S先生のススメで、前日は睡眠時無呼吸症候群の検査を自宅での就寝時に行い、翌日借り受けた測定機器を病院へ返却することになりました。
前回の続きです。
翌朝は午前10時に、また病院に行かなければならなかったので、午前7時ころに起きて、身体に巻き付かれていた機器を外しました。
やっぱり、異物が身体に巻き付いていて、普段と違う感じなので、あまりグッスリ眠った感じがしなく、ボーっとした感じでした。
ボーっとした感じで、身支度を済ませ、家を出ました。
この日は、主治医のS先生との約2ヶ月ぶりの診察と、今回の測定機器の返却です。
先に検査室に行って、測定機器をそこで返却し、心電図検査を行いました。
その後、診察室の前に座って待っていました。
診察前に、血圧を測って、その結果を診察時に渡すため、フロアに置いてあった測定器に腕を入れて、測定しました。
出てきた結果は、僕としては異常な数値でした。
「なんなんだ!この異常に高い数値は!」
睡眠時無呼吸症候群の検査結果は後日になりますが、基本的にこの日のS先生の診察は、今後の方向性を決めることになります。
なのに、こんな異常に高い血圧の数値が出て、いやだなあ、と思い、3回測りましたが、ほとんど変わりませんでした。
ほどなくして、名前を呼ばれ、診察室へ入っていきました。
S先生がいつものように、にこやかな笑顔で出迎えてくれ、少し気分が落ち着きました。
そして、説明が始まりました。
まず、先ほど測定した心電図の結果は異常無しでした。
(おー、良かった・・・)
と胸を撫で下ろしましたが,先ほどの血圧測定の結果が心配だったので、S先生に訊いてみました。
「リラポンさん、まあ心配無いですよ。確かに今回の血圧は結構高いですが、病院に来ると血圧が上がることはよくあることなので、それほど心配する必要は無いと思いますよ。一応帰りにもう一度測ってみてください。」
そのようにニュートラルに言われ、僕は安心しました。
そして、もう一つ心配になっていたことを聞いてみました。
「先生、8月初頭に手術して、8月の終わりころから脈拍数の平均値が上がってきたのですが、これはどういうことなのでしょう?」
S先生は、特に心配する様子もなく、説明してくれました。
「リラポンさんは、手術前からずっと『タンボコール』という不整脈を抑える薬を飲んできましたが、ちょうどその時期(8月の終わりころ)に服薬を止めたのが原因だと思います。また、肺動脈の手術を行った影響で、脈拍数の平均値が上がることもあります。」
速やかに答えてもらい、とても安心しました。
「あと、今飲んでいる薬(プラザキサカプセル:血液が固まって血栓が出来るのを防ぐ薬、タケキャブ錠:胃腸を保護する薬)は、残っている分を全て飲み終わったら、止めてしまって構いません。」
「本当は改めて、心電図測定機械を身体に取り付けて、『24時間ホルター心電図測定』の検査をしなければならないのですが、リラポンさんはAppleWatchで毎日測定しているようなので、やらなくても心配ありません。AppleWatchは擬陽性の判断をしてしまうことはあるのですが、変な信号を見逃すことはありませんので、心配ありません。本当に信用できます。」
そうなんだ・・・改めてAppleWatch、ひいてはアップル社の製品の優秀さを思い知らされました。
そして、最後にこう言われました。
「リラポンさん、おそらく再発の心配は無いでしょう!次回は3ヶ月後の診察としましょう。」
僕は、この言葉を聞いて、本当に安心しました。
ただ、睡眠時無呼吸症候群の検査結果がまだ出ていないので、安心するのはまだ早いと思いました。
検査結果は約2週間後の11月10日に出ます。
僕はまだ油断はできないと、改めて気を引き締めて、診察室を後にしました。
(次回に続く)
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