僕は埼玉県川口市の出身で、12年前まで東川口に住んでいました。
行きつけのヘアカットサロンがあるので、今でも月に1回東川口に行くのですが、住んでいた頃はあまり地元の神社寺院などに興味はありませんでした。
鎌倉・江ノ島・高尾山などには行くのに、自分の生まれ故郷の神社寺院に行かないのはどうかと最近思い始め、うちのカミさんがネットで東川口周辺で探してみると、この九重神社(ここのえじんじゃ)が出てきました。
個性的で素晴らしい御朱印で有名とのことで、ヘアカットサロンに行く前に、九重神社に行ってみることにしました。
コロナウィルス感染による外出自粛ムードの中、どうしようかとも思いましたが、休日もずっと家の中にいるのは飽き飽きしてきたし、神社に祈願することによって、感染を防ぐことも出来るのではないかと考え、強行しました。
駐車場が数台あるとのことで、そこに停めようと車を進めたのですが、あまりにも細い地元民しか使わないような道路に遭遇してしまったので、すぐにあきらめて、近くのマルエツの駐車場に停め(もちろん買い物しました)、そこから歩いていきました。
でも、神社というのは辺鄙でわかりにくい場所にあるのが通常で、初めて行く僕たちは結局迷いに迷い、交番に聞いて、やっと辿り着くことができました。
「密蔵院」という地元では有名らしいお寺があり、コロナウィルス騒動の最中にもかかわらず、かなり賑わっていましたが、九重神社はその隣りにありました。
九重神社も結構賑わっていました。
それほど広くはない神社ですが、個性的で素晴らしい御朱印が有名とのことで、列に並んで申し込むことにしました。
御朱印は様々な種類があり、標準のデザインのものもありますが、季節ごとにデザインを変えているのが特徴とのことです。
今は春なので、桜の木をデザインした2種類(「オーブ」と「桜吹雪」)の御朱印が季節限定であり、値段は1000円と決して安くはありませんが、迷わず申し込みました。
この神社の御祭神は、「スサノオノミコト」で、菅原道真公のゆかりもあるそうです。
創建は、江戸時代中期と言われ、大宮氷川神社の分霊を勧請したとのことですが、定かではありません。
ただ、この川口市安行の旧原村に住んでいた人たちの鎮守の神様として慕われてきた歴史があり、現在でもその名残があるようです。
九重神社が誇る有名な御神木です。樹齢は600年ほどだそうです。
600年前というと、室町時代中期頃なので、相当古いことがわかります。
「スダジイ」という椎(シイ)の木の一種で、川口市の保存樹木に指定されているそうで、幹周りは6.5mを超えるそうで、相当太いですね。
御神木の向こうには、「御嶽山」という小高い山があって、ちょっと階段を登ると「頂上」に着くのですが、この地域で最も高い場所で、晴れていると筑波山や日光連山が見えるそうです。
このようにしているうちに、御朱印が出来たので、取りに行きました。
素晴らしい御朱印でした!
こちらが、「オーブ」のバージョン。
右側の「九重神社」の文字の上を、「オーブ」のように桜の花びらが舞っています。
こちらが「桜吹雪」のバージョンです。
埼玉県のローカルな神社ですが、ご興味のある方はぜひ立ち寄ってみてください。