休職してから3ヶ月が経とうとしていた4月6日、休職中の4回目の精神科受診に行ってきました。
前回からの続きです。
今回は主治医のK先生に傷病手当金の支給申請書を書いてもらうため、きちんと準備をしました。
また、5月の中旬には復職したいと考えており、K先生に現状の僕の状態をきちんと伝えたいため、話したいことをあらかじめスマホのメモ欄にメモしていました。
約束の時間のかなり早めの25分くらい前にクリニックに到着し、話したいことをメモした画面を見たりして、準備していました。
そんな感じで20分ほど待ったころ、名前を呼ばれ、診察室に入っていきました。
僕はやっぱりメンタルが不安定で、不安障害があるのでしょうか。
すぐに傷病手当金支給申請書の原本をバッグから取り出して、手に持ち、話したいことをスマホにメモしたので、それを見ながら話すことをK先生に告げました。
K先生より、この約1ヶ月間の状況がどうだったか質問されました。
僕は堰を切ったように、この約1ヶ月間の状況を話し始めました。
①体調やメンタルはまだ不安定なところはあるが、少しずつ良くなっていることは感じている。但し、不安になることは増えてきて、リーゼはほぼ2日に1回飲んでいる。
②睡眠は平均7時間程度は取れているが、寝つきは日によって不安定なところはあり、睡眠剤のロゼレムはほぼ2日に1回は飲んでいる。
リーゼもロゼレムも1月から2月より摂取量は増えてきている。
これに対して、K先生は答えました。
「リーゼもロゼレムも摂取量は以前よりは増えてきているということですね」
「ただ、これらの薬は毎日指示したとおりに飲んでください」
それを聞いて、僕は(あーー、そうなんだ)と思いました。
「睡眠剤のロゼレムは依存性は無いので毎日飲んでも問題無いです。リーゼは多少依存性はあるので、絶対とは言いませんが、出来るだけ毎日飲んでください」
僕は承諾し、その後いちばん話したいことを話そうと思いました。
それは、この1ヶ月間、高尾山や鎌倉、立川の昭和記念公園など、比較的遠くて人が多いところにも行けるようになったのではあるが、まだ人ごみに関しては結構な抵抗感があり、他人が近寄ってくるだけで不快感を通り越して、怒りが込み上げてくることが多々あることでした。
例えば、①電車の座席に座っている時に隣に座られること、②駅のホームで電車を待っている時に、他のラインは結構空いているのに、わざわざ僕の後ろに並ばれること➡これに関してはK先生も(これはわかる気がしますが・・・)とポツリと答えました。
その他、歩いている時、車を運転している時でも、後ろに付かれると、なんか尾行されているような不快な気持ちになることなど・・・
以上の傾向があることは妻にも指摘されていました。
「このように不寛容になるというか、許容範囲が狭くなってくることは、メンタル疾患患者の特徴なのでしょうか?」
僕のこれらの話を聴いて、K先生は顔をしかめ、少し考えてこう言いました。
「・・・かなり過敏になっている傾向がありますね・・・」
「以前からそういう傾向はありましたか?」
僕は答えました。
「3~4年ほど前からそういう傾向が出てきて、昨年あたりからひどくなってきました」
すると、K先生は静かにこう答えました。
「メンタル疾患になると、余裕が無くなってくるので、不寛容な傾向になることは確かであり、それほど珍しいことではありません」
「ただ、お話を聴いていると、やはりかなり過敏になっていると思われます」
「興奮させる物質であるノルアドレナリンの放出を抑える薬を飲むなど、新たな薬を処方して飲んだ方が良いと思われますが、お聞きしたところリラポンさんは毎年今の時期は心身ともに不安定になる時期であり、今のところ新たな治療を始めるのは控えた方が良いでしょう」
「よって、もう少し様子を見てみましょう。調子の悪くなる時期を脱して、その時に必要であれば新たな薬で治療してみましょう」
「すでに処方しているリーゼはそのようなノルアドレナリンの放出を抑える作用は無く、お酒と同じように酔わせることによって細かいことを気にならなくさせる薬です」
K先生の話に納得して、僕はさらにこの1ヶ月間の近況を話しました。
「先生のおっしゃる通り、かなり過敏になっていることもあり、不安が強くなっており、それが原因なのか、日々のルーティンとして日記を書いたり、語学の勉強をしたり、運動などはほぼきちんと毎日やっています」
「また、以前はあまり気が進まず、なかなか出来なかった面倒な書類作成などがだんだんと出来るようになってきました。医療費控除の確定申告など結構面倒くさいのですが、これもやり遂げました」
「まだ不安定ではありますが、5月中旬頃には復職したいと考えていて、心と身体を整えていきたいと考えています」
これらの話を聴いて、K先生は言いました。
「次回の診察では、再度復職延長の診断書を書くか、復職に向けての話をする必要があります。復職OKという診断書を書くことも問題ありません」
僕は答えました。
「仮に復職する場合、事前に会社の産業医の面談が必要なので、なるべく早めの日付での診察をお願いしたいと思います」
K先生と話し合い、次回の診察は3週間後の4月27日となりました。
そして、傷病手当金支給申請書もその場で書いてもらい、会計の時に窓口から受け取ることが出来ました。
次回はいよいよ復職に向けた具体的な話となります。