プロブロガーである立花岳志さんの久々の超大作「起業メンタル大全」をようやく読み終え、いろいろと感銘を受けたので、ご紹介したいと思います。
前回の続きです。
3⃣ 好きなことが続けられなくなったら、どうすればいい?~習慣力の不足
立花さんは、習慣化が苦手な人は、「完璧主義」の傾向が強い人が多いと言っています。
完璧主義の傾向が強いために、合格点のハードルが高すぎて、自分が納得するまで頑張ってしまい、夜遅くまで、もしくは寝ないで頑張ってしまうのです。
かく言う僕もまさにそのようなタイプで、最近は比較的収まってきましたが、生来の「完璧主義者」で、仕事にしてもプライベートにしても、「完璧な状態」でないと、気分が落ち着かず、気持ちが悪く、ついつい納得が行くまで頑張ってしまうタイプでした。
仕事は主に営業系をやっていましたが、プレゼン資料を作ることが多く、社内の決裁者たちが納得するためのデータをあらゆるサイトから引っ張り出したり、自分で外に出て調べて行ったりして、寝る間も惜しまず、休日も返上してやってしまうタイプでした。
資料自体も、完璧な構成やデザインでないと気が済まず、誤字脱字も一字一句間違えないことがデフォルトで、どうでもいい些細なミスでも、いちいちやり直したりしていました。
こんな状態ですので、いつも時間が足りなくなってしまい、プレゼン会議前日はたいてい徹夜明けとなっていました。
そのような状態では当然「脳疲労」状態となっているため、自分では気づかないミスが増えており、プレゼン自体もうまくいかず、終わった後で、ガックリして、自分を責め続けて、自己肯定感を下げ続ける毎日でした。
そして、こんな毎日を続けていては、心身ともに疲弊し続けることは必至で、40歳になって、末期ガンを患い、長期間入院することになってしまいました。
プライベートでも、肥満を改善するために食べたものを記録したり、運動量を記録する日記をつけるのが良いと聞くや否や、始めるのですが、バカみたいに事細かに記録するため、毎日続かず、いつの間にか息切れしてやめていました。
運動不足を解消するため、ジムに通ったり、ウォーキングを始めても、自分自身に求めるハードルが高いため、目標を達成できないと、自分を思いっきり責めていました。
結局自己肯定感を下げて、「なんて自分はダメなヤツなんだ!きちんと出来ないのであれば、やらない方がいい!」などと「ゼロヒャク思考」に陥ってしまい、息切れしてやめてしまいました。
まさに、立花さんが言うように、習慣化が苦手な人は、決してグータラで不真面目な人というわけではなく、完璧主義傾向の強い、頑張りすぎる人で、そのためにエネルギー切れになってしまい、挫折してしまうのだと思います。
立花さんは、対して習慣化が得意な人はどういうタイプかと言うと、適切な負荷をかけて努力はするのですが、適度に手を抜くのがうまいタイプなのだそうです。
そして、僕みたいな完璧主義タイプには、こう改善するよう、提言しています。
①ゆるく長く続ける
②新しく始める分、何かをやめる
起業における成功者の多くは、圧倒的に行動量が多く、それを続けられる人なのだそうです。
完璧主義にはまっていては、これでいいのかどうか不安に陥ってしまい、結局迷って、「完璧な状態になるまで、やめておこう」となってしまい、いつまで経っても前に進まないのです。
行動量を増やすためには、ハードルを下げることが大切であり、そのためには何はともあれ、「まずやってみる」ことが大切だということです。
そのためには、多くの完璧主義・頑張りすぎる人が考えてしまう「最初から100点満点を目指す」ということをせず、最初は30点でもいいので、とにかくやってみることが重要なのだそうです。
そこから少しずつブラッシュアップしていき、80点・90点の状態に持っていくのが、成功している起業家の多くの方がやっていることなのだそうです。
「完璧主義・頑張りすぎる」タイプだった僕も、このような考え方にシフトしてからは、少しずつですが、続けられることが多くなってきたと感じています。
長くなりましたので、この続きは次回のブログで!
※立花岳志さんの公式ブログ・ホームページです。