肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

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原由子「婦人の肖像」ライブビューイング 2023年3月7日 その2

メンバー紹介が終わると、またステージが真っ暗になって、ドタバタした音が響き始めました。

前回の続きです。

 

pilgrim1969.hatenablog.jp

 

しばらくして、ステージが明るくなり、原由子氏は行進曲が好きだという話になりました。

そして、30年くらい前のアニメ番組で、有名な作詞家の森雪之丞氏が作った料理の曲を、コーラスの村石有香氏が歌ったことがあるという話になり、村石氏が歌った後、原由子氏自身も今回のニューアルバムに収録された、料理にちなんだ曲で、行進曲の「ぐでたま行進曲」を歌い、軽快で温かいリズムに、会場が和みました。

 

その後、再びステージが暗くなって、ドタバタが始まり、また明るくなると、ステージは夜のムードが漂い、原由子氏はジャズ・ミュージシャンのような雰囲気の衣装で、ハンドマイクで、ジャジーな大人のムードたっぷりに「夜の訪問者」を歌いました。

桑田さんは、今回のニューアルバムの作詞作曲でかなり協力していますが、桑田さん自身の最も自信のあるナンバーだと、ラジオ「桑田佳祐やさしい夜遊び」で言っていました。

 

そして、またステージが暗くなって、ドタバタが始まり、ステージが明るくなると、ピアノが移動されて、中央にアコースティックギターを抱えた原由子氏が椅子に座った姿が現れました。

そして、桑田さんが作詞作曲した、ニューアルバム「婦人の肖像」の代表的でとても癒されるナンバー「ヤバイね愛てえ奴は」とダンサブルな「Good Times~あの空は何を語る」を弾き語りで歌いました。

 

その後、「あじさいのうた」「鎌倉 On The Beach」「ハートせつなく」と、新旧の代表的なナンバーが続きました。

そして、原由子氏と桑田さんが青春時代を過ごした60年代に活躍したアーティストの名前が登場する「スローハンドに抱かれて」で、再びギターをハンドマイクに持ち替えて、熱唱しました。

バックに、60年代のアートポップを思わせる絵で、エリック・クラプトンジョージ・ハリスンジョン・レノンポール・マッカートニーなどが現れ、なかなか良かったです。

そして、続く曲は1991年リリース「MOTHER」に収録され、当時大ヒットした「じんじん」、アップテンポなリズムに乗って、観客は総立ちとなりました。

 

 

そして、一度メンバーはステージを去り、再びさわやかな笑顔と共に原由子氏が自身のライブ・グッズのTシャツを着て現れました。

続いて、メンバーたちが全員ライブ・グッズのTシャツを着て、再登場しました。

アコースティックギターを携え、歌う曲は、学生時代のおそらく桑田さんとの想い出を歌ったと思われる、原由子氏セカンドアルバム「Miss YOKOHAMADULT」(1983年)収録の「いちょう並木のセレナーデ」(原由子氏の作詞かと思ったら、桑田さんの作詞作曲でした)

とてもノスタルジックで味わい深い雰囲気でした。

続いて、「43年前に私が初めてリードボーカルをとった曲を聴いてください」と言って歌った曲は、1980年リリースのサザンオールスターズタイニイ・バブルス」に収録され、高田みづえ氏にも提供され大ヒットした「私はピアノ」。

アンニュイなピアノとコーラスに乗せて歌う原由子氏の歌声は、当時とほとんど変わらない清らかな雰囲気を醸し出してくれました。

そして、続く曲は、今回のニューアルバムの最後を飾る「初恋のメロディ」。

この曲は、ニューアルバムの中ではとても地味な曲だと、原由子氏は感じていてたらしく、収録するのをためらっていたそうですが、この曲を最後に入れたことにより、とてもバランスが良くなり、せつない余韻を持って終わることが出来て、良かったと言っていました。僕もこの曲は意外と好きです。

 

 

そして、ライブの最後の曲として、原由子氏が「今日は本当にどうもありがとうございました。最後はこの曲を聴いてください。」と言って、披露したのは、2002年にリリースされた原由子氏によるカバーアルバム「東京タムレ」に収録されている往年の名曲である橋幸夫吉永小百合のデュエット曲「いつでも夢を」。

原由子氏が歌いだし、「これはデュエット曲だが、これ全部原由子氏が歌うのかな・・?」と思っていたら、橋幸夫氏のパートとなって、いきなり桑田さんの声となり、ハンドマイクを持って、あの桑田さんが突然現れました。

 

会場は大盛り上がりとなり、大歓声と大拍手が巻き起こりました。

そして、13年ぶりのライブを労い、持っていた花束を原由子氏に渡そうとして、原由子氏が受け取ろうとしたところを、サッと引っ込めてフェイントをかける仕草は、さすがコメディのセンスも高い桑田さん!と妙に感心してしまいました。

その後、英国紳士のごとく、かがんで膝を立てて、原由子氏に花束をきちんと渡して、二人揃って熱唱し、会場は大興奮、僕は感動して、なぜか涙ぐんでしまいました。

 

その後、桑田さんと原由子氏との会話が続きました。

桑田さんが原由子氏のことを「竹内まりや」と紹介し、原由子氏がそれに応えて「達郎の妻です」と返したのはとても笑えました。

その後、再び桑田さんが「南田洋子でした」と紹介し、原由子氏が「長門裕之でした」と返して、二人で60年代に流行ったバラエティーテレビ番組「シャボン玉ホリデー」の主題歌を歌い、「これがわかる人は相当な年代だよな・・・」と桑田さんがつぶやきました。

まあ、「桑田さんがツッコミ・原由子氏がボケ」の絶妙な掛け合いは、さすが長年の夫婦であり、名コンビであると、痛感しました。

そして、最後にメンバー全員がステージの前に出てきて、全員で手をつないで深々とお辞儀をして、ライブを終わりました。

映画館でのライブビューイングではありましたが、真ん前の真ん中で大画面で観れて、とても良かったと思いました。

 

※追伸

直後(2023/3/11(土))に放送された「桑田佳祐やさしい夜遊び」を聴いたところ、ライブが終わった後の打ち上げを鎌倉で行ったそうですが、かなり盛り上がったようで、ギターの齋藤誠氏を始め、メンバー全員が追加公演をかなり希望していたそうです。

「追加公演!」「追加公演!」と連呼し、桑田さんも乗り気だったそうですが、マネージメント側が、「でも、今回のライブは収録しましたので・・・」と言ったにとどまったそうです。

その後、どうなったのか不明なので、次週以降の「桑田佳祐やさしい夜遊び」を入念にチェックし、チケットサイト「ローチケ」も丹念に調べて見ようと思います。

ただ、桑田さんの話では、冗談っぽく話してはいましたが、原由子氏は本当に緊張していたようで、過呼吸になる寸前だったそうです。

まあ、もし追加公演が実現しなかったとしても、「収録しましたので・・・」ということで、オンライン配信やBlu-rayソフト発売は期待できるかもしれません。

機会がありましたら、またこのブログでご報告させていただきます。