前回と同じく、今回も飛蚊症の解決に向けてのお話になります。
いくつかのパートに分けて、順を追ってお話していきますので、長くなりますが、よろしくお付き合いください。
前回は、2016年4月に、立川の昭和記念公園に行ったときに、青空を見上げて、初めて「飛蚊症」を意識したお話をしました。
その後、しばらくは、青空を見上げたり、明るい環境でなければ、飛蚊症を意識することはありませんでした。
ただ、明らかに、それまでとは視界の感じが違ってきているのは確かでした。
小さな黒い粒や埃のようなものが、視界のところどころに見えるようになり、ネットでいろいろと調べていました。
5月に入り、僕は転職して、新しい会社に通うことになりました。
新しい会社の幹部からも期待されていたこともあり、「よし!頑張るぞ!」と意気揚々として、仕事に励んでいました。
僕の仕事はそれまでと同じように、飲食店の新しい店舗をオープンするための物件を探して、契約することです。
町の不動産業者を回ったり、以前付き合いのあった仲介業者に挨拶に行ったりと、いろいろと活発に活動していました。
しかし、飛蚊症は確実に進行していました。
それまで、青空を見上げたり、いわゆる外の明るい環境にいなければ、飛蚊症を意識することは無かったのですが、屋内のオフィスにいる時でも、夜の自宅の中でも、だんだん意識するようになってしまいました。
それまで、小さな黒い粒や埃のように見えていたものが、黒くて大きな糸くずやゴミのように見えてきて、常に視界を覆うようになってきました。
眼球を上下左右に動かしても、それらは常についてくるのです。
以前はクリアに見えていた世界が、急に汚れた世界のように見えてきて、はっきり言って、かなりショックでした。
ショックを通り越して、だんだんとメンタルがやられてきました。
当然、仕事にも身が入らなくなり、外回りで取引先を訪問するのもツラくなり、頻繁に休憩するようになりました。
そして、頭の中は、常に「飛蚊症」のことばかり。
仕事をしていようが、休日であろうが、常に「飛蚊症」を解決するために、ネットや本を見て、情報を漁ることだけに、心が向くようになってしまいました。
ネットには飛蚊症のことは結構載っており、原因や症例なども書いてあるのですが、肝心の解決方法については詳しく書いてありません。
最後まで読んでみると、結局目に良いサプリや漢方薬などの宣伝でした。
それらも試してみました。でも3ヶ月くらい続けてみましたが、一向に効果は表れませんでした。
書籍も手あたり次第、読んでみましたが、飛蚊症に関してはほとんど載っていませんでした。
消費者向けの専門医療雑誌もいくつか読んでみましたが、行きつく先は結局ネットと同じように、サプリや漢方薬の宣伝でした。
それまでブルーライトカットのメガネをしていなかったので、すぐに買って、毎日するようになりました。
ただ、これは予防する効果はあっても、すでに何らかの症状が出た後では、治療する効果はありません。
そうしているうちに、頭の中は飛蚊症のことばかり、仕事には身が入らず、契約できるような良い物件は見つかるわけはなく、だんだんと僕の社内での立場は確実に悪くなっていきました。
夏に入ると、厄介者扱いされるようになり、社内の人たちの僕を見る目は険悪になっていきました。
こうなると、本当に「四面楚歌」です。
追い詰められて、なすすべもありません。
途方に暮れている毎日でしたが、飛蚊症を解決するための情報収集は続けていました。
そんな中で、ある眼科医の本を読んで、心に引っかかりました。
初めて飛蚊症について具体的に書かれた本を目にしたのですが、その眼科医によると、運動効果によって、血行を促進すれば、飛蚊症をはじめ、目の疾患は改善するというものでした。
症例も書いてあり、主に毎日のウォーキングで、1日当たり2万歩以上、半年間続けた、飛蚊症の疾患を持つ患者さんが、みるみるうちに改善していったことなども書いてありました。
「もう、これしかない!」
藁をもすがる気持ちだった僕は、この眼科医の病院を訪ねることにしました。
場所は、栃木県の自治医科大学のすぐそばにある「K眼科」でした。
多摩エリアに住む僕としては、かなり遠い場所なのですが、背に腹は代えられません。
すぐに電話をして予約を取り、休日の土曜日に、妻と一緒に行くことにしました。
(次回に続く)
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