肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

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復職に向けて、人事部長との面談 その3

8月1日からの復職に向けて、人事部長との面談のため、約1ヶ月ぶりに出社しました。

前回からの続きです。

 

pilgrim1969.hatenablog.jp

 

来客用のベンチに座って、ずっと待っていたのですが、やっと総務部のAさんが来てくれて、会議室を案内されたのでした。

 

それから約5分ほどしてから、やっとU人事部長が入ってきました。

「大変お待たせして申し訳ございません。調子の方はいかがでしょうか?」

形式的なあいさつの後、僕は休職してからの状況をかいつまんで粛々と話しました。

3月から5月上旬ころまでが最も調子が悪く、週に3日くらいはメンタルが深く落ち込んでいたこと、睡眠時間が充分取れなかったこと、主治医と相談して薬をもっと効果のあるものに変えたことによって睡眠時間が徐々に取れるようになり、メンタルが深く落ち込む日が減っていったことなど、順を追って話しました。

そして、7月に入ってやっと順調に回復してきて、メンタルが落ち込む日が週1日くらいとなり、それほど深く落ち込まなくなってきたこと、睡眠時間が6時間以上取れるようになってきたことなども話しました。

 

「そうですか・・わかりました。回復してきて良かったです」

「復職する上で、なにかRさんの希望などはありますか?」

そう訊かれたので、僕はこう答えました。

「主治医と産業医の両方の先生の見解を踏まえて、以前の業務のような会社の矢面に立って交渉・折衝するような業務は、当面控えた方が良いと言われており、そのようにしたいと考えています」

「あと、勤務形態としては、以前のようにリモートワーク中心で、週1日火曜日だけ部内ミーティングのために出社するという形態であれば、当面やっていけるのではないかと感じております」

「勤務の時間帯としては、夕方以降にメンタルの調子が悪くなる傾向があるので、午前中の早い時間帯に勤務を開始し、夕方の早い時間帯に仕事を上がるような形態を希望します」

 

U人事部長は僕の話にうなずいて、こう答えました。

産業医からもお話は聞いていますので、業務内容については理解しています」

「早朝から勤務開始して、夕方の早い時間帯に上がることについては、すでに経理部のMさんがそのようにしていますので、これも問題ないと思います」

 

「ただ・・」

続けて、U人事部長は言いました。

「電車は乗れますか?メンタルを病んでしまうと、電車が怖くて乗れなくなってしまう人がいますが、これはいかがですか?」

「今日もこうして電車に乗って来ましたし、一応電車に乗ること自体は問題は無いとは思いますが、満員電車はやはり厳しいと思います。休職前にもキレることが多かったので、満員電車の時間帯の出社や帰宅は避けたいと思っています」

 

続けて、U人事部長が質問してきました。

「交渉や折衝が無い時に、やる仕事というのはありますか?」

これがいちばん意外な質問でした。一日中電話などで交渉や折衝をしていたと思っているのでしょうか。

「元々は契約管理業務が主な業務であり、新店舗・既存店舗・FC店舗・転貸先店舗などの契約管理業務量は膨大な量ですので、やることが無いなどということは無く、全く問題ないと思います。以前はこれに加えてトラブル処理に関する交渉・折衝業務が膨大にあったので、なかなか本来の契約管理業務を充分にこなすことが出来ませんでした」

やっぱり他人の仕事というものは理解していないものなのだなあ、と実感しました。

 

「わかりました。来週の月曜から火曜日くらいには業務のことについては決定すると思いますので、決定しましたらまたご連絡します」

「一応、8月1日の復職をメドに動いていきますが、今はかなりの猛暑の時期で、メンタル的にもかなりキツイと思いますので、そのあたりも考慮して、復職時期も柔軟に考えて決めていきたいと思います」

「前にもお話しましたが、私の兄は高校の教師をしていて学年主任をしていたのですが、双極性障害躁うつ病を患い、休職を何度も繰り返し、とうとう復職できなくなってしまいました。今では働くことが出来なくなってしまいました」

「なので、特に一番最初の復職に関しては、慎重に進めていきたいと考えています」

会議室を出て、U人事部長にエレベーターホールまで見送ってもらい、会社のビルを出ていきました。

身内に僕と同じようなメンタル疾患を持つ方がいるので、U人事部長はメンタル疾患のことをよく理解しているようです。

その点はとても良かったと思いました。

U人事部長からの連絡待ちとなりました。

連絡が入ったら、またこのブログでご報告いたします。

(次回に続く)