肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

肥満と薄毛の話題だけではなく、趣味の読書・音楽・映画などのご紹介もしますよ。

桑田佳祐 LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう」その1

年末も押し迫った2022年12月30日、横浜アリーナで開催された、桑田佳祐氏の LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう」を観に行きました。

桑田さんのライブは、今回2回目、前回は実に17年前の2005年12月のサザンオールスターズのライブでした。

2010年の桑田さんのソロライブは当選したのですが、その直後、桑田さんが食道ガンを患ってしまったので、残念ながら観に行くことはできませんでした。

その後、ファンクラブに入って、何度も応募したのですが、なかなか当選することは叶わず、今日まで来てしまいました。

先日11月23日に発売された桑田さんのソロデビュー35周年記念のベストアルバム「いつも何処かで」を購入し、横浜アリーナ追加公演が決定し、CD購入者専用の窓口で応募したところ、見事に当選することが出来ました!

 

前置きが長くなりましたが、さっそく僕が印象に残った主なライブのトピックスをご紹介したいと思います。

 

桑田さんのライブ、しかも「横浜アリーナ」でのライブを観れたのは、本当にうれしかったです!

 

ほぼ時間きっかりに開演し、突如、昭和ノスタルジック調のバーのセットが現れました。

「若い広BAR」と書かれた看板が掲げられ(おそらく「若い広場」の曲名をもじったのでしょう)、昭和レトロ風の服装をした若い男女が楽しそうに酒を飲んでいる光景でした。

そして、しばらくすると、桑田さんが暗闇から現れ、これまた昭和ノスタルジックを思わせる「こんな僕で良かったら」のイントロが流れ始めました。

「あーー!桑田さんだ!!」

17年ぶりに見ることが出来た生の桑田さんの姿を見て、しばし感動してしまいました。

 

続いて「若い広場」が演奏され、昭和ノスタルジックに浸った後、2021年発売の「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き」収録の「炎の聖歌隊」が始まり、金テープが乱舞して盛り上がった後、桑田さんがポツリと「・・・原由子の夫です・・・」と自己紹介をして、会場は大爆笑、最初のつかみは成功しました。

 

そして、印象的な「タタンタンタンタンタ」というあの印象的なシンセキーボードのイントロが流れ、1986年のKUWATA BANDの名曲「MERRY Xmas IN SUMMER」が始まりました。

僕は、このレゲエ調のせつないクリスマスソングが大好きで、また、しばし感動してしまいました。

クリスマスはすでに終わってしまっていたのですが、クリスマスの街の情景を表したバック映像やセットが現れ、とてもきらびやかでカラフルで、素晴らしかったです。

途中で、「もういくつ寝るとお正月・・・」というメロディーが流れ、お正月の宝船セットが現れたりして、なかなか粋な演出だなあと感心しました。

 

スタンド席の「西 3列」で、ステージの真ん前でした!

 

その後、「可愛いミーナ」を演奏し、今回発売のベスト盤「いつも何処かで」には収録されていなかった、1993年のシングルヒット曲「真夜中のダンディー」が演奏されました。

この曲はダイドードリンコの缶コーヒーのコマーシャルに使われていましたが、歌詞はなかなか骨太な、桑田さん特有の痛烈な社会風刺ソングで、当時のショービジネス界や、「愛と平和を歌う世代(桑田さんよりちょっと上の70代~80代の世代でしょうか?)」をかなり痛烈に皮肉っています。

でも、僕はこの曲は結構好きです。

 

ツラい時の支えとなってくれた「明日は晴れるかな」が終わり、僕の大好きな初期の抒情的な名曲「いつか何処かで」のノスタルジックなイントロが流れてきました。

慕情的な曲調に合わせたような鮮やかな青空と海を背景にしたバック映像の前で、桑田さんは熱唱してくれました。

 

胸に迫りくるせつなさを感じさせる名曲が続く中、いきなり11曲目に、聞きなれない曲のイントロが流れてきました。

どうやら、「横浜アリーナ」だから「横浜」を意識したのか、いきなり、あの「赤い靴」を歌い始めました。

横浜の港のセットが現れ、赤い靴を履いた、ダンサーが扮する女の子の腕を、よぼよぼの腰が曲がった老人が、引っ張って歩いていくシーンでした。

「異人(いじん)さんに連れられて」が本当の歌詞だと思いますが、「おじいさんに連れられて」と言い換えていました。

 

すると、今度は反対側から、もう一人のよぼよぼの腰が曲がった老人が現れて、女の子の腕を奪って、一緒に行ってしまいました。

今度は「ひいじいさんに連れられて」と言い換えていました。

またしても、桑田さん特有のB級ギャグを披露され、度肝を抜かれ、会場は爆笑するというよりも、呆気に取られていたような感じでした。

 

コロナ渦になってからのライブのコンセプトは
「お互い元気に頑張りましょう」で、桑田さんのいたわりを感じさせられます。

 

2021年発売の「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き」収録の「SMILE~晴れ渡る空のように~」の演奏の後、メンバー紹介となりました。

「オレ、メンバー紹介のパートがいちばん好きなんだよ!」と、本当にうれしそうに言い出して、言葉通り、とてもメンバーへの愛情あふれるメンバー紹介でした。

特にギターの斎藤誠氏には多大な信頼を寄せているようで、毎回言うのですが、今回も「この人なしには、僕の音楽人生はありませんでした!」と、特別な敬意を表した言葉を投げかけていました。

その後、サックスの山本拓夫氏ら3人による「伊勢佐木町ブルース」が始まり、「タッタタラララー」「アーン(セクシーな女性の声)」が繰り返され、桑田さんが「もうやめろよ!まるでドリフみたいじゃねえか!」とツッコミを入れて、やめさせるところは、本当にドリフのいかりや長介みたいで、笑ってしまいました。

その後、ドラムの重鎮、河村”カースケ”智康氏の紹介となり、カースケ氏が得意げな顔をして、スティックを振り回します。

そこで、桑田さんがひとこと「ドラムはすごいけど、顔は板垣退助」と言い、本当に「言い得て妙」という感じで、会場大爆笑でした。

 

ここで、前半が終わるのですが、長くなりましたので、後半は次回のブログでご紹介します。