ユーミンの「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」を観に行きました。
今回は後半の最後の方のもようをお伝えします。
再びある新米の乗組員が書いたという設定の日記帳を見ながら、朗読が始まりました。
朗読が終わると、1983年リリース「REINCARNATION」収録のアップテンポのノリノリのナンバー「星空の誘惑」が始まりました。
この曲は中学生の時に初めて聴きましたが、当時のいかにも80年代のユーミンという感じで、キラキラしてワクワクするメロディとアレンジが冴え渡り、大好きでした。
曲の途中で、またあの大きな龍が現れ、今度は龍の頭の上にはギタリストの遠山氏(たぶん)が乗っていました。
今度も、龍は激しく波打ちながら泳いでいるようで、口から火を噴いており、それがさらにステージを盛り上げていました。
続いて、ライブではおなじみの名曲「埠頭を渡る風」、そして船の側面から火が噴き上がり、照明がステージを怪しく赤く染め、たくさんのダンサーがステージに登場し、1993年の大ヒット曲「真夏の夜の夢」の演奏が始まりました。
ステージでユーミンが歌う中、その周りをダンサーたちがバク転をしたりして激しいダンスを繰り広げ、とてもエキサイティングでした。
よくまあ、あの狭いステージの上で、互いにぶつかることなく、うまくやっているなあ、と感心しました。
自分の周りをダンサーたちが激しく踊り続け、宙を飛び交い、ユーミンはよく平常心で歌えるなあ、と感心しました。
このエキサイティングな曲が終わると、一転して、波の静かな音が奏でられ、先ほどまで激しく踊っていたダンサーたちやプレーヤーたちが、船の乗組員に扮して、目的地が近づいていることを喜び合っている演技をしていました。
そして、このセットにふさわしい名曲「航海日誌」の演奏が始まりました。
とても、このステージの筋書きにも合っていて、素晴らしい演出だと思います。
曲が終わり、ユーミンがつぶやくように話し始めました。
「集団心理は海のようです。コントロール不能だと感じます。それでも未来は良くなると願っています。人間の知性を信じています。」
とても印象的なMCでした。
日本の現政権と現状に対するユーミンなりの懸念を表明していたように感じられました。
そして、会場に手を振り、メンバーと共にステージを去っていったのでした。
この続きは次回のブログで!
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