日本人というのは基本生真面目なので、「きちんと受け止めなくてはいけない」「きちんと返さなくてはいけない」と思いがちです。

樺沢紫苑先生は、それが間違いであり、こんなことを続けていたら、いずれは精神疾患になってしまうとのことでした。

「受け止める」のではなく、のれんのように「ふわり」と受け流すことが重要だと言うのです。

「なるほど・・・」と私は膝を打ちました。

物理の作用・反作用の法則ではありませんが、時速140kmの超高速のボールをきちんとミットで受け止めようとすると、ものすごい衝撃がかかります。でも、のれんのようにふわりと受け流すと、時速140kmの超高速ボールであっても、痛くも痒くもありません。

話している相手には悪いのですが、話は聞いていても、心はのれんのようにふわりと受け流せば、かなりストレスは軽減されるんだな、と思い、早速明日から活用してみようと思います。

f:id:pilgrim1969:20190901135646j:plain

③情報を「宅配便化」する

先程の「「本当に必要な情報」以外は捨てる勇気を」でも述べましたが、僕たちの有限の時間を使って、効率良く、必要な情報を得るためには、まず「自分にとって本当に必要な情報とは何か」をはっきりさせることが重要だということです。

これが定まりさえすれば、後は必要な情報が自動的に宅配便のように自分のところへ来れば良いわけです。

そのためには、自分が何に興味・関心があるのか一度紙などに書き出して眺め、視覚的に脳にインプットすることで、脳内に「アンテナ」が立ち、ネットや書店などの膨大な情報が集まっている場所でも、すぐに必要な情報が見つかるとのことです。

他にも、自分の興味・関心のある情報・必要な情報を発信している情報発信者(キュレーター)をフォローしたり、Googleアラートを設定するなど、いろいろな方法があるそうです。

f:id:pilgrim1969:20190901175127j:plain

以上、簡単に 僕の気づきを述べましたが、とても実り多いセミナーでした。

すでに、東京・大阪のセミナーは終了して、残すは9月14日の札幌でのセミナーのみとなっているようですので、お近くの方は参加してみてはいかがでしょうか。

http://impulse-ex.com/L2334/h14254/116021

 

まだ、「インプット大全」の本は読んでいる途中ですが、全て読み終わった後は、更に多くの気付きが得られていると思います。

次回は、書評で皆様に僕の気づきをお伝えいたします。

f:id:pilgrim1969:20190901175836j:plain