肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

肥満と薄毛の話題だけではなく、趣味の読書・音楽・映画などのご紹介もしますよ。

休職中の8回目の精神科受診~薬を変えてからの展開

産業医との面談の報告をしてから約3週間後の6月15日、主治医の診察を受けました。

前回からの続きです。

 

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5月11日より、新たにエビリファイOD錠3㎎の薬を飲み始め、それまでのリーゼをワイパックスに変えてからの状況ですが、薬のおかげか、メンタルが極端に落ち込むことがなくなりました。

日没が近くなる夕方頃に決まってメンタルが不安定になったり、復職への極度な不安感が、まるで嘘のようになくなりました。

この間にも、いろいろとイヤな事やトラブルはそこそこあったのですが(自宅の駐車場に停車していたマイカーにけっこうなキズをつけられたことなど)、なぜか激しく落ち込んだり、怒ったりすることがありませんでした。

最近の僕としては、考えられないことです。

これらのことは、とても喜ばしいことなのですが、反面困ったことも生じてきました。

新しい薬を服用してから、睡眠時間がみるみると減っていったのです。

以前は7~8時間は眠れていたのが、3~4時間しか眠れなくなってしまいました。

寝つきは問題ないのですが、早朝にトイレなどで目が覚め、そのまま眠れなくなってしまうのでした。

一応スッキリと目覚めるので、午前中は問題ないのですが、正午を過ぎるあたりからだんだんと眠さとダルさが生じてきて、ヘロヘロになってくるのです。

よって、午後になると、15~30分くらいの昼寝を数回実施しないと、とてもやっていけないのです。

ただ、時を同じくして、妻が喉風邪をこじらせてしまい、夜中に激しく咳き込むようになりました。

咳はけっこうバカに出来ないもので、すさまじい大音響と振動を発生させます。

結局、僕もそれで何度も起こされてしまうことになりました。

妻はそれが原因だろうと言うのですが、そうとも言い切れず、素人判断は良くないので、診察時にK先生に訊いてみようと思いました。

 

6月15日になり、妻と一緒に電車に乗って診察を受けに出かけました。

程なく呼ばれ、妻と一緒に診察室に入り、K先生に上記の事の顛末を詳しく伝えました。

K先生は、特に深く考えることもなく、すぐにこう答えてくれました。

「短時間睡眠になってしまった原因は、新しい薬の副作用が原因になっている可能性はある程度あると思います」

「現在処方している睡眠剤のロゼレムは、いわばホルモンのようなもので、副作用や依存性は無いのですが、作用としては非常に弱い薬です。今後は依存性はないが、もう少し効き目のある睡眠薬を処方いたします」

「奥様の夜間の咳き込みが原因ではないかとのことですが、やはりそれも原因となっている可能性はあります」

なんだ、両方とも原因となっているんだな。

僕は納得しました。

 

エビリファイOD錠3㎎ この薬のおかげでメンタルが極端に落ち込むことはなくなったのですが、副作用として短時間睡眠となってしまったのでした。

 

そして、K先生は言いました。

「新しい薬を服用してから改善傾向になったのは、とても喜ばしいことだと思います。今後のお仕事の件についてはどのように考えていらっしゃいますか?」

僕は答えました。

「実は来週の6月20日産業医面談を予定しています」

「今回また6月中旬以降の休職の診断書をいただく必要があるので、7月中旬もしくは7月末までの診断書を書いていただきたいと思います」

「ただし、前回お話した時と同様に、産業医が問題ないと判断すれば、早期に復職を開始したいと考えており、そのようなことで良いかどうか、先生のご判断をいただきたいと考えています」

 

それに対し、K先生はよどみなくこう答えました。

「わかりました。それでは今回は7月末までの診断書をお出ししたいと思います」

「記入する文言ですが『抑鬱状態が続いており、就労は困難である』と今までは書いていましたが、『改善傾向にある』と書き加えておきます」

「そして、『就労は困難である』という文言は削除いたします」

「また、『休職』という言葉ではなく、『休息が必要である』と文言を付け加えておきます」

「ということで、産業医の先生の判断で、復職時期を早めることは問題ないと思います」

 

K先生にそのように言われ、僕の症状の改善はかなり進んだように、手応えを感じました。

 

20日木曜日は産業医との面談です。

また、このブログでご報告いたします。

 

休職中の7回目の精神科受診~休職後初めての産業医面談の報告 その2

僕は更に産業医が行ったことをK先生に話しました。

「その産業医の先生がおっしゃるには、この休職期間中にやたら元気であったという状況が顕著でなかったとしても、過去健康だった時にそういう傾向があれば、双極性障害に当てはまるとのことでした」

 

ほとんど話をせず、ずっと傾聴していたK先生ですが、やっと口を開き、K先生としての見解を述べるのでした。

 

前回からの続きです。

 

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考え込んでいたK先生がやっと口を開いてこう言いました。

「私の見立てとしてはですね・・・産業医の先生がおっしゃった『双極性障害Ⅱ型』というのは、ちょっとわからないです」

なんと!てっきり同調すると思っていたのですが、すんなり肯定はしませんでした。

「どのような状態が、双極性障害Ⅱ型の中の典型的な『躁状態』の状態かを判断することは意外と難しいです。ある程度、一定の期間観察することが必要です」

なるほど・・言われてみればそうだなあ、と僕は思いました。

 

話題を変え、新たに処方された薬であるエビリファイOD錠3㎎についての産業医の見解について話しました。

産業医は、この薬については、うつ状態を良くしてくれる薬で、とても良い薬だと高く評価していました。

3mgで処方されていますが、もう少し量を増やして様子を見ても良いのではないかと言っており、とりあえず今月(5月)いっぱい飲んでみて様子を見てみる必要があると言いました。

K先生は特に気を良くした表情は見せず、あくまでもニュートラルな表情でこう言いました。

「この薬はさほど副作用もなくうつ状態を良くする薬です」

「万が一、双極性障害Ⅱ型であったとしても、それを内包する形で効果を発揮するので、このまま服用を続けて問題ないと思います」

「ただし、3mgから量を増やす件ですが、メンタルを抑える作用があるので、あまり増やすとその効果が大きくなってしまい、良くない副作用が発生する恐れがあります」

「よって、現状のまま3mgで続けていくのが良いと思います」

 

次に、産業医の話した復職するための判断基準のことについて報告しました。

産業医が話したことは、①現状調子が悪くなる日は、週に1・2回程度だが、なんとか週1回に減らして抑えていく ②メンタルの調子が悪くなっても、落ち込みすぎなくなること でした。

しかし、これに対しても、K先生は疑問があるようで、こう言いました。

「メンタルをコントロールすることは非常に難しいことです」

「よって、これらの判断基準はとても難しいと思います。細かく観察して、服薬や生活習慣をコントロールしていく方が良いと思います」

なるほど・・精神科医それぞれで見解は異なるのだなあ、と思いました。

しかし、K先生の見解の方が割ともっともではないかと感じました。

 

次に、会社側に必要な対応について、話しました。

①午前中に調子が良く、夕方以降に調子が悪くなる傾向があるので、速やかに早退できる体制を作ったり、フレックスタイム制を検討する。

これについて、K先生は言いました。

「そうですね、確かに夕方以降に調子が悪くなる傾向はあるので、速やかに早退できる体制作りは必要だと思います」

②通勤特に満員電車は負担が重くなるので、リモートワークをうまく活用する。

「その通りだと思います」K先生は言いました。

③僕がやっていたクレーム処理業務のような、会社の矢面に立って社外の人たちに対応する仕事は、避けた方が良い。もう少し負担の軽い仕事に切り替える必要がある。

これについて、K先生は言いました。

「リラポンさんのやってきた仕事は、あらゆる仕事の中でも特にストレスを受け続ける仕事なので、確かにこの仕事を復職後もまた続けることはお勧めできません。可能であれば、もっと異なる業務に変更できることが望ましいと思います」

 

そして、最後にK先生はこう言いました。

「とりあえず、今回新たに処方したエビリファイOD錠3㎎や他の薬も継続していって、様子を見てみましょう。エビリファイOD錠3㎎を服用してからメンタルが落ちなくなったとのことですが、私から見てもだいぶ良くなってきたと感じています」

僕はK先生にこう言われて、とても安心しました。

 

次回の診察は、約3週間後の6月15日となります。

またしばらく療養生活は続くことになりました。

 

また、ご報告いたします。

 

休職中の7回目の精神科受診~休職後初めての産業医面談の報告 その1

僕は通算2回目であり、かつ休職後初めてとなる産業医との面談を実施しました。

そして、その約10日後に主治医による診察を予定していました。

当然、産業医との面談の結果の内容を報告することになります。

前回からの続きです。

 

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今回も妻同席で主治医の診察となりましたが、確認する点は主に次の3点と考えていました。

① 前回の診察時から、新たな薬の処方と、薬の変更がありましたので、その後の状況報告をする必要があります。

② 産業医面談の中でも、産業医の見立てとしては、典型的なうつ病ではなく、躁うつ病の一種である双極性障害Ⅱ型である疑いがあるとのことで、これは一番確認したい事でした。

③ 産業医の考える「復職判断基準」これは僕の状況だけでなく、会社側の対応についても述べていましたが、これらについての主治医であるK先生の見解を確認したいです。

 

診察室に入り、まずK先生も、新しく処方した薬の効果を知りたかったらしく、この約2週間の状況を質問してきたので、答えました。

「前回新しく処方していただいたエビリファイOD錠3㎎ですが、飲み始めて最初の3日くらいはヒドイ頭痛を引き起こしました。でも、それ以降は頭痛も起こらず、特に問題はありません」

「そして、以前のようなメンタルの落ち込みが無くなったので、もしかしたらこの薬が効果を発揮したのではないかと感じています」

すると、K先生は安心したような口調でこう言いました。

「そうですか、この薬はメンタルを持ち上げる効果があるので、その点につき、良い効果を発揮してきたのだと思います。これからも継続してこの薬を服用していくのが良いと思います」

 

次に一番肝心な産業医面談の結果の報告をしました。

まず一つ目は、僕を観察してみると、文章は書けているようだし、読書も出来ているように見受けられ、通常うつ病患者はそのようなことが困難であるので、産業医も典型的なうつ病ではないと考えていることを話しました。

これについては、K先生も以前から同じようなことを言っていて、典型的なうつ病ではないと何度も明言していましたので、異議なく同意しました。

 

そして、次の二つ目が最も肝心なことですが、産業医は典型的なうつ病ではないと考えているが、別の病名である、躁うつ病の一種である「双極性障害Ⅱ型」である疑いがあることを告げてきたことを話しました。

その上で、次のようにいくつか質問してきたことも話しました。

うつ病で休職中なのに、やたら元気だと感じたことはありますか?」

「そういう状況で、引っ越しを考えてしまったことはありますか?」

「そういう状況で、旅行をしたりしてしまったことはありますか?」

 

K先生は難しい顔をして腕を組んでしばし考え、こう言いました。

「これについては、奥様のご意見をうかがいたいと思います」

K先生にこう言われて、妻が話し始めました。

「主人は、2009年に末期ガンを患う前は、とてもお人好しで、人からいろいろなことをお願いされては断ることなく全て引き受けてしまうような性格でした。おかげでいつも多忙で、その頃の睡眠時間は4時間前後だったと思います」

「その頃はよく飲み会に参加して、お酒をたくさん飲んでいて、いつも主人は酔っぱらってものすごくハイになっていました」

「でも、私はそれがとてもイヤでした」

妻にそのように率直に言われて、僕は正直ギョッとしましたが、仕方ありません。全て本当のことです。

お人好しでよく人から利用されていてストレスが溜まりに溜まっていたせいか、その反動で、飲み会となるといつも大酒を飲み、ものすごくハイになって酒癖が悪くなって、いつも問題行動を起こしていました。妻がイヤだったと言うのも無理はありません。

妻は続けてこう言いました。

「でも、末期ガンを患ってからは、飲み会に参加することはほとんど無くなり、お酒もほとんど飲まなくなりました。その頃から先ほど申し上げたような酔っぱらってハイになって変な言動をすることも無くなりました」

「なので、私としては、産業医の先生がおっしゃったような『双極性障害』とはちょっと違うのではないかと思っています」

その後、補足するように僕は言いました。

「妻が言うように、若い頃は、健康にかなりの自信があり、お酒を飲んでハイになることは多々ありました。睡眠をろくに取らなかったことも多々ありました」

僕らの話に対して、K先生はつぶやくように言いました。

「でも・・・若い頃のことですからね・・・」

 

僕は更に産業医が行ったことをK先生に話しました。

「その産業医の先生がおっしゃるには、この休職期間中にやたら元気であったという状況が顕著でなかったとしても、過去健康だった時にそういう傾向があれば、双極性障害に当てはまるとのことでした」

 

ほとんど話をせず、ずっと傾聴していたK先生ですが、やっと口を開き、K先生としての見解を述べるのでした。

 

(次回に続く)

 

休職後初めての産業医面談 その3

「リラポンさん、これはあくまでも私の見立てなのですが、典型的なうつ病ではなく、躁うつ病の一種である「双極性障害Ⅱ型」の疑いがあると見ているのですよ」

 

産業医から突然そのように言われ、僕は動揺を隠すことが出来ませんでした。

 

前回からの続きです。

 

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「・・・そ・双極性障害Ⅱ型・・というのはどういう病気なのでしょうか?」

僕はおそるおそる訊いてみました。

 

すると、産業医は質問をしてきました。

「例えばですが、うつ病で休職中なのに、やたら元気だと感じたことはありませんか?」

(???)

僕はその質物の意味が分からず、答えに窮してしまいました。

「まあ、他の例えで言えば、うつ病で休職中なのに、引っ越しを考えてしまったり、旅行などしてしまったり・・などということです」

僕はよくわからないまま、答えました。

「明らかに元気だと感じたことはありませんが、比較的調子のよい時に、そこそこ近くにある昭和記念公園に行ったり、鎌倉まで足を伸ばして行くことはありました」

産業医は続けて質問してきました。

「今回の休職期間中に今お話した傾向が無くても、病気になる以前、過去健康だった時に、そういう傾向があれば、当てはまる可能性はあります。寝なくても全然平気だったり、結構無理をしても平気だったり」

「確かに若い頃は、非常に健康に自信があり、寝なくても平気だったり、結構無理を重ねていました」

 

その後、僕の家族のことに話は移りました。

「ご家族・親族の中で、躁うつの傾向があった方はいらっしゃいましたか?」

僕は即座に思いつき、父親がそうだったと答えました。

僕の父は、いつもは無口でおとなしい方の性格なのですが、休日の特にくつろいでいた時、特に酒を飲んだ時は、異常にハイになることが多かったと記憶しています。

「そうですか・・この病気は遺伝の影響が強いのですよ」

(やっぱり、そうなのかな・・)

僕は複雑な気持ちになりました。

 

そこで、話は薬のことに移りました。

「おそらくですが、主治医の先生が何度も抗うつ薬の投与をためらったのは、躁状態になった時にそれを抑えたり、逆にうつ状態になった時にもそれを抑えたりする頻度が上がってしまい、気分が激しい波の状態になってしまい、患者さん本人がとてもツラくなってしまうからでしょう」

「主治医の先生が今回新たに処方したアルピプラゾール(エビリファイOD錠3mg)は、うつを良くする薬で、とても良い薬だと思います。今は3mgで処方されていますが、もう少し増やしてみて様子を見ても良いと思います」

「主治医の先生も、典型的なうつ病ではないと判断したところから、いろいろと考えて処方されたのだと思いますよ。まあ、5月いっぱいまであと2週間は飲み続けてみて様子を見てください。まだ飲み始めたばかりだから、現状では可否は判断できません」

 

主治医が今回新たに処方してくれた
アルピプラゾール(エビリファイOD錠3mg)
うつを良くする薬で、とても良い薬だと産業医も評価していました。

 

僕は今後のことが心配になり、産業医に質問しました。

「先生、今後復職に当たってはどのように考えたらよろしいでしょうか?」

「今後の復職の判断基準としては、2つあります」

「まず、調子が悪くなる日を週1回程度に減らしていくことが必要です」

「2つ目は、メンタルの調子が悪くなると、スマホの充電状況に例えれば30%ほどに落ち込むとのことですが、これを落ち込みすぎなくさせることです」

 

続けて、会社側の対応の必要性についても言及しました。

「比較的午前中に調子が良くて、夕方以降に調子が悪くなる傾向があるので、調子が悪くなったら速やかに早退できたり、フレックスタイム制を導入できるシステム作りが必要です」

「そして、もう一つは通勤です。満員電車などはとても負担が大きくなるので、リモートワークをうまく活用して欲しいと思います」

「最後に、休職前に担当していた『クレーム処理業務』のような会社の矢面に立つような仕事は避けた方が良いと思います。もう少し負担の軽い仕事に切り替える必要があると思います」

 

そして、今後について、まとめてくれました。

「今回の面談では、復職の可否の判断は出来ません。今までお話したことを踏まえたうえで、再度次回私が来社する予定の6月20日に面談を実施することとします」

「その時に、復職可否の再判断をしましょう」

 

ということになり、僕の復職はまたかなり先に延長することになりました。

今回の産業医との面談の内容については、翌週の主治医との診察で報告することになります。

(次回に続く)

 

休職後初めての産業医面談 その2

僕は会社の人たちがデスクで仕事をしている中を何も言わず早歩きで通り過ぎ、産業医が待つ会議室のドアをノックして、すぐさま中に入るのでした。

 

前回からの続きです。

 

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だだっ広い部屋に大きな長机があり、上座側の席に、メガネをかけた60代くらいと思われる産業医が座っていました。

「リラポンさんとは、昨年末に一度お会いしてお話していましたよね?」

おもむろにそう言いました。

この産業医は歴代の中では至極まともな人で、気さくなほうであり、話しやすいタイプでした。

この先生の強い勧めで、今回休職することになったのでした。

 

僕は、休職開始した1月中旬頃から現在までの休職期間の状況、日常生活、主治医の見解、薬のことについてなど、かいつまんで詳細に話しました。

産業医は僕の話したことをすべて聞いた後、こう質問してきました。

「ご自身の心のエネルギーを、スマホの充電状況に例えると、数値にしてどんな感じでしょうか?」

これは前回も質問されました。

「そうですね・・・調子が良い時で70%から80%、調子が悪くなると30%程度でしょうか?」

 

すると、産業医はこう答えました。

「先ほどのリラポンさんのお話やリラポンさんの様子を観察させていただきました」

「先ほどのお話ですと、ほぼ毎日読書の習慣があり、それはほぼきちんとできているようですね」

「そして、自己洞察のためにほぼ毎日日記を書いているそうですが、これもほぼきちんとできているとのことですね?」

「はい、そうです」

「ほぼ毎日読書が出来ており、日記として文章もほぼ毎日書けている・・・」

うつ病患者というのは、パソコンで言う『CPU』が壊れているので、そういうことができないのですよ」

「よって、リラポンさんを観察した結果、典型的なうつ病ではないのではないかと感じているのです」

産業医からそのように言われ、僕は納得しました。

主治医のK先生からも「典型的なうつ病ではない可能性がある」と言われていたので、特に驚きはしなかったのですが、次の言葉が僕に衝撃を与えました。

 

「リラポンさん、これはあくまでも私の見立てなのですが、典型的なうつ病ではなく、躁うつ病の一種である「双極性障害Ⅱ型」の疑いがあると見ているのですよ」

(「双極性障害Ⅱ型」? なんじゃそれは?)

僕は突然の産業医の診断に、言葉を失うのでした。

 

(次回に続く)

 

 

休職後初めての産業医面談 その1

約束していた会社の産業医面談の日がやってきてしまいました。

前回からの続きです。

 

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人事部長からは、早めに来て、休憩室で待っていてほしいとメールで言われましたが、本社の社員たちがデスクで仕事をしているスペースのすぐ隣で、何の仕切りも無く、丸見えの状態です。

しかも社内の扉を開けて入ったら、社員が仕事をしている後ろや前を通らなくてはなりません。

当然何らかの挨拶をしなければならず、数ヶ月も休職している僕にとっては一体何と言えばよいのか、どういう表情をすればよいのか、判断に困るところでした。

おそらく相手方の同僚や上司たちにとっても、同様だと思います。

実は、こういうことが一番ストレスに感じて、厄介なことだったりします。

 

そこで、僕としては、約束の時間(午後4時)ギリギリに行くことにしました。

ギリギリなので、上司や同僚らとコミュニケーションを取る暇もなく、すぐさま産業医との面談室に向かうことを企んだのです。

 

僕があまりにも緊張している風に見えたのか、妻が会社の近くまで付き添ってくれることになりました。

というか、これではまるで小学生や中学生と同じで気恥ずかしいので、断ったのですが、面倒見の良い妻は頑として譲ろうとせず、会社の最寄り駅である新宿駅まで一緒に電車に乗って付き添ってくれました。

新宿駅からはそこそこ歩くのですが、会社の入っているビルの真ん前まで付き添ってくれたことは、かえって良かったかと思っています。

余計な雑念に襲われて、余計なことを考えなくて済むので・・・

 

しかし、約4ヶ月ぶりに会社のあるビルのエントランスに一人で入り、一気に緊張したと同時に、休職する前の大変だった時期をおもわず思い出さずにはいられませんでした。

会社のあるフロアでエレベーターを降りましたが、幸い誰もいませんでした。

そして、オフィスのドアをセキュリティカードを通して入らなくてはならないのですが、これが一番緊張しました。

中にいる本社の社員みんなの視線が一気に集まり、注目されるからです。

しかし、仕方ありません。

(ええーーい!! ままよー!!)

ほとんどやけになって中に入ると、すぐ目の前に総務の担当の女性社員が出迎えてくれて、奥にある会議室に入るよう、示唆されました。

僕は出来るだけ注目を浴びないように、早足で進みましたが、何人かの社員が僕だと気がついたようでした。

(なんとなく気配で、ちょっとビックリしている感じが伝わってきました)

そして、産業医が待つ会議室のドアをノックして、すぐさま中に入るのでした。

 

(次回に続く)

メンタル絶不調

復職を決める重要な診察を受診し、僕は大いに悩みましたが、K先生が良い落としどころを見つけてくれました。

6月中旬までの休職延長の診断書を書いてもらいますが、産業医の診断により、産業医の指定する期日から復職を開始して、休職期間を短縮できるということにしてもらったのです。

2人とも安心してクリニックを出て、カフェでくつろいだりしていたのですが、僕はなぜかガクッと疲れと睡魔が怒涛のように押し寄せ、カフェでしばらく仮眠を取りました。

僕はK先生との復職に関する一連のやり取りをする中で、とても精神的に負担が大きかったらしく、また、前夜の睡眠状況もあまり良くなかったので、ぐったりしてしまい、早々にカフェを出て、必要な食材の買い物をしてすぐに帰宅しました。

帰宅後も、極度の疲労と偏頭痛が生じて、絶不調となってしまいました。

 

翌日日曜日の朝食後から、新しく処方された「アリピプラゾール」(エピリファイOD錠3㎎と商品名は表示されています)を飲み始めました。

抗うつ薬の補佐的な役割をする気分を安定させる作用がある薬ですが、小さくて薄っぺらくて、ちょっと甘く、すぐに飲み終わってしまいました。

それまで服用していたワイパックス漢方薬の抑肝散も一緒に飲みました。

しかし、しばらくすると、頭の前頭葉の部分に違和感を感じ始めました。

それは次第に鈍い痛みに変わり、左眼の周りと両方のこめかみのあたりも鈍い痛みが出てきました。

気分的にも落ち着かず、まるで風邪をひいて高熱を出している病人のような感じになりました。

この日曜日と翌月曜日は終始こんな感じで、ヒドい絶不調の状態でした。

 

新しく処方された「アリピプラゾール」 
エピリファイOD錠3㎎と商品名は表示されています。
抗うつ薬の補佐的な役割をする気分を安定させる作用がある薬です。

 

でも、やらなくてはならないことは、こんな絶不調な時でもやらなければなりません。

会社の共有チャットで、人事部長に今回の診察の主治医の見解を伝えました。

なぜか人事部長からは数分で返事が来て、3日後の木曜日に産業医が来社するので、予約するかどうか打診が来ました。

月に1回しか来社しないので、これを逃すと1ヶ月以上先の6月20日となってしまうので、承諾しました。

ポンポンポンとスムーズに人事部長とやり取りして、産業医の面談は3日後の木曜日の午後4時ということになりました。

早めに来て、休憩室で待っていてほしいと返信がありましたが、この休憩室は社員のデスクが連なるスペースと何の仕切りも無く、丸見えの状態です。

「もうちょっと気を遣ってくれないかな‥」

とちょっと憮然としましたが、まあ仕方ありません。

その後、大雨の中、車を飛ばして郵便局に行き、レターパックを購入して、その中に2回目の傷病手当金支給申請書一式を入れて、会社の労務課宛に発送しました。

まあ、頭痛がひどく、メンタル絶不調なのに、よくがんばりました!

 

翌日火曜日に、行きつけの整体師のところに行って、全身のマッサージを思いっきりやってもらったら、なぜか頭痛はかなり軽減していき、その翌日水曜日には頭痛はほとんどなくなっていました。

有難いことです。おそらくいろいろと緊張することが多くて、血行が悪くなっていたのかもしれません。左側の肩や首回りがガチガチに凝っていたそうです。

 

しかし、僕は木曜日の産業医との面談を前にして、かなり緊張していて、とても憂鬱でした。自分なりに休職してからの日々の生活のこと、最近の心身の状態、主治医の見解について、ノートにまとめておきました。

妻からは、ここまでするなんてスゴイ!なんて几帳面なんだ!と言われましたが、仕方ありません。これが僕の性分です。だからメンタルの調子を崩すのでしょうかね。

 

今この文章を書いているのは、産業医面談で会社に向けて家を出る直前に書いています。

産業医面談の結果については、また次回のブログでお伝えします。