先日2021年10月12日に行われた、ユーミンこと松任谷由実のコンサートツアー「深海の街」を観に行きました。
場所は、埼玉県川口市のJR川口駅前にある「川口総合文化センターリリア」のメインホールで行われました。
僕は以前からユーミンの大ファンで、この10年ほどの間、よくライブを観に行くようになりました。
前回は、2019年に行われた「TIME MACHINE TOUR」で、3月10日の日本武道館、4月6日の横浜アリーナのライブを観に行きました。
あれからコロナの世の中となり、2年半ぶりとなってしまいましたが、無事に観に行けて本当に良かったです。
開園時間は18時30分からで、17時半頃には会場に到着していたのですが、すでにものすごい長蛇の列でした。
コロナ禍で、みんな待ち望んでいたのでしょうか。
なんとか、15分前には2階席の自分たちの席に着くことが出来ました。
コロナ禍ということで、各自フェイスシールド(写真)をしなくてはならず、結構取り付け方を理解するのが面倒で、手こずりましたが、なんとか始まる前までに装着完了しました。
18時半になると、すぐに会場が暗くなり、いよいよライブが始まりました。
船員服姿のユーミンとメンバーが現れ、オープニングの曲はなんと「翳りゆく部屋」。
荒井由実時代の名曲ですが、この曲はどちらかというと、ライブの最後を飾るようなバラード中のバラードでしたので、結構ビックリしました。
そして、2曲目はこれまた渋いバラードの「グレイス・スリックの肖像」。
1981年の「昨晩お会いしましょう」に収められていたバラードの名曲ですが、どちらかというと、目立たない、ライブであまり演奏されていなかった曲です。
曲のイントロやエンディングなどに、印象的なフランス民謡と言われる「Frere Jacques」の旋律が使われていて、とてもシックな落ち着いた曲です。
この2曲が厳かに歌われ、演奏された後、コロナ禍の中、制作されたニューアルバム「深海の街」のオープニング曲「1920」が演奏され、「ノートルダム」「深海の街」へとつながる流れは、とても素晴らしく、さすがプロデューサーの松任谷正隆!と、思わず膝を叩きました。
その後、ライブで盛り上がる往年の名曲「カンナ8号線」の演奏が始まると、会場は一気に盛り上がり、総立ちの状態となりました。
ライブツアーは来年の夏まで続くということで、詳細はここまでにしておきますが、今回印象的だったのは、ニューアルバム「深海の街」からの曲と、荒井由実時代の初期の曲が交錯するような構成だったことです。
また、最新の映像技術が組み込まれていて、大勢のユーミンが素晴らしいダンサーとして踊りまくっている映像や、深海の中に潜って、まるで本当に水の中で踊っているような、度肝を抜くリアルなスゴイ映像技術を見せつけられました。
アンコールはいつも通り2回もやってくれて、それらを含め、全22曲演奏してくれました。そして、きっかり2時間で終了しました。
コロナ前でしたら、もっと多くの曲を演奏してくれて、2時間半から長い時は3時間のライブも珍しくなかったですが、やはりコロナの制限がかかっているからでしょうか。
サクッと終わった印象でしたが、それでも内容は濃かったため、充分満足しました。
今回の「深海の街」ツアーは、第1部は12月17日の静岡で終了し、第2部は来年2022年の3月2日から4月23日まで、第3部は5月10日から7月9日までの3部構成になっています。
ユーミンも67歳、まだまだ精力的ではありますが、いつまで元気な姿をライブで見ることが出来るかはわかりません。
ご興味のある方はぜひ一度ご覧になってください。
ユーミンのオフィシャルサイト
※YouTubeもやっておりますので、ぜひ下記のリンクからご覧になってください。