肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

肥満と薄毛の話題だけではなく、趣味の読書・音楽・映画などのご紹介もしますよ。

再び鎌倉(北鎌倉ショートコース)

また、今週も鎌倉に足が向いてしまったのですが、今回はかなり寝坊してしまい、車で大船駅に着いたのが、午後2時半を回ってしまいました。

お寺の拝観はだいたい午後4時もしくは午後5時までなので、大船から一駅で、すぐ駅前にある北鎌倉の円覚寺に行くことにしました。

こちらは現在(2020年7月4日現在)通常通りの午前8時から午後4時半まで拝観可能です。

円覚寺は、なんだかんだ言って、数年ぶりでしょうか。

お天気もぐずついていて、遅い時間だったせいか、人もまばらで、とても静かな雰囲気を醸し出していました。

 

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円覚寺の総門 壮大な円覚寺はこの門を抜けることで始まる

まず、総門を抜け、受付で拝観料を支払い、向かって左側の「閻魔堂」に入り、参拝、ちょうどお寺の方が、弓道をやっておられました。

 

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総門と山門の間の向かって左側にある閻魔堂

 

その後、円覚寺の山門をくぐります。

この山門をくぐることで、現世の諸々の煩悩を取り払って、奥の仏殿に至ると言われています。心なしか、スッキリした気持ちになったような感じがします。

 

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円覚寺の山門 この門をくぐることで、現世の諸々の煩悩を取り払って、奥の仏殿に導かれると言われている。

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円覚寺の御本尊 穏やかでありながら厳格さを感じさせる表情をしておられます。

円覚寺の御本尊は、冠をかぶっておられるので、宝冠釈迦如来と呼ばれ、華厳の盧遮那仏 (るしゃなぶつ)とも称され、穏やかさの中に厳格さを感じさせる表情をしておられます。

寝坊をして鎌倉に着くのが遅くなってしまい、自分を責め続けて、機嫌が悪かったのですが、「お前、今回はいいから、次回からもっと早く起きて来いよ」と言われた気がしました。

本堂の中は、気品を感じさせる華美と荘厳さを感じさせます。

 

7月に入り、本来であれば紫陽花の季節は終盤を迎えているはずですが、今年はまだまだ満開でした。

 

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満開に咲き誇る、円覚寺境内の紫陽花

境内の参道は、奥の方に真っすぐ伸びており、どんどん進んでいくと、左側に創建当初からある「放生池」が見えてきました。

 

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創建当初からある「放生池(ほうじょうち)」

静かで、心が落ち着く眺めです。

2000年に方丈裏庭園と合致した自然の姿に復元したとのことです。

そして、少し進むと、左側に「佛日庵」があります。

 

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佛日庵はその開基 北条時宗公を祀る塔頭寺院で、この開基廟には、時宗公・貞時公・高時公の棺が安置されている

円覚寺は、そもそも元寇戦没者を供養するために、鎌倉幕府の時の執権、北条時宗公が建立したお寺ですが、この「佛日庵」は、時宗公が小さな庵を結んだ場所で、禅の修業に励んでいたとのことです。

奥には、川端康成の『千羽鶴』や立原正秋の『やぶつばき』などの小説にも登場する茶室は、この「烟足軒(えんそくけん)」であると言われていて、静かに鎮座しています。

 

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川端康成の小説「千羽鶴」に登場する「烟足軒(えんそくけん)」


前に植えられた枝垂れ桜は、大佛次郎の奥方から贈られたもので、季節ごとに清楚な彩りを添えてくれます。

この「佛日庵」では、抹茶と落雁のセット(500円)が頂けるのですが、この日は時間が遅く、残念ながら頂けませんでした。

更に奥へ進んでいくと、突き当りは、「黄梅院」です。

 

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室町時代に足利氏の手厚い保護を受けた「黄梅院」

黄梅院は、第十五世夢窓疎石の塔所と言われていて、1354年、門弟の方外宏遠が開創したそうです。室町時代には、足利将軍家鎌倉公方の手厚い保護を受けて関東夢窓派の拠点となり、隆盛を極めたそうです。1368年、室町幕府二代将軍足利義詮の遺骨が分骨され、足利氏の菩提寺としての性格も帯びるようになったそうです。

 

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円覚寺御朱印 円覚寺らしい整った雰囲気を出しています。

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佛日庵の御朱印 円覚寺には書いてなかったのですが、「鎌倉観世音第三十三番」らしいです。

 

円覚寺を堪能したら、午後4時を過ぎてしまい、円覚寺だけで終わったら、なんだかもったいないので、急いで出て、「北鎌倉葉祥明美術館」へ向かいました。

葉祥明氏は、熊本出身のメルヘンで幻想的な絵を描く画家であり、絵本作家で、僕たちはこの人の作品が大好きです。

 

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熊本出身のメルヘンな絵本作家で、画家の葉祥明氏の作品が展示されている「北鎌倉葉祥明美術館」

とてもメルヘンで「夢」と「癒やし」を感じさせる風貌の建物です。

一応年中無休で、コロナ禍の現在でも午前10時から午後5時まで開館しています。

詳しくは、以下のリンクからどうぞ!

https://www.yohshomei.com/

閉館時間が迫っていたので、美術館の展示は観られなかったのですが、ミュージアム・ショップでいろいろな物を買いました。

 

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北鎌倉葉祥明美術館で購入した品々 左から書籍・CD・葉さんのメッセージ入り絵画カード・コースター・

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オリジナル・トートバッグですが、イラストも良く、生地も丈夫なキャンパス生地で、確か1500円ほどだったと思いますが、とてもお買い得でした!

 

北鎌倉葉祥明美術館を出て、横須賀線方面へちょっと進むと、右側に、民家を改造したと思われる、看板のないちょっと気になる茶店がありました。

あとで、数年前の「まっぷる」で調べたところ、「鎌倉明月(かまくらめいげつ)」という結構有名な茶店のようで、店のつくりが風流で、前庭がなかなか素晴らしく、店内は囲炉裏を囲んだテーブル席で、なかなか趣がありました。

 

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「鎌倉明月」の店内 中央に囲炉裏があって、店主のおばちゃんが浅草で買ったと言っていた古民家の模型が良い雰囲気を出していました。

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この店のオススメである「抹茶とわらび餅のセット」(850円だったと思います)をいただきました。三重県万古焼の器が置いてあり、自分で好きな器を選べます。

 

店主と思われるおばちゃん(70代くらい?)がいて、最初は無口であまり愛想がなく、少し警戒しているのかな?という感じでしたが、他のお客さんが全ていなくなったと同時に、「明月院に行ってきたのですか?」という質問を皮切りに、機関銃のようなおしゃべりが始まりました。

 

最初はお互いの軽い身の上話だったのですが、そのうち、鎌倉のお寺と、住民との日常の話になり、次第にお寺の悪口の話になりました。

 

おばちゃんの話によると、鎌倉のお寺というのは、自分たちが観光客を呼び寄せているおかげで、住民の生活が潤っているという自負があるようで、住民に対して非常に「上から目線」なのだそうです。

 

まだこの地域では、「回覧板」を回す習慣があるようで、もちろんお寺にも持っていくのですが、お寺の内部には、いわゆる「派閥」があるようで、お寺の中に小さいお寺がいくつもある場合、その小さいお寺同士で何かいがみ合いがあるのか、決して回覧板を回さないそうです。

そこで、仕方なく、町会長がわざわざ出向いて、小さいお寺から小さいお寺に回覧板を回すのだそうです。

 

また、住民の公共のゴミ置き場も、お寺の都合の良い場所に移動させるよう、仕向けたりするそうです。

 

僕たちは、「そういうこともあるのかな」とは思いましたが、鎌倉の住民であるおばちゃんから直接赤裸々な話を聞かされ、「なんだかなあ」とちょっとイヤな気持ちになりました。

 

また、ちょうど東京都知事選の直前だったので、候補者の話になり、おばちゃんは小池都知事が大嫌いなようで、小池都知事の若い頃の良くないイメージの話をし、熊本県副知事の小野泰輔さんをしきりに薦めていました。

 

そんなこんなで、かなり長くなってしまいました。

遅く鎌倉に来たにも関わらず、不思議な経験をした一日でした。

また、鎌倉の別の場所に行ったら、ご報告いたします。