3度の手術も無事終わり、僕は晴れて飛蚊症から解放されました。
そして、中原先生から、今回のことを患者の立場から情報発信してほしいと、真剣に頼まれました。
8月1日に手術が終わってから、僕は経過観察を定期的に受け、特に問題は無い状態でした。
老眼は進んでいましたが、これは加齢からくるものであり、一番の心配の種である白内障の兆候は全く見られませんでした。
同時に、生活するために再就職活動を行い、僕は運良く、ある新興の外食企業の会社から内定をもらい、その年の12月1日から勤めることになりました。
直前の11月下旬に、中原先生の診察を受け、硝子体の中には以前見られたような濁りは無くなっていて、綺麗になっており、全く問題は無いことを告げられました。
「○○さん、私が診る限り、全く問題ありませんよ。次回は年明けでもいいんじゃありませんか?」
先生がそう言ったことと、再就職してからしばらくは忙しくなることが予想されるため、次回の検査・診察は、年明けの2018年1月下旬に設定することにしました。
その後、年が明けて、1月下旬に検査・診察を受けましたが、以前と同じように問題となるようなことは見受けられず、再就職先の仕事が忙しくなってきたこともあり、だんだんと深作眼科に行く回数が減り、診察を受けるタームが延びてきて、数か月おきとなっていきました。
僕の眼がほぼ問題無いこともあり、診察担当の先生は、中原先生ではなく、以前受診した鈴木先生や、他の先生になっていきました。
そうしているうちに、翌年の2019年に入り、だんだんと深作眼科に気になることが見受けられるようになっていきました。
僕の妻も、角膜にキズがあることが判明して、六本木の深作眼科に通院していました。女性の先生で、とても熱心でいろいろとアドバイスしてくれる良い先生だったのですが、次第に生気を欠いたようになってきて、突然辞めてしまったのでした。
その後、別の女性の先生が担当するようになりました。この先生も良い先生だったのですが、次回行ったときには辞めてしまっていたのでした。
「これはどういうことなんだろう?」
その後、妻が診察に行ったときには、見たこともない新しい男の先生が担当したそうですが、その先生も次回にはいませんでした。
僕の方はというと、4ヶ月に1回くらいのタームでしたが、横浜の深作眼科に通院して、主に鈴木先生が担当してくれました。
ただ、以前は優しく、柔らかい物腰の先生でしたが、だんだんと疲れてきているように見受けられ、以前のようなソフトで繊細な感じは影を潜めていきました。
ただでさえ、全国各地から大勢の患者さんたちが詰めかけ、いつも混雑しているのに、先生が次から次へと辞めていってしまうのは、さぞかし大変な状況なのではないだろうか。
患者の僕たちでも、内情の察しはつきました。
そんな状況下で、とても心配な中、その年の11月中旬、僕は本当に久しぶりに中原先生の診察を受けることになりました。
(次回に続く)
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