産業医との面談の報告をしてから約3週間後の6月15日、主治医の診察を受けました。
前回からの続きです。
5月11日より、新たにエビリファイOD錠3㎎の薬を飲み始め、それまでのリーゼをワイパックスに変えてからの状況ですが、薬のおかげか、メンタルが極端に落ち込むことがなくなりました。
日没が近くなる夕方頃に決まってメンタルが不安定になったり、復職への極度な不安感が、まるで嘘のようになくなりました。
この間にも、いろいろとイヤな事やトラブルはそこそこあったのですが(自宅の駐車場に停車していたマイカーにけっこうなキズをつけられたことなど)、なぜか激しく落ち込んだり、怒ったりすることがありませんでした。
最近の僕としては、考えられないことです。
これらのことは、とても喜ばしいことなのですが、反面困ったことも生じてきました。
新しい薬を服用してから、睡眠時間がみるみると減っていったのです。
以前は7~8時間は眠れていたのが、3~4時間しか眠れなくなってしまいました。
寝つきは問題ないのですが、早朝にトイレなどで目が覚め、そのまま眠れなくなってしまうのでした。
一応スッキリと目覚めるので、午前中は問題ないのですが、正午を過ぎるあたりからだんだんと眠さとダルさが生じてきて、ヘロヘロになってくるのです。
よって、午後になると、15~30分くらいの昼寝を数回実施しないと、とてもやっていけないのです。
ただ、時を同じくして、妻が喉風邪をこじらせてしまい、夜中に激しく咳き込むようになりました。
咳はけっこうバカに出来ないもので、すさまじい大音響と振動を発生させます。
結局、僕もそれで何度も起こされてしまうことになりました。
妻はそれが原因だろうと言うのですが、そうとも言い切れず、素人判断は良くないので、診察時にK先生に訊いてみようと思いました。
6月15日になり、妻と一緒に電車に乗って診察を受けに出かけました。
程なく呼ばれ、妻と一緒に診察室に入り、K先生に上記の事の顛末を詳しく伝えました。
K先生は、特に深く考えることもなく、すぐにこう答えてくれました。
「短時間睡眠になってしまった原因は、新しい薬の副作用が原因になっている可能性はある程度あると思います」
「現在処方している睡眠剤のロゼレムは、いわばホルモンのようなもので、副作用や依存性は無いのですが、作用としては非常に弱い薬です。今後は依存性はないが、もう少し効き目のある睡眠薬を処方いたします」
「奥様の夜間の咳き込みが原因ではないかとのことですが、やはりそれも原因となっている可能性はあります」
なんだ、両方とも原因となっているんだな。
僕は納得しました。
そして、K先生は言いました。
「新しい薬を服用してから改善傾向になったのは、とても喜ばしいことだと思います。今後のお仕事の件についてはどのように考えていらっしゃいますか?」
僕は答えました。
「今回また6月中旬以降の休職の診断書をいただく必要があるので、7月中旬もしくは7月末までの診断書を書いていただきたいと思います」
「ただし、前回お話した時と同様に、産業医が問題ないと判断すれば、早期に復職を開始したいと考えており、そのようなことで良いかどうか、先生のご判断をいただきたいと考えています」
それに対し、K先生はよどみなくこう答えました。
「わかりました。それでは今回は7月末までの診断書をお出ししたいと思います」
「記入する文言ですが『抑鬱状態が続いており、就労は困難である』と今までは書いていましたが、『改善傾向にある』と書き加えておきます」
「そして、『就労は困難である』という文言は削除いたします」
「また、『休職』という言葉ではなく、『休息が必要である』と文言を付け加えておきます」
「ということで、産業医の先生の判断で、復職時期を早めることは問題ないと思います」
K先生にそのように言われ、僕の症状の改善はかなり進んだように、手応えを感じました。
また、このブログでご報告いたします。