先日2023年7月29日、NHKホールで行われた、山下達郎「PERFORMANCE 2023」のライブを観に行ってきました。
前回の続きです。
13曲目の「ずっと一緒さ」が終わり、「Ride On Time」の頃の話になりました。
「実は、サイパンのCM撮影の時の記憶はほとんど無いんですが、撮影が終わった後、原住民の高級料理と言われている『コウモリのスープ』を出された時はブッタまげました!」
「コウモリの頭がこっちを見てるんですよ・・しかもコウモリの毛が浮いててね・・」
「とても食べられずにいると、同行したカメラマンが『ねえ、食べないの?』と何度も聞いてくるんですよ」
「だから、食べていいと譲ったら、『僕は何度もサイパンに来てるんだけど、これはなかなか食べられなかったんだよね!』と喜んで、コウモリの頭をかち割って、脳味噌を食べていたんですよ・・(笑)」
「(苦笑しながら)そんな思い出のある「Ride On Time」のアルバムから今日はいろいろとやっていきたいと思います。」
そして、会場全体を眺めて、こう言いました。
「今回のライブ、初めて来た人は? 手を上げてください。」
すると、若い人を中心に多数の手が上がりました。
「最近のライブは、一元さんがほぼ3分の1という状況になっていて、とても喜ばしいです。」
「若い人にとっては、古くて新しい曲と感じられると思います。」
「昔からのファンにとっては、『あ・・・あの時は女房ではなく、前の彼女と行ったなあー』などという想い出と共に聞いてください。」
アルバム「Ride On Time」収録のファンクなナンバー「SILENT SCREAMER」の小気味良いドラムのリズムが刻まれ、鋭いギターの長いイントロの演奏がそれに続きました。
途中、ごく自然に、(「Ride On Time」収録ではないのですが)「BOMBER」の演奏に移り変わり、そのまま終わるのかなあ、と思いきや、再び「SILENT SCREAMER」の演奏に戻るのでした。
なかなか圧巻だと思ったのですが、ここで、また妻の不満の見解を聞きました。
「BOMBER」は、原曲ですと、ベースの音が前面に出ていて、それが重厚感を醸し出していたのですが、今回のライブ演奏では、それほどベースの音がフィーチャーされておらず(むしろ軽い)、どちらかというと鳥山雄司氏のギター演奏がフィーチャーされている感じがすると言うのでした。
(なるほど・・・さすがピアノをやっていただけあって、耳がいい・・・)
妻の見解に感心するや否や、次のメドレーに移るのでした。
ちょっと短いですが、続きは次回のブログで!