僕はあらゆる企業の書類選考に軒並み落ち続け、現実を悟って、給料が安くて夜勤や24時間勤務もあるいわゆる「キツイ」仕事である不動産の設備管理の会社の面接を受け、内定をいただきました。
しかし、妻とも話し合い、そこまで自分を貶めてわざわざ健康を害するようなキツイ仕事に就くことは無いという結論に達し、内定を辞退しました。
他に方法は無いかと考えた結果、今まで使っていた転職サイトが自分に合っていなかったのではないかと考え、それまで登録していなかったリクルートやビズリーチなどに登録しました。
また、以前お世話になって良さそうな感じだった転職エージェントにも連絡して、再び求人情報を送ってもらうよう、お願いしました。
すると、急激に企業や転職エージェントからのスカウト、案件の紹介が増えてきました。
前回からの続きです。
急激に忙しくなり、ゴールデンウイーク明けに、企業との面接や転職エージェントとの面談の予定が詰まってきました。
そんな中、(2026年)5月11日に予定していたのは、中古不動産を買い取ってリノベーションを施し、再販したり、新築戸建て住宅を販売する「I不動産」という会社とのカジュアル面談でした。
相手方は、経営企画部の役員クラス(取締役)の人でした。カジュアル面談というのは、あまり肩肘張らず、リラックスした雰囲気で、いろいろなことを話し合うという形式なので、僕はスーツを着用せず、カジュアルだが品の良い濃紺のボタンダウンシャツを着て臨んだのですが、相手方の取締役は、白いTシャツ姿で出てきたのでした。
とても気さくでフランクな人で、僕の一回り下の45歳の年齢の方でした。
気さくでフランクなのですが、けっこうよくしゃべる方で、社長の性格や、縁があれば僕が配属される予定の部署の上司の性格まで、洗いざらいしゃべってくれました。
それがポジティブな内容であればいいのですが、けっこうネガティブで、「ここまでしゃべってしまって大丈夫なのかな?」と、こちらが心配になってしまうほどでした。
社長も40代で若い方で、あまり感情を重視せず、理詰めでモノを考えるタイプとのことでした。理詰めで突き進むので、会議などの時間はいつも大幅にオーバーし、突っ込まれた部下たちからは辟易される始末だとのことでした。
僕の上司になる予定の方は、54歳で、いわゆる1980年代「リゲイン」タイプだそうで、休みをろくに取らずに一所懸命仕事をするタイプで、それでいて頑固でやたら細かいタイプだとのことでした。
僕はこれらの話を聞いて、入社したいという気持ちが引いてしまいました。
ただ、僕が何気なく言った「属人的な仕組みを廃して、誰でも可能な再現性のある仕組みをつくるべきだと思います」という言葉に共感を覚えたらしく、次のステップに進んでほしいと言われました。
その前に、適性検査をやってほしいと言われ、カジュアル面談は終わりました。
適性検査は、よく公務員試験でやるような「一般常識」と言われる試験で、中学の国語・数学程度の問題が出る「能力検査」と、いわゆる一般的な「適性検査」の2種類を行います。
けっこう骨のある難しい試験でしたが、全部答えは埋めました。
社長や上司となる予定の方もこの試験を受けたらしく、いわゆる「タイプ」がわかるらしいので、相性を見たいとのことでした。
次回は、この結果を元にまた面談を行いたいとのことでした。
こうして、「I不動産」のカジュアル面談と適性検査は終わり、結果が出るのを待つこととして、僕は翌日のT社の面接に備えるのでした。
(次回に続く)