先日2023年3月6日(月)・7日(火)、原由子氏の約30年ぶりとなる新作「婦人の肖像」リリースを記念して、約13年ぶりのライブが鎌倉芸術館で行われました。
しかし、あまり告知されていなかったようで、チケットがいつから・どこで発売されるのかも定かではなく、桑田佳祐氏のラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」を聴いて、そのことには触れるものの、具体的なことは告知されておりませんでした。
頻繁に、チケットぴあやイープラスなどのチケットサイト、Googleなどで調べましたが、ずっと出てこない状況が続き、直前になって、実は2月26日から一日だけローチケでチケットが発売されていたことがわかりました。
しかも、先着だったそうですが、もう前日で、時すでに遅く、もう少し調べて見たら、全国の一部の映画館でライブビューイングが開催されていることがわかりました。
ライブビューイングは、二日目の3月7日のライブを映画館で生中継するそうですが、チケットの発売はなんと当日の午前10時以降ということで、この日は平日で出勤でしたので、なかなかアクセスする時間も取れず、ローチケアプリを開いたのは午後4時半ころでした。
勤務先に一番近い東宝シネマズ新宿は売り切れとなり、都心では東宝シネマズ日比谷しかチケットが買えないので、急いで購入しました。
そんなこんなで、外出と偽って勤務先を早めに出て、午後6時半からのライブ中継開始にはなんとか間に合いました。
東宝シネマ日比谷の映画館に入り、席は前から2列目のど真ん中でした。
大画面で迫力満点で、意外と実際のライブよりもいいのではないかと思ってしまいました。
ライブは18時半少し過ぎて始まり、オープニングはサザンオールスターズの1985年のアルバム「KAMAKURA」収録の名曲「鎌倉物語」から始まりました。
初めてライブで聴くことが出来て、感動しました。
その後、「涙の天使に微笑みを」「少女時代」と続き、原由子氏の「こんばんは!」という声とともに、最初のMCが始まりました。
とてもさわやかな声でしたが、本人はとても緊張していると言っていました。
でも、こちらから観ていると、なかなか堂々としていると思いました。
複数の観客の方が後ろ上方を頻繁に振り返っていましたが、後から聞いた話だと、2階席にサザンのメンバーが観に来ていたそうです。
その後、ニューアルバム「婦人の肖像」から、「千の扉」「オモタイキズナ」と続き、
ステージが真っ暗になって、楽器やセットを移動しているようなドタバタした音が響き、各プレーヤーのギターなどの楽器を交換したり、原由子氏が着替えているのが、何となくシルエットで分かりました。
ステージが明るくなり、原由子氏が「ごめんなさーい、お恥ずかしいところをお見せして・・・」と恥ずかしそうに言っていて、正直笑ってしまいました。
このドタバタは、その後何度かありました。
8曲目の「京都物語」の演奏の前に、またMCがありました。
「今回は鎌倉芸術館の会場でライブを行わせていただいてますが、鎌倉は楽しみましたか?」
「私も鎌倉は大好きで、特にアジサイが綺麗な明月院、成就院、そして長谷寺なんかも好きですね。」
「これからやる曲は京都をテーマにした曲なんですが、京都も大好きで、コロナ前はよく行ってました。京都から来ている人はいますか?」
原由子氏の鎌倉オススメスポットが聞けて、良かったです。
その後、「次の曲は、1983年の曲なんですが、化粧品のCMにも使われたりして、とても気に入っています。」と説明し、原由子氏最大の大ヒット曲で、僕も大好きなモータウン調の名曲「恋はご多忙申し上げます」のイントロが鳴り、会場は総立ちの大盛況となりました。
その後、メンバー紹介となりました。
昨年(2022年)年末に、横浜アリーナの桑田佳祐氏のライブにも行ったのですが、ほぼその時のメンバーと同じ感じでした。
最初に、名ドラマー・河村“カースケ”智康氏の紹介から始まりました。
河村氏は、桑田さんのライブのメンバー紹介でも、孫の自慢をしていましたが、今回も孫の自慢をしていて、原由子氏からツッコミを入れられていました。
サザン関係では、桑田さん・原由子氏の大学の後輩で付き合いの長い、斎藤誠氏がずっとギターを務めていますが、今回は小倉博和氏もギターを担当して、斎藤誠氏より先に紹介されていました。
原由子氏いわく、小倉氏はとても忙しく、原由子氏との共演は約30年ぶりとなるそうです。
見た目は、ロン毛で黒ぶちメガネをかけて小太りの、典型的なオタクの風貌で、人によっては引いてしまう風貌ですが、ギターの演奏は素晴らしく、とても楽しそうに弾いていて、なかなか味のある人物でした。
今回は女性二人がバイオリンとチェロを演奏していたのですが、このメンバー紹介の時に、あの桑田さんの「MUSICMAN」収録の名曲「銀河の星屑」のイントロを、CDと同じように弾いてくれました。
メンバー紹介が終わると、またステージが真っ暗になって、ドタバタした音が響き始めました。
長くなりましたので、後半はまた次回のブログで!