以前もお話したとおり、僕は昨年(2024年)の大みそかに会社を辞め、55歳にして、再び失業者となりました。
前職の会社に入社する前の48歳の時、その2年前の46歳の時にも、比較的長い期間失業者だった時があり、まあ慣れてはいたのですが、さすがに50代半ばにして失業者となると、「ああ、この歳で失業者になってしまったか・・・」と何とも言えない気持ちになりました。
でも、嘆いてばかりいても何も始まらないし、会社を辞めてしまったのは仕方が無いので、ハローワークに行って、求職者の手続きをして、求職活動を頑張るほかありませんでした。
最初はハローワークの求人を一所懸命見て、応募を繰り返していました。
僕は前職では飲食企業の既存店管理の仕事、サブリース事業の仕事、契約管理の仕事を主にやっていました。
ただ、トラブル処理に終始追われる既存店管理の仕事、サブリース事業の仕事はもうやりたくありませんでした。
大学が法学部出身ということもあり、契約管理の仕事は結構気に入っていました。
そこで、契約管理=いわゆる「法務」系の仕事を探してみたのですが、これがなかなかありません。
なので、仕方なく「一般事務」もしくは宅建士を持っていて、20代の頃に経験のあった不動産業界の管理系の仕事を探してみることにしました。
ところがどうでしょう。「一般事務」は若い女の子を想定しているのか、メチャクチャ給料が安く、不動産管理系の仕事もそれほど給料が良いわけではありません。
私の妻も力説していましたが、ハローワークの求人というのは、給料が安いのです。しかも年俸でなく月給で給与額が表示されます。
それでもいろいろと受けまくり、そして、落ちまくりました。
55歳という年齢が厳しいのでしょうか。でも、46歳の時、48歳の時の転職活動も一筋縄ではいかず、落ちまくっていたので、中高年者の転職というのはこういうものなのかもしれません。
ある転職雑誌の記事にも、40代以上の中高年者は100社受けてやっと1社内定がもらえると思った方が良い、と書かれていたのを見て、妙に納得したのを覚えています。
それでも2社ほど面接まで行った会社がありました。
1社は以前お話したゴルフ場の運営会社で、もう1社は不動産管理系の仕事でした。
その不動産会社は、立川の老舗の会社で、地元金融機関とも太いパイプを築いて、手堅くやっている会社のようで、印象は良かったのですが、給料はいかんせん安い。月給で税込25万円から40万円と表示されており、こういう場合はたいてい一番安い25万円だと思った方が良いのです。しかも交通費は全額出さず、2万円までしか出さないケチな会社でした。
それでも面接には、創業者の会長、30代と思われる若社長、営業系の責任者、人事担当者の4人が現れ、なんだかんだいろいろと訊かれて、どうやら僕に期待しているようで、創業者の会長からは「入社したら私と一緒に金融機関廻りをしよう」とまで言ってもらえました。
面接が終わってその日のうちに、メールで内定の通知が来たのですが、給料があまりにも安すぎるので、断ってしまいました。
こうしてハローワークに求職登録してから、約1ヶ月が経ちました。
その間、10社ほどは応募したでしょうか。全て落ちてしまい(1社は先ほどの不動産会社で、辞退)、どうしたものかと途方に暮れていたある2月下旬の朝、一本の電話が鳴ったのでした。
思わず出てみると、懐かしい声で「Rさん!お久しぶり!」
その人物は、25年ほど前、僕が30代の時に在籍していた焼肉チェーンのR社の同僚だったSさんだったのでした。
(次回に続く)