先日9月8日の高橋幸宏氏の新宿文化センターでのライヴの前に、日本橋高島屋で催されている「市川海老蔵展」に行ってきました。
市川海老蔵が今まで着てきた本物の歌舞伎の舞台衣装がいくつも展示されていて、とても見応えがありました。
下は、勸玄くんが約4分間にわたる長口上を述べ、話題となった歌舞伎十八番の「外郎売(ういろううり)」で海老蔵と勸玄くんが着ていた衣装です。
実際に近くで見てみると、とても仕立てが良く立派でした。
下は同じ歌舞伎十八番の「暫(しばらく)」で着ていた衣装ですが、面白い形をしていて、豪快です。見るからにとても重そうで、これを着て、演技をする海老蔵はスゴイ!と素直に感心しました。
下は「暫(しばらく)」で被っていた兜です。
約3kgほどあるということで、それと同じ重さの米俵が置いてあり、手で持ち上げてみたら、かなり重かったです。海老蔵の大変さを痛感しました。
こちらも歌舞伎十八番の「勧進帳(かんじんちょう)」で着ていた衣装です。
なかなか風格があります。
こちらも歌舞伎十八番の「助六(すけろく)」で着ていた衣装です。
なかなか粋で、凛々しい色男の風格を醸し出しています。
他にも色々ありましたが、「歌舞伎十八番」の衣装が数多く展示されていました。
説明が書いてありましたが、「歌舞伎十八番」とは、江戸時代の終わり頃に、七世市川團十郎により選定された市川團十郎家のお家芸とのことです。
ただ、内容がよくわからなくなってしまった演目もあり、歴代の市川團十郎が復活を試みており、海老蔵の父:十二世市川團十郎も復活に力を入れていたそうですが、市川海老蔵も「歌舞伎十八番」復活には相当熱を入れているようです。
最後の方の展示では、勸玄くんと一緒に演じた演目の衣装がいろいろと展示されていました。
下は、小林麻央さんが亡くなった直後の2017年7月に、勸玄くんが初めて演技した、通し狂言「駄右衛門花御所異聞」で着ていた二人の衣装です。
今では堂々と「外郎売」で長口上を述べる勸玄くんですが、当時の初々しい勸玄くんを思い出します。
まあ、展示物だけではなく、笑いを誘うモノもありました。
下は僕です。意外と凛々しいですね(笑)
海老蔵の楽屋の模型です。
なかなかリアルでした。
市川海老蔵展は、東京と大阪は終了してしまいましたが、次回は横浜高島屋で、10月16日(水)から28日(月)まで開催し、その後は京都と名古屋でも開催するそうです。
詳しくは、下記のサイトをご覧ください。
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/ebizo_ichikawa/#venue