肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

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サザンオールスターズ「ほぼほぼ年越しライブ2020」

だいぶ経ってしまいましたが、昨年2020年の大晦日午後10時より、サザンオールスターズ「ほぼほぼ年越しライブ2020」の配信ライブを観ました。

2020年6月25日の初めての配信ライブに続いて、2回目ですが、今回はドラムの松田弘の肩の手術の都合上、収録での配信となりました。

著作権の都合上、画像はお見せできませんが、簡単にレポートしたいと思います。

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配信ライブを観た方だけにメールで送られた「OFFICIAL DIGITAL FLYER」だそうです。

今回のライブは、午後10時を5分ほど遅れて始まりましたが、年明けの午前0時40分ごろまで、実に2時間40分ほどに亘る、圧巻のライブでした。

アンコール含めて、全24曲、本当に大満足でした。

 

しかし、最初の映像はステージではなく、「細野晴臣のイエローマジックショー」とほとんど同じような、「昭和のお茶の間の風景」のセットが現れ、メンバーがみんなドテラを着て、桑田さんがお父さん、原由子さんがお母さん、などに扮して、軽妙なコントを展開しました。

「イジラレ役」の毛ガニさんが、「Uber Eats」ならぬ「ケーバー・イーツ」のドライバーに扮して、テレビを運んできたコントは、結構笑ってしまいました。

 

そんなこんなで、コントが終わった後は、前回と同じ、横浜アリーナのステージに、メンバーが登場し、「ふたりだけのパーティー」の軽快な演奏からスタートしました。

その後、ライブでは恒例の「My Foreplay Music」に移り、ライブは徐々に盛り上がっていきました。

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いろいろな配信ライブを観てきましたが、アーカイブの見逃し配信を設定してくれるのは、サザンオールスターズだけです。とてもサービス精神旺盛です。

今回のセットリストの特徴としては、普段ライブでは演奏されていない曲が多かったことです。

桑田さんの毎週土曜日にFM東京で放送されている「桑田佳祐やさしい夜遊び」でも、桑田さんが言っていましたが、一度もライブでやったことがなかった曲を積極的にやってみたかったそうです。

「いとしのフィート」「恋するマンスリー・デイ」など、珍しい曲をやってくれました。

恋するマンスリー・デイ」は、原由子さんの生理の時のことを歌ったそうですが、この曲はかなり気に入っているそうです。

その後、90年代の名盤「世に万葉の花が咲くなり」に入っていた、さわやかな曲調の「君だけに夢をもう一度」が流れましたが、この曲は松田弘のお気に入りだそうです。

桑田さんは、選曲に迷った時、必ず松田弘の意見を聞くのだそうで、前回6月25日の時も「夏をあきらめて」と「海」のどちらにしようか迷って、松田弘に聞いてみたところ、「海」がいいとのことで、こちらを選んだと言っていました。

その後、1981年の「ステレオ太陽族」に収められていた名曲「夜風のオン・ザ・ビーチ」のしっとりした夏の海辺を思わせるメロディーが流れ、映像が夕日の海辺の風景を思わせる色調のライトとなり、とてもうっとりした気分となりました。

そして、特徴的なギターのリフで始まる10曲目の「Ya Ya (あの時代を忘れない)」が流れた時は、思わず懐かしくなって、涙ぐんでしまいました。

この曲も、ほとんどライブで演奏されることはありませんでした。

そして、怒涛のように、珍しい曲が続きます。

1990年の「Southern All Stars」に収められていて、映画「稲村ジェーン」でも使われていたサンバ調の曲「愛は花のように(Ole!)」。

1982年の大ヒットシングル「匂艶THE NIGHT CLUB」のB面だった「走れ!!トーキョー・タウン」。

1997年のシングル「BLUE HEAVEN」のカップリング曲「世界の屋根を撃つ雨のリズム」。この頃の桑田さんはレディオヘッドに凝っていて、影響されて作った曲だそうです。

なかでも「走れ!!トーキョー・タウン」に桑田さんは思い入れがあったようで、自身のラジオで何回か流しています。

あと、珍しいところでは「ボディ・スペシャルⅡ」でしょうか。

少しスローなアレンジで始まった演奏は、かなりレアだったと思います。

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今回のライブにちなんだオフィシャルグッズの販売も行っています。僕はライブでメンバーが着ていたピンクの「SMILE Tシャツ」を妻の分含め、購入しました。

その後は、恒例の「エロティカ・セブン」「BOHBO No.5」と続き、「マンピーのG★SPOT」で、桑田さんがいつもの「ヅラ」をかぶって、会場はお祭り騒ぎとなって、新年を迎えました。

収録だったので、数分、年越しのタイミングがずれてしまったのは、ご愛嬌ですね。

新年を迎えた後は、「希望の轍」「夕方Hold On Me」と盛り上がるナンバーが続き、最後はこれも恒例の「勝手にシンドバッド」で再び最高潮の盛り上がりとなり、約2時間40分に亘るライブは終了しました。

 

でも、これで終わらないのが、桑田さん!

再び、冒頭の「細野晴臣イエローマジックショー」セットに戻り、桑田さんがトイレから出てきて、アソコをズボンのチャックに引っ掛ける「ドリフ的な」ギャグで笑わせ、メンバー全員でまた軽妙なコントを行って、終わりました。

これで終わりかと思ったら、今度は素敵なエンディングが待っていました。

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全国の主要都市で、このライブのために花火を打つ上げたそうです。まあ、本当にスゴい演出ですね!

全国主要都市で花火を打ち上げる映像が、今回のライブのテーマ曲とともに流されました。

とてもキレイで、素晴らしい花火の映像でした。

2020年はコロナの影響で、各種イベントが中止となり、花火職人の方々はとても大変な状況だったと思います。

桑田さんは、一見すると、「オチャラケた、ふざけた人」のように見えますが(ラジオでもそんな感じです)、実は色々と考えている人なんだなあと、感心しました。

 

2021年も、桑田さんは何かやってくれることを期待しています。

なお、このライブはおそらく前回と同じように、数カ月後にWOWOWで放映されると思いますので、ご興味のある方は観てみてください。