肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

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休職中の3回目の精神科受診

休職してから2ヶ月が経とうとしていた3月9日、休職中の3回目の精神科受診に行ってきました。

前回からの続きです。

 

pilgrim1969.hatenablog.jp

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もうすぐ会社に申請していた休職期間が終わる時期が迫ってきたので、会社の人事部長からメールでどのような感じか様子をうかがう連絡が入りました。

数日後に主治医との診察があるので、主治医の判断を仰いでからまた連絡すると返答しました。

僕のその時の心境と状況としては、まだまだ不安定な状況であり、ちょこちょこ体調とメンタル不調を起こすので、このまま復職することはかなり心配でした。

そこで、復職延長をしたい旨を主治医のK先生に伝え、再度診断書を書いてもらう必要がありました。

なので、事前に現在の状況を正直かつわかりやすく伝える必要があると思い、事前にスマホのメモアプリに話すことをメモしておきました。

妻もそんな僕の状況を見て、もう少し休職期間を延長した方が良いと言っていて、意見は一致していました。

 

「休職を延長したい」

「そのために先生に診断書を書いてもらう必要がある」

そのような思いを強く抱きながら、クリニックにたどり着き、順番を待っていました。

すぐに名前を呼ばれ、診察室に入り、この1ヶ月の状況を事細かに説明しました。

 

この1ヶ月間、体調を崩したり、メンタルの調子を崩すことが多かった。

単純ヘルペスを患ったり、頭痛が頻発していた。

メンタルも落ち込み気味なことが多く、睡眠も質が悪い状況が多くて、なかなか寝付けないことが多く、リーゼとロゼレム(睡眠剤)はほぼ毎日飲んでいた。

中でも気になったのは、午前中や晴天時は比較的調子は良いが、夕方の黄昏時や天気が悪い時には必ずメンタルの調子が悪くなり、非常に耐え難い感じで落ち込み気味になり、このことは家族からも指摘された。

毎年2月下旬から3月・4月いっぱいまでの冬から春の時期に体調やメンタルの調子を崩すことが多い。

毎日のルーティンややるべきことに囚われて、それらが出来ないと自分に対してイライラすることが多い。

以上のように、様々なことをK先生に話し、このままの状態で復職するとすぐに再発するのではないかと危惧している、ただまた3ヶ月だと長すぎるとも感じているので、あと2ヶ月ほど、5月中旬頃までの診断書をいただきたいことを話しました。

 

以上の僕の話を聞いて、K先生は眉間にしわを寄せた厳しい表情となって、こう言いました。

「お話を聞いたところ、以前から夕方頃に調子が悪くなったり、ちょうど今頃の冬から春の時期に調子が悪くなるというのであれば、「季節性のうつ」ということも考えられますし、元々の「性分」であるということも考えられます」

「いずれにしても、抗うつ薬を飲むなどもう少し強い治療をする必要があるかと思います。試してみるのも良いと思います。ただ、そこまで考えていないということであれば無理強いはしませんが、いかがでしょうか?」

僕は答えました。

「ちょうど今の時期が一年で最も調子が悪い時期なので、試してみたいと思います」

続けてK先生は質問しました。

「あと、復職の時期が近くなってきたことによる影響はあったと思いますか?」

その質問がどのような意図があるものかわかりかねましたが、僕は答えました。

「そうですね・・やはり、それは多少あったと思います」

 

K先生は少し考えてから、再び話し始めました。

「いずれにせよ、現在の状況では復職は難しいと思います。休職しながらもう少し強い治療を試してみるのも良いと思います」

僕は答えました。

「わかりました。毎年初夏になるころには調子が良くなってくるので、最初の診断書の期間の次の日付の3月17日から5月16日までの診断書をいただけますでしょうか」

それに対してはK先生はこう答えました。

「あまり詳細な日付を記載することは出来ないので、5月中旬までということで、診断書を書きましょう」

そして、パソコンで作成した文章を僕に見せました。

「・・・・依然抑鬱状態が強く、就労は困難であり、引き続き5月中旬までの療養を要する」

僕は文章を読んで、この内容で承諾しました。

 

そして、K先生は意外そうにこう言いました。

「前回の診察の時は、いろいろとルーティンなどをこなしていて、けっこう調子が良さそうに見えたので、もう復職できるだろうと考えていました」

「毎日夕方頃に不安が生じるとのことですが、リーゼ(抗不安薬」はもう少し欲しいと思いますか?」

僕「はい」

「睡眠時間についてはきちんと7時間くらい眠れているのに、なかなか寝付けないということであれば、リーゼも効きますので、リーゼとロゼレムを就寝前に併用してください」

「次回の診察は4月6日にしますが、今の時期は調子が悪い時期ということですので、調子が悪くなってきたら、いつでもお早めにきてください」

K先生は、僕の調子がとても悪いと考えているようで、とても心配しているようでした。

 

強い治療を開始するため、新たに抗うつ薬を処方するとのことでしたが、処方箋を見ると、結局新たな抗うつ薬は処方されず、従来の抗不安薬であるリーゼを一日二回に増やして、就寝前に睡眠剤のロゼレムと併用することだけが変更点でした。

 

こうして、僕の休職期間は2ヶ月延長されることになったのでした。