皆様も車を所有して、乗っている方が多いかと思います。
僕も、当時新車だったプリウスを2013年に購入して、今年(2021年)で8年になりますが、とても運転しやすい車で、日々愛用しています。
でも、車というのは、高価な物の割には、「剥き出し」の状態で外に放置しているものなので、気苦労が絶えないものですよね。
まあ、車検や点検などの費用、毎年の自動車税や、ガソリンやオイルなど、結構大きなお金が費やされるものですが、僕が最も悩まされているのが、「キズ」です。
とにかく、車のキズというのは、知らないうちに付いているものです。
「あれーー?!」と、見に覚えがない箇所に、キズがついているのを発見するのはとてもイヤなものです。
中でも避けることが出来ないものに、「飛び石」があります。
僕のプリウスも、購入して2ヶ月と経たないうちに、ヘビーな「飛び石」の洗礼を受け、天井に「ガツン」とぶつかってきて、キズが付いてしまいました。
見ようによっては、大したこと無いキズだったのですが、購入して間もない時期で、とてもイヤな気分で納得がいかなかったので、保険で直すことにしました。
天井は一部のみの補修は出来ないとのことで、屋根部分一式の交換が必要とのことで、そっくり取り替えて、その修理費15万円!
おかげで、翌年の保険料が結構上がってしまいました。
それから、正面衝突事故、自損事故など・・・
イヤーな経験をしてまいりましたが、昨日鎌倉に初詣に行く途中で、8年ぶりの「飛び石」の洗礼をまたもや受けてしまいました。
昨日は風がことのほか強かった日で、横浜新道あたりで、枯れ葉が宙を待っていて、「やだなあ」と感じていたのですが、次の瞬間「ピキッ!」という音がしました。
天井の方から聞こえてきたような気がしたのですが、助手席に乗っていた妻が、「フロントガラスに汚れが付いたみたいだから、試しにワイパーで拭ってみて!」というので、拭ってみたら、汚れが小さくなりました。
「なーんだ。ただの汚れだよ」と少し安心したのですが、なんかミョーに不安な感じがしたので、駐車場に到着して、フロントガラスの汚れの部分をウェットティッシュで拭いてみました。すると、汚れはみるみるうちに消えていったので、大丈夫だなあと思っていたら、そのすぐ上の点のような汚れに気づき、それも拭いてみました。
でも、一向に消えず、触ってみると、キズのような凹凸があるような感触がありました。
「あーあー」という気分でした。
よーく見なければ、わからないような小さなキズではありますが、やっぱり気分はよくありません。
気を取り直して、いつも参拝している御霊神社に行き、お守りを買ったり、おみくじを引いたりしました。おみくじは「吉」で、特に悪いことは書いておらず、それなりに参拝を楽しみましたが、やっぱり心の奥底にはモヤモヤとしたものがありました。
でも、いつも行っている藤沢駅前の美味しいインドカレー料理店で食事をして、「まあ、おみくじも悪いことは特に書いてなかったし、フロントガラスのキズはそんなに大したことは無いのだから、気を取り直して、忘れることにしようか」と思い始めました。
駐車場に行って、車を出すときに、駐車券とタイムズカードを取り出しました。タイムズカードを料金支払機に入れると、1650円の料金から330円割引になるのです。
駐車券を入れて、1650円の表示が出た後に、すかさずタイムズカードを挿入しました。しかし、表示は1650円のままです。クレジットカードを入れたら、330円引きになるのかな?と考えて、クレジットカードを入れてみたのですが、そのまま1650円で決済されて、駐車場のバーは上がりました。
釈然としないまま、車を進めると、横に乗っていた妻が「再度矢印の方向にカードをお入れください、とアナウンスがあったよ」と言いました。
車を止めて、スマホでタイムズのアプリを見て調べてみると、タイムズカードを使った履歴がありませんでした。
「ああ、カードを反対方向に入れたのに気が付かなかったんだ・・・せっかくタイムズカードを入れたのに、330円損した・・・」
先ほどの飛び石の件もあって、二重のショックで、「ドヨーン」とした気分になってしまいました。
たぶん、はたから見ると、大したことはない事件だと思います。
このコロナのご時世、コロナの影響で、もっと大変な思いをしている方はたくさんいるかと思います。
でも、そういうことはわかっていても、やっぱり「悔しい!」「釈然としない」といった思いをすることは、皆様も経験があるかと思います。
昨日(1月16日)は、暦的には「一粒万倍日」「天赦日」という、稀に見る大吉日だったそうですが、僕にはとてもそんな気分にはなれませんでした。
美輪明宏さんの著作「正負の法則」を昔読んでいましたが、こういうことは誰にでもあることで、人生は「良い事」と「悪い事」の繰り返しなのだと思います。
また、美輪さんはこうも言っていました。
「大きな負が来るのを避けるために、先に小さな負を与えることで、神様が守ってくださることがあります。」
「『負の先払い』をすることで、大きな負を免れることが出来ることはよくあります。」
「『正だけの人生』『負だけの人生』というのは有り得ません。もし、『正だけの人生』が続いたとしたら、そのままで済むことはなく、いつの日か突然『大きな負』がやってきて、命を無くすことが多いです。」
僕には、これらの言葉のほうが、心にしみて、しっくり来ました。