「なんでも鑑定団」で有名なブリキのおもちゃ等の収集家で知られる北原照久氏のブリキのおもちゃ博物館がある「TOYS CLUB」に行ってきました。
場所は、みなとみらい線「元町・中華街駅」を降りてすぐの「フランス山」を登っていき、横浜の海を一望できる「港の見える丘公園」の中を通り過ぎ、横浜外国人墓地の横の通りを抜けて、閑静な高級住宅街の中にあります。
昨年9月にも行き、妻がとても素敵な家具や食器のミニチュアを買ったのですが、以来ミニチュアにハマったようで、今回妻のリクエストで、来店することにしました。
店舗の中に入ると、一面クリスマスの雰囲気満載でした。
私はあまり詳しくありませんが、おそらくプレミアが付いた貴重なものなんだろうなあ、と思わせるアンティーク物がたくさん展示されていました。
でも、僕の心にピーンと来たのは、ムーミンのクリスマス・ボールでした。
前回来た時にもいた女性の店員さんに聞いたみたら、ノルウェー産の物だそうで、きちんとした陶器でできているそうです。ムーミン・フローレン・スナフキン・スニフの4つのみで、本国にも在庫があるかどうか分からず、一点物とのことでした。
1個4,500円(税別)で、決して安くはないので、とりあえず1個か2個だけ買ってみるか、とも思ったのですが、「こういう物は1個や2個だけ買っても意味がないような気がして、全部買わないと意味がないのではないか?中途半端な買い方をすると、きっとあとで後悔する。」
コレクター魂あふれる僕としては、そう思ってしまいました。
妻もそう思っているようで、「これはとっても良い物だよ!もし買わないで、帰ったとしたら、きっと後悔すると思うよ。」「帰宅してから、やっぱり買えば良かったな。また来週の土曜日に言ってみようか。とか言うに決まっているんだよ。」「それで、また店に来てみたら、もう売り切れているとか、1個だけ売れているとか、そういうパターンになりそうな気がする。それで、ものすごく後悔するんだよ。」
まさに、今までの僕の人生は、おっしゃる通りでした。
いったん迷って、帰宅して、やっぱり買えば良かったと後悔して、また行ってみると、もう無い・・・そして、ものすごく後悔して、落ち込む・・・
先にミニチュアの商品を選んでいた妻がレジで会計をしている間、ずっと考えていました。
このお店のクレジットカードのリーダーはとても古い型のようで、何回通しても承認されず、別のカードに替えてもダメで、すったもんだやっている間もずっと悩み、やっと承認されて、購入手続きが終わった後、決心して買うことにしました。
また会計にすったもんだするのはイヤなので、まとまった現金を持っていた妻が買うことにしました。しめて税込みで19,800円!!
でも、後悔はしていません。
ムーミン・ファンの僕たちの目利きとしては、これは充分希少価値のある物と、直感でわかっていたからです。
直感って大事ですね。買い物に関して言えば、直感で買った物に、まずハズレは無いと思います。結構、損か得かとか、利便性や機能性などと言って、頭で考えて買った物は、たいがいつまらなくなって、使わなくなってしまうことが多いと思います。
「感情が動くかどうか」
何かを選ぶ時は、この感覚が重要だと思っています。
二人ともご満悦で買い物を終え、メインの店舗の奥にある、この店の一番の売りである「ブリキのおもちゃ博物館」の展示品を見学しました。
今は緊急事態宣言中なので、9:30~17:00の時短営業ですが、ぜひ一度覗いてみてください。日頃のストレスからものすごく解放されますよ!