全5回に渡って、プロブロガーで総合情報発信者である立花岳志さんの久々の超大作「起業メンタル大全」をご紹介してきました。
前回からの続きです。
何しろ461ページに渡る超膨大な内容なので、僕の心に引っかかった内容のみをいくつかご紹介しましたが、基本的なエッセンスは感じていただけたかと思います。
この本を読んで、起業に最も必要なことは何かというと、僕は「習慣力」ではないかと思っています。
これは何も起業だけに限ったことではありませんが、起業するために必要なことを愚直にひらすら続けるという、「続ける力」が最も必要なのではないか、と感じています。
そのためには、「意志の力を強く持たなければならない」とよく思われていますが、もちろん意志の力も必要ですが、人間の心や身体というものは案外弱いもので、「意志の力」というものも、容易に減衰してしまうものだと思っています。
よって、いかに「続ける力」を持ち続けていくか、工夫していくことが大切だと思います。
そこで、立花さんは、以下の3つのことをやるべきだと提案しています。
① 「やるべきではないこと」の時間を徹底的に排除する
③ 自分自身でやらないことをあらかじめ決めておく
僕も試行錯誤を重ねて、不充分ながら進めていますが、ぜひ皆様もご自分の出来る範囲でやってみることをお勧めします。
また、「起業すること」は、我々日本人にとっては、とてもなじみが薄く、ハードルが高いように感じられてきました。
日本の学校教育もサラリーマンになって成功することを前提とした内容ですし、社会もそれを求めてきました。
親からも、「起業することは大変なこと」と刷り込まれ、「有名大学に入って、有名大企業に入って、そこで定年まで勤め上げること」が人生の成功パターンだと教えられてきました。
しかし、言うまでもなく、かなり前から、この成功モデルは充分に機能しなくなっていることはお分かりかと思います。
(僕自身も完膚なきまでに、これまでの人生で痛感させられてきました)
起業した方のお話を聞くと、確かに起業は簡単ではないが、その分、自分で全てを決めて、自分の判断で自由に物事を進められる自由さがあり、それは何物にも代えがたいものだと言っています。
また、無為な通勤地獄や、職場の人間関係の苦しみからも解放されています。
確かに、全てを自分で決めていくわけですから、その分、責任は全て自分自身で引き受けていかなければなりません。
しかし、サラリーマンだからといって、バブル前の高度経済成長期の日本とは違い、決して安泰ではありません。
会社が自分と家族を無条件で守ってくれるという時代は、はるか昔のことであり、会社は業績が厳しくなれば、どんなに長年会社に尽くしてきた古参のベテラン社員でさえも容易にリストラして会社を追い出し、僕はそういうさまを実際に見てきました。
そして、僕自身も体験してきました。
同じ苦しみを体験するのであれば、一度きりの人生、僕は起業することを選びたいと思っています。
最後に、立花さんがあとがきに書いた、この言葉をご紹介して、締めくくりたいと思います。
長々とした僕の文章を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
「やりたいことがある、やってみたいという湧き上がる情熱があるなら、絶対にチャレンジするべきです。
有名な言葉ですが多くの人は人生を終えるとき、やったことを後悔するのではなく、「やりたかったけれどやらなかったこと」を後悔するといいます。
私自身40歳のときに独立する決断をしたことを、人生最大の快挙だと思っています。私と同じように、ぜひ大海原に漕ぎ出してください。」
※立花岳志さんの公式ブログ・ホームページです。