大変だった手術当日が終わり、入院3日目となりました。
前回の続きです。
手術した直後のためか、身体が炎症状態のため、興奮していて、前の夜はほとんど眠れませんでした。
なんとか午後11時ころに眠ったようですが、午前1時ころに目が覚めてしまい、トイレに行って戻った後、全く眠れなくなってしまい、読書灯を点けて読書をするのも周りが気になって読む気にならず、仕方なくイヤホンでずっとラジオを聴いていました。
何時間もラジオを聴いていて、さすがに疲れたのか明け方になって少し眠ったようですが、午前6時過ぎに起きてしまい、そのまま読書したり、顔を洗ったりして、身支度を整えました。
午前8時過ぎにようやく朝食が運ばれてきました。
パンとサラダとバナナと牛乳、コンソメスープでした。
普段は朝食はドリンク系しか飲まないのですが、手術が終わった安堵感からか、すぐに平らげてしまいました。
この日は一日読書をして、まったりと過ごしました。
事故物件に住んでいる芸人の松原タニシ氏の新刊「恐い間取り3」や細野晴臣氏のデビュー50周年記念イベントをまとめた「細野観光」を読みふけっていました。
午前中には点滴棒を外してもらい、身軽になって動きやすくなりました。
ただ、看護師さんからは、手術直後でもあり、コロナ感染の心配もあるので、なるべく病室内にいるように言われ、自由にコンビニなどに行くことは出来ないので、病室で読書する以外にやることはありませんでした。
昼の12時ころになって、昼食の時間になり、食べた後は、またひたすら読書をしていました。
午後になり、先生や看護師さんが僕の手術痕を確認しに来ました。
カテーテルを、右脚の付け根と首の右側の2箇所の血管に挿入しました。
首の右側はすぐに出血は止まったのですが、右脚の付け根は朝の時点でもじんわりと血が滲んでいました。
TOKIOの城島茂に似たT先生に、患部を確認してもらいました。
「おそらく明日には血は止まってくるでしょうから、このガーゼやパッドは明日の夜には外してしまってかまいません。脚の付け根は基本的に不衛生な箇所なので、いつまでも付けていること自体が良くないので。首の方も同じように外してください。両方とも新たに貼り替える必要はありません。」
ガーゼやパッドは意外とうざったくて、貼り替えるのも面倒なので、安心しました。
その後、少し眠っていて、目が覚めて、ふとテーブルを見ると、「入院料金概算額」と書かれた紙片が目に入りました。
いくらだろう?と何気なく見てみると、「約19万円」と書かれていました。
「あれ?高額療養費の限度額適用認定証を提出したはずなんだけど、それは考慮されたのかな?」
収入に応じて、限度額は変わってくるのですが、僕の場合、93,000円だったと記憶していました。
大変な手術だったとはいえ、支払う僕としてはかなり高額な金額なので、ちょっと心穏やかではない気持ちでした。
妻にLINEでそのことを伝えてみると、
「19万円で命が助かったのだから、安いものではないか」
と返事が来たので、「そうか、そんなものか・・・そうだよな・・・かえって感謝しないと」と思い直しました。
しかし、まだ納得していない自分がいて、
「退院する時に、会計の人に聞いてみよう。」
と、心に暗雲が立ち込めながら、そう思いました。
※YouTubeもやっていますので、ぜひこちらもご覧になってください。