前回からの続きです。
僕は、昨年2024年12月31日に前職を退職した後。その翌年の2025年1月15日にハローワークで求職申込手続きをし、1月23日に開催された「雇用保険説明会兼職業講習会」に参加した後、正式に再就職活動が始まりました。
月に1回の失業保険金の給付を受けるためにも、月に2回の具体的な求職活動が必要です。
手始めにウォーミングアップとして、ハローワークの求人を調べまくり、受けまくっていました。
最近は、書類選考のための履歴書と職務経歴書・ハローワークの紹介状を送付するのに、相手先企業人事担当者へのメールにデータを添付するやり方が主流になりました。
なので、とても楽になりました。
その分、相手先企業側からも結構迅速に返答がメールで来ます。
56歳という年齢のせいなのか、落ちまくっていたのですが、2月中に1社、3月中に1社、書類選考を通過して、面接までこぎつけた企業がありました。
僕は20代は主に住宅メーカーや不動産仲介などの不動産建設業界、30代以降は外食企業における店舗開発の仕事を主にしていました。
そして、40代以降現在に至るまでは、管理畑の仕事に従事し、前職では契約管理やトラブル管理の仕事が主体でした。
この年齢でもうノルマに追われる営業系の仕事はしたくなかったので、事務系の出来れば契約管理などの法務系の仕事を探していたのですが、これがなかなかありません。
仕方なくそれに近い事務系の仕事を探していましたが、いかんせん事務系は給与額が安いです。月給20万円から30万円(額面)が多く、おそらく20代の若い女性をターゲットにしているのでしょう。
それでもいろいろと探しまくり、落ちまくり、その中で引っ掛かった企業は、自宅からほど近いゴルフ場運営の会社でした。
ゴルフ場の顧客対応の仕事で、力仕事もあるようで、ホテルのポーターのような役割も兼ねているのでしょう。
僕の志望している仕事とは全く違う内容の職種でした。
給与額も25万円から35万円と安く、一週間のうち3回は午前5時に出社しなければならないシフト制で、なかなかヘビーな内容でした。
僕は入社する気は正直なかったのですが、面接の練習だと思って、相手先企業には申し訳ないけれど、受けることにしました。
入社面接なんて、すごく久しぶりです。
場所は、2階建ての建物で、1階は受付やロビーで、顧客が出入りする空間でした。受付で面接の旨を話し、若い女性社員が2階へ誘導してくれました。
2階には、広いレストランがあり、70代以上と思われる男性顧客たちがランチを黙々と食べている姿がありました。
その横に立派な開き戸の会議室があり、その中に通されました。
20人くらいは会食が出来るような細長いけど奥に広い会議室で、座って待つよう促されました。
なかなかこういう広い空間での面接は緊張させられます。
まあ、でもあくまでも練習のつもりの面接だと自分をなだめすかしていたところ、ノックがして、面接官が入ってきました。
同年代と思われる愛想の良さそうな支配人と思われる男性一人、30代くらいの女性が2人で、うち一人はいかにも管理職という雰囲気の女性でした。
いきなり3対1の面接となり、ちょっと面食らってしまった僕なのでした。
(次回に続く)