先日、2023年1月15日、さいたまスーパーアリーナで開催された藤井風クンの「LOVE ALL ARENA TOUR」を観に行ってきました。
前回の続きです。
そんな藤井風クンのライブを観た感想をご紹介したいのですが、まだツアー開催中なので、これから参加する人はネタバレになりますことをご注意ください。
「LOVE ALL SERVE ALL」収録の「旅路」、の演奏が終わり、ここまでが風クンのピアノ弾き語りソロパートでした。
そして、少し間が開いた後、サポートメンバーが現れ、ここからバンド演奏としてのライブが始まるのでした。
バンド演奏としての1曲目は、最近ライブを盛り上げる曲として風クンやスタッフの方たちが注目している、「LOVE ALL SERVE ALL」収録の「damn」。
オフィシャルのYouTubeでも放映されてましたが、この曲に関しては、渋谷のハチ公前交差点を再現した凝ったセットで、風クンが一所懸命振付師の指導を仰ぎながら、ダンスの練習や、表情の作り方を練習しているのが印象的でした。
このライブでのダンスもキレキレな感じで、絶好調で、最後のコロッケ(お笑い芸人)のマネをした表情も、遠巻きながらよく確認できました。
そして、「へでもねーよ」「やば。」「優しさ」と続いて、盛り上がっていき、デビューアルバム「HELP EVER HURT NEVER」収録の「さよならべいべ」では、再び自転車に乗って、会場を一周しながら歌うパフォーマンスを繰り広げました。
会場の最奥の400レベルの僕の方の席の近くにも来てくれて、生の風クンの姿を確認できました。
ステージに戻ると、風クンは場内をグルっと見回して、いきなりこう叫びました。
「子ども、子ども!!」
どうやら風クンのライブは子どもの来場はOKのようで、多くの子どもたちの応える声が聞こえてきました。
「かわいいよね!」と言った後、今度は「お年寄り!」と叫びました。
これには応える声はほとんど無く、その後「若者!」と叫ぶと、そこそこの声が返ってきました。
最後に、「中年!」と叫び、この層が一番声が大きかったのが印象的でした。
「僕のファンは、中年が一番多いから、一番声が大きいんだよね・・・」
風クンも自分のファン層は、僕ら中高年の層が一番多いことはやっぱりわかっているようでした。
なぜかというと、風クンの曲は聴いていると、どことなく懐かしい感じが醸し出されてくるからです。
10代終わりから20代の頃の甘酸っぱいというか、実際は苦悩に満ちた時代ではありましたが、80年代から90年代前半の懐かしい青春時代を思い起こさせてくれるからです。
その後、メンバー紹介となりましたが、それまでのメンバーの方とは違う、見慣れない顔の方が多く、メンバーが結構入れ替わった印象を受けました。
もちろん風クンのアルバムのプロデュースやアレンジを一手に引き受けて、ライブではキーボードを受け持つYaffle氏は健在でした。
次の曲は、デビューアルバム「HELP EVER HURT NEVER」収録の「死ぬのがいいわ」、昨年2022年末のNHK紅白歌合戦出場時にも歌われた曲で、赤いライトに照らされた中、最初のイントロで激しくピアノの鍵盤を叩く風クン、和風な公家のような衣装など、ほぼ同じ演出でした。
激しく踊り、最後にはステージの端でうつぶせに倒れて終わるシーンも同じでしたが、手を開いてマイクを転がして、ゴトッと音がして、ゲップのような声を上げたのが異なる点でした。
その後、「青春病」「きらり」「燃えよ」「まつり」と立て続けにヒットシングルが続いて、会場はどんどんヒートアップして、その後は最新シングル「graace」のそよ風のようなメロディが始まって、一気に癒されました。
ダンサーの紹介の後、風クンが言いました。
「次の曲だけは、スマホで映像とか撮っていいよ。その代わり、SNSでアップしといてね!」
始まった曲は、デビューアルバム「HELP EVER HURT NEVER」の冒頭を飾る「何なんw」。
観客は皆スマホを持って立ち上がり、皆思い思いに撮影しているようでした。
もちろん僕も撮影しましたので、そのうちにYouTubeでアップしたいと思います。
最高潮に盛り上がった後、風クンはメンバー全員と手をつなぎ、四方に向けて、一礼して感謝の念を示してくれました。
そして、メンバーが去った後も一人残り、とても名残惜しそうに、いつまでも手を振っていました。
前回2022年5月の相模大野でのライブと同じように、アンコールは無く(どうやら風クンのライブはアンコールは一律無いようです)、全17曲、約2時間弱のライブでしたが、とても大満足のライブでした!
2回目の風クンのライブで、今回はさいたまスーパーアリーナのとてつもなく大きな会場でしたが、まるでライブハウスでライブを観ているような会場の一体感を感じました。
2月までツアーは続くようですが、ご興味のある方はぜひ観に行ってみてください。