僕の眼の飛蚊症を治療してくれた中原先生に関して、非常に残念な報道がありました。
以前勤務していた深作眼科の顧客データを、在籍時に、不正に持ち出したとのことで、逮捕されてしまったとのことでした。
ただ、不幸中の幸いだったのは、医療ミスや医療事故などで、患者に直接的な迷惑をかけた事件ではなかったということです。
インターネットやパソコンが普及してから、医療業界に限らず、このような事件は珍しくはなくなっています。
一方、この事件の前から、深作先生が中原先生を自身のブログで誹謗中傷していたとのことで、お互いに泥沼の争いがあったそうです。
誹謗中傷していた記事は、今では削除されていますが、僕もそれを読んで、目に余る内容であり、元々自身の右腕だった腹心の部下をここまでこき下ろすのかと、非常に悲しく、残念な思いでした。
以前の僕のブログで、2017年8月に眼の手術を終えて、その後も経過観察として通院を続けていることはお伝えしましたが、以後、先生方が次々と辞めてしまったことはお伝えしました。
僕の妻も受診して、先生方がとても疲労困憊した様子で疲れ切っていて、精気が感じられないことを切実に感じていて、僕もそう感じていました。
そうしているうちに、2019年11月末で中原先生まで退職してしまいました。
深作眼科では深作先生・中原先生以外で手術が出来る医師として、No.3の立場にいた鈴木先生はその後も残って、在籍していましたが、2020年1月に受診した時には、以前とは別人のような表情と雰囲気でした。
以前は、とても柔らかい物腰で、ソフトで知的な印象でしたが、その面影は全くなく、髪型は少し乱れ、表情はやつれていて、話し方も少し投げやりで、ぞんざいな印象を受けました。
そして、その後ほどなくして、鈴木先生も退職されました。
あくまでも推測ではありますが、僕は深作先生にも大きな問題があったのではないかと考えています。
深作先生はもちろん素晴らしい技術を持った眼科医として世界に通用する偉大な先生でありますが、よく診察室で患者さんや看護師さんに怒鳴っているのが耳に入りました。
実は僕の義母も、深作先生の診察を受けていて、僕の妻が付き添っていました。
その時、よくこのようなことを言われたそうです。
私の眼科医としての技術はアメリカでは富裕層しか受けることが出来ない。数百万円の報酬をもらえるような最先端の技術だ。
しかし、この日本では保険診療となるため、せいぜい数十万円で私の手術を受けることが出来る。だから、誰も私の技術の素晴らしさ・ありがたみをわかっていない。
また、ある日こんなことがあったそうです。
僕の義母の手術日を決める必要があったのですが、その頃深作先生は度々海外へ出張されていました。
その頃もちょうど出張期間に重なっていて、看護師さんは深作先生の出張による疲労を考慮して、帰国日の翌々日に手術日を設定しました。
診察の時に、深作先生は手術日を確認すると、突然その看護師さんに向かって怒鳴り出したそうです。
「なぜ、帰国日の翌々日に手術日を設定するんだ!翌日で良いではないか!」
その看護師さんは、深作先生の体調を気遣って帰国日の翌々日に手術日を設定したのに、まさか怒鳴られるとは思っていなかったようで、びっくりした表情となり、その後しゅんとしてしまったそうです。
患者の立場としても、帰国後間もない疲労した状態で手術をしてもらうよりは、しっかり休んで万全の体調で手術をしてもらった方が安心です。
患者や看護師に対して、このような態度を取るのでしたら、中原先生をはじめとした先生方への態度がどのようなものであったかは、想像がつきます。
ここまでお話しましたが、僕としては、深作先生も中原先生も、僕の飛蚊症を治療してくれた恩人です。
直接診察や手術に当たってくれたのは中原先生で、一番の恩人ですが、その中原先生と出逢うきっかけを作ってくれたのは、深作先生の書いた本です。
そして、この二人は、日本の眼科医として最先端の医師であり、その二人が争いを続けるのは、非常に悲しいことであり、とても不毛なことだと思います。
ぜひ、二人が和解し、日本の眼科技術の向上に貢献し、今でも目の病気に苦しむ方たちのために、それぞれの道を究めていっていただきたいと切に願います。
また、ネット上ではこの二人を面白おかしく書いて、誹謗中傷する目に余る記事が多数見受けられますが、あまり本気になさらぬよう、僕からも切にお願い申し上げます。
※YouTubeもやっておりますので、ぜひ下記のリンクからご覧になってください。