先日2023年7月29日、NHKホールで行われた、山下達郎「PERFORMANCE 2023」のライブを観に行ってきました。
前回の続きです。
会場の客席で待つこと約30分、購入したツアーパンフレットなど読みながら、今か今かと待っていました。
いつも定刻通り始まるのですが、今回は約5分遅れでスタートしました。
メンバーがぞろぞろとステージに現れ、最後に山下達郎氏が現れ、会場は歓声で溢れかえりました。
現在、まだツアー中であり、これから参加する方には、完全にネタバレになってしまいますので、ご注意してお読みください。
1曲目は、恒例の1982年リリース「FOR YOU」1曲目の「SPARKLE」でした。
あの印象的なギターのカッティングフレーズから始まり、会場は一気に盛り上がりました。
前回も申し上げましたが、この曲は軽快で夏の透き通った海岸の青空を思わせ、僕の大好きな曲です。
メンバーを見たところ、前回と変わらず同じメンバーと思いきや、ギタリストが違う・・・
よく見ると、達郎バンドで長らく活躍していた佐橋佳幸氏ではなく、後ほど紹介されましたが、吉田拓郎氏やユーミンなどのツアーにも参加し、音楽プロデューサー・編曲家でもある鳥山雄司氏でした。
「SPARKLE」で1曲目から盛り上がり、2曲目は何かと思いきや、なんと1978年リリースの2枚組ライブ盤「IT'S A POPPIN' TIME」にしか収録されていない「雨の女王」でした。
この曲は、後ほど達郎氏も言っていましたが、このアルバムにしか収録されておらず、その後のライブでは一回も演奏されたことが無いそうです。
小気味良いサックスから始まるこの曲は、70年代の達郎氏の典型的な曲調で、心地よい雰囲気で、僕は好きです。
達郎氏も、なかなかご満悦な表情で演奏し、歌っていました。
曲が終わり、最初の達郎氏のMCとなりました。
「様々な娯楽がある中で、この山下達郎のライブを選んでいただき、誠にありがとうございます。」
「また、この猛暑の中、わざわざ足を運んでいただき、本当にありがとうございます。」
「中野サンプラザ無き後、僕にとっての今後の「ホーム」は、このNHKホールと考えております。」
「えー、1曲目は毎年恒例で、今回RCA/AIRイヤーズ・キャンペーンで晴れて40年ぶりにアナログ盤が発売されました「FOR YOU」の1曲目「SPARKLE」、2曲目は、1978年に出した2枚組ライブ盤「IT'S A POPPIN' TIME」にしか収録されていない「雨の女王」でした。この曲はライブでは初めての演奏となると思いますが、今回のライブでもとても良い出来で満足しております。」
「ところで、このNHKホールは、とても敷居が高く感じておりまして、ずっと中野サンプラザなどでやっておりましたが、1998年に初めてステージに立たせていただきました。」
「まあ、世間はいろいろな問題で騒がしいですが、ライブは別です。皆さん存分に楽しんでください!」
3曲目は、1997年リリース「COZY」収録で、言わずと知れたミスタードーナツのCMソングに採用された「ドーナツ・ソング」。
「ドーナツ・ソング」のイントロで始まり、ボーカルに入るとすぐに「LOVELAND,ISLAND」を歌い始めました。
途中まで歌った後、「でも、今回はこの曲は歌いません」と言って、「ドーナツ・ソング」を歌い始めました。
今回のライブは、このように同じコードの違う曲を、曲の冒頭や途中で歌うことが格段に多かったです。
「ドーナツ・ソング」が終わり、再びMCとなりました。
「僕はこのところRCA/AIRイヤーズのプロモーションに忙殺されていまして、このNHKホールも確か前回のツアーの昨年11月にやって以来ですから、まだ8ヶ月しか経っていません。」
「なんか、コンサートばっかりやっている気がする。」
「だから、話のネタが無いんです。」
「話のネタが無い」と言いながら、MCはまだまだ続くのでした。
長くなりましたので、続きは次回のブログで!