肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

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心房細動手術のため入院 その7 いよいよ退院

3泊4日に及んだ手術入院もいよいよ退院日となりました。

前回の続きです。

 

pilgrim1969.hatenablog.jp

 

入院4日目、最後の日、いよいよ退院日です。

午前6時過ぎころ、朝早く目覚めた僕は、午前10時の退院に向けて、いそいそと荷物の整理やまとめ作業に取り掛かっていました。

ある程度目途がつくと、顔を洗い、髭を剃り、トイレに行くなどして、身だしなみを整えました。

 

手術が無事成功したのは、本当に感謝すべきことです。

同室の他の4人の方は皆深刻な病状で、すぐに退院できるような方ではありません。

申し訳ないなあ、という気持ちもありましたが、僕がそのような気持ちになってもどうしようもありません。

ささやかな祈りを捧げました。

 

午前8時になって、朝食が運ばれ、最後の食事をしました。

ソーセージに焼きのり、味噌汁にご飯の典型的な和食でした。

この4日間、ずっとこのような決して量が多くない病院食だったので、だいぶ瘦せたような実感があります。

僕はこのような典型的な和食が結構好きです。入院中は、いつもの食事に比べると量が少なく、ご飯のお代わりも出来ないので、かなり痩せたような気がします。

 

食事が終わり、再び荷物の整理をしていると、TOKIO城島茂に似ているT先生がやってきて、手術でカテーテルを挿入した首の右側と、右脚の付け根の状況を見ました。

手術後の心臓そのものの状況よりも、カテーテル挿入処置をした開口部の方が気になるようです。

T先生が見たところ、ひどくはなっていないようで、こう言いました。

「首の右側に貼ってあるパッドは今日中に剥がしても構いません。そして、再度貼る必要はありません。」

「右脚の付け根のパッドは明朝剥がして構いません。あまり衛生上きれいな場所ではないので、いつまでも貼っておくのは良くありません。こちらも再度貼る必要はありません。」

そう言って、開口部が問題無いことを安心したようで、病室を出ていきました。

 

そしてまたしばらくすると、主治医のS先生がやってきました。

S先生からは、今回の心房細動の生じた原因と今後についての説明がありました。

まず、原因として一つ目は、以前6年前に手術した箇所、左心房からの電気信号の漏れが生じたことでした。

そして、二つ目は、それとは別の個所の右心房の中央の箇所からの電気信号の漏れが新たに生じ、期外収縮を起こしていたとのことでした。

 

期外収縮(きがいしゅうしゅく)とは、異常な刺激によって心臓が本来の周期を外れて早く収縮する不整脈で、正常で規則正しい脈に混じって、時々早い脈が入り込む。不整脈の原因としては最も頻度が高い。期外収縮を起こしている場所が心房の場合は「心房性期外収縮心室の場合を「心室性期外収縮」と呼び分けられる。特に病気がなくても起こる場合が多く、1日に1000回以下(1%未満)の期外収縮は、器質的心疾患がない場合、異常として扱われない

(以上、ウィキペディアより)

 

「ただ、今回の手術により、炎症が生じて、それが期外収縮が起こる原因となっていると思われますが、次第に収まってくると思います。」

不整脈を抑える薬『タンボコール』は継続しましょう。」

「次回の再診は8月31日にしたいと思います。その時に今後のことを話しましょう。」

 

これらの症状がなぜ生じたのかは、明らかにはされませんでしたが、おそらくコロナ禍によるストレス、仕事のストレス、加齢など様々な要因があるのだろうと自分では分析しています。

 

午前10時になり、めでたく無事退院となり、看護師さんに付き添われて、病棟の出口に向かい、セキュリティでしっかり仕切られた透明なドアをくぐって、看護師さんに挨拶をし、エレベーターに乗り込みました。

僕は何度か入院したことがありますが、いつもこの瞬間の気持ちは、「娑婆(しゃば)に出た解放感」にも似た感じです。

「やっと自由になれた!」という解放感で、病院内のコンビニでアイスコーヒーと甘いスイーツを買い、休憩用のテーブルの前のイスに座って、しばらくゆったりと過ごしました。

妻に退院したことをLINEで送り、「良かった!」とすぐに返事とスタンプが届きました。

 

しばらくして、おとといから気になっていた会計を行うことにしました。

機械での会計なのですが、窓口で会計することにしました。

総医療費は、617,640円でした。
高額療養費制度の計算式の、167,400円+(総医療費-558,000円)×1%で計算すると、
おおよそですが、185,628円に近い数字となります。

窓口で質問しようとしたところ、その近くで待機して立っていた会計整理の女性の方が、「どうしましたか?」と尋ねてきたので、「高額療養費の限度額適用認定証を提出していたのですが、会計にきちんと反映されているのかどうか、確認したいのですが。」と答え、「それでは私がお調べしてまいります。」と言われました。

一応、限度額適用認定証の原本を渡し、しばらくソファに座って待っていました。

 

しばらくして、その女性がやってきて、説明してくれました。

「お調べしてまいりましたが、こちらはきちんと計算式通りに反映されているので、問題ございません。」

「そうですか、私は区分イに該当すると思うのですが、右側に「93,000円」と書いてあるので、この金額ではないかと思ったのですが・・・」

僕は区分イに該当し、右の方に「93,000円」と書いてありました。

僕がそう言うと、その女性は僕が見せた「限度額適用認定証の交付を受けられた方へ」の紙片の下の方の細かい字を指して、言いました。

「お客様、実はここにですね。「4ヶ月目から『多数該当』となり、自己負担限度額がさらに軽減されます」と書いてあるのですよ。この、区分イの93,000円の欄の上の方にも『多数該当』と書いてありますよね。このことなのですよ。」

なるほど!思い出した!

僕は以前ガンの治療で長期入院していたことがあったのですが、確かにこの金額が適用されたのは、4ヶ月目からだったことを思い出しました。

何ともわかりにくい制度ではあり、わかりにくい書き方ではありますが、とりあえず納得しました。

細かい字で、※3に、何ともわかりにくい言い回しで書いてありました。

とりあえず納得したので、「仕方ないか」と思い、会計機でクレジット払いで支払い、病院の1階にあるタリーズでパスタを食べ、病院を後にしました。

 

退院後の経過についても、また報告したいと思います。

(次回に続く)

 

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