ユーミンの「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」を観に行きました。
今回は後半のもようをお伝えします。
「あの日に帰りたい」が終わり、再びある新米の乗組員が書いたという設定の日記帳を見ながら、朗読を始めました。
朗読が終わると、聴いたことがない曲が演奏されました。
70年代あたりのユーミンのバラードの雰囲気で、「航海日誌」にも通ずる、とても印象的な曲でした。
後から調べて、1979年リリースの「悲しいほどお天気」収録の「さまよいの果て波は寄せる」という曲だということがわかりました。
オープニング曲で良く演奏されていた「セイレーン」、この新緑の季節にピッタリな「Blue Planet」と続き、1995年リリース「KATHMANDU」収録の「Delphine」が演奏されました。
僕が参加したライブでは演奏されたことが無い、珍しい曲ですが、とても気だるいアンニュイな感じが心地良い曲でした。
船の甲板を模したユーミンの歌うステージから、グリーンの光線が四方八方に広がっていき、それが雲のような感じを醸し出し、ステージのユーミンの元へ直ぐにでも歩いて行けそうな錯覚を持ちました。
大きな風船状のイルカのフィギュアが2頭、客席の上を、上下に揺れながら漂っていき、曲の気だるいアンニュイさとの相乗効果で、とても幻想的な雰囲気を醸し出していました。
そして、雰囲気は一転、「LOVE WARS」「Now Is On」とストレートなロック調の激しいナンバーが続きます。
ギタリストの遠山氏とサックス奏者の小林氏がステージの前面に出てきて、激しく演奏し、ジミ・ヘンドリックスのような背中でギターを弾くようなパフォーマンスを見せてくれました。
「Now Is On」では、後半のラップの部分で、コーラスの今井氏が出てきて、流暢なラップのボーカルを繰り広げてくれました。
ユーミンと掛け合う中で、早口なのであまり聞き取れなかったのですが、最近の政府の戦争に対するスタンスを皮肉った言葉が所々あったように感じました。
先ほども現れた、ステージ上方の、大きな半透明の円柱状のカーテンの部分に、無数の戦闘機が爆弾を落とすアニメーションなどが映し出され、「あー、これはユーミンなりのメッセージなのかな?」と感じました。
そして、再びある新米の乗組員が書いたという設定の日記帳を見ながら、朗読が始まりました。
この続きは、また次回のブログで!
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