2020年9月24日から銀座松屋にて開催されている「ムーミンコミックス展」に行ってきました。
8月9日のムーミンの日に、飯能のムーミンバレーパークに行った時に、チラシを受け取ったのですが、ムーミンファンとしてはぜひとも見に行かなくては!と思い、遅い夏季休暇を取って、妻と見に行ってきました。
中は写真撮影禁止で、お見せできませんが、ロンドンをはじめ、世界中の新聞に連載されていたムーミンのコミックスのスケッチや原画など、貴重な作品が展示されていました。
ムーミンのマンガは、戦後間もない1947年に始まったのですが、イギリスの「イブニング・ニュース」での連載が1954年より始まり、作者のトーベ・ヤンソンと弟のラルス・ヤンソンが協力して描いていました。
やがて、ムーミンの人気によって、トーベ・ヤンソンが注目を集め、マルチ・アーティストとして多忙を極めてくると、新聞の連載に手が回らなくなり、頭を抱えていたところ、アーティストの母が、今後は弟のラルスが担当するように伝えたそうです。
そして、1959年の新聞社との契約更新後、1975年までラルスによるムーミン・コミックスの新聞連載が続いていくのでした。
ラルスは、トーベを手伝っていたこともあり、自身も才能があったことから、新聞社の担当編集者でさえ、作者交代が密かに行われていたことに気づかなかったそうです。
中に入ると、第1話から順番に、実際にトーベとラルスが描いたスケッチなどの原画が展示されています。
当時は、これらのマンガの原画は、独立した芸術作品として認められていなかったようで、かなりズサンに扱われていたらしく、全部は残っていなかったようですが、それでも、トーベのドローイングや習作が99点、ラルスの原画が180点、合計279点もの作品が展示されていて、かなりの見ごたえがあります。
僕らはかなり真剣に見ていたので、最後にはフラフラになってしまいました。
フラフラになりながら、展覧会場を出ると、そこには広大に広がるグッズ売り場、しかも、ここでしか販売されていない限定商品ばかり。
一気に疲れが吹き飛んで、グッズに見入ってしまいました。
でも、まずは、「ムーミンコミックス展公式図録」は買っておいたほうが良いと思います。
展示されていた作品が全て網羅・格納され、後から振り返るのに、とても役立ちます。
僕たちは、いろいろとグッズを見て検討して、結局33,000円弱相当のショッピングをしてしまいました。
でも、ここでしか売っていない、なかなか良いデザインのパーカーや、トートバッグ、75周年記念のムーミン・ムーミンパパ・ムーミンママのとても愛らしいぬいぐるみなど、とても価値あるものを手に入れたと思っています。
10月12日(月)まで、開催しておりますので、興味がある方は、下記のリンクからどうぞ!!