2020-10-17 諏訪大社~上社本宮 其の二 参拝 旅行 歴史 諏訪大社 諏訪大社の上社本宮へ行ってきました。 前回の続きです。 pilgrim1969.hatenablog.jp 宝物殿を堪能した後、門の外側へ出ましたが、見るものがまだまだたくさんありました。 「天流水舎(てんりゅうすいしゃ)」 どんな晴天の日でも雫が三滴は屋根の上の穴から降り落ちると言われている諏訪の七不思議らしいです。背景が工事中で、ちょっと風情が無いですが・・・ 国の重要文化財に指定されています。 「五間廊(ごけんろう)」 1773年(安永2年)の建造で、国の重要文化財指定ですが、現在改装中です。 「神楽殿(かぐらでん)」 1827年(文政10年)建立で、祈願者の神樂が演奏されていた御殿だそうです。 神楽殿の大太鼓は、胴の部分は樽と合わせて木造で、神龍が描かれております。皮は牛の一枚皮で、牛では日本一だそうです。元旦の朝のみに打たれるそうです。とても立派です。もちろん国の重要文化財指定です。 「勅使殿(ちょくしでん)」 1690年(元禄3年)の創建で、幕末の安政年間に大修理が施されたそうです。「勅使」はつまり中央の天皇からの使者で、ここで重要な神事が行われていました。国の重要文化財指定です。 奥はまだまだあります。遠くに見えるのは「神馬舎(しんめしゃ)」 「神馬舎(しんめしゃ)」 駒形屋とも言うみたいで、諏訪大神の神馬の屋形とのことで、銅製の神馬と木製の神馬が安置されています。明治27年の大暴風雨で近くの大木が倒れて神馬舎の建物は崩壊してしまったそうですが、この神馬は10メートルほど前方に飛ばされただけで、微塵も被害を受けなかったという何とも神がかったお話です。当時は日清戦争の時で、諏訪大明神がこの神馬に乗って戦場に向かわれたと畏れられたとの逸話が残されています。国の重要文化財指定です。 格子の隙間から、神馬を撮ってみました。逸話とは裏腹に、とてもキュートな表情をしています。 こちらにも「本宮二之御柱」があり、その隣には樹齢千年の大木が元気に立っていました。千年もの間、この土地の歴史を見てきたのだと思うと、もう「ご苦労さま」というほかありません。 「出早社(いずはやのやしろ)」 諏訪大神の御子神といわれ、地元の人達からはお諏訪様の門番神として、崇められています。また古くから「イボ石神」としても敬われており、写真手前の小石を捧げて、イボの全快を祈るのだそうです。僕も頭にイボがよく出来るので、しっかり祈ってきました。 ということで、かなり見ごたえのあった上社本宮でした。 この後、地元の老舗の蕎麦屋で、名物の信州そばを食べて、上社前宮に向かいます。 続きはまた次回ということで。