前回のブログで、左眼の中に新たに出現した浮遊物「フライ」を除去するための手術を巡る中原先生とのやり取り、そして、やっと取り付けた手術の約束までのお話をしました。
中原先生と手術の約束を取り付け、その日のうちに手術をしてくれることになりました。
1階のレストランで昼食を済ませた後、すぐに手術室の待合室に行き、3回目の手術に臨みました。
もう3回目なので、慣れたものでした。
いつも通り、結構な時間を待たされた後、最後の手術患者として、処置室に入っていきました。
手術直前に中原先生が出てきて、にこやかに僕に語りかけてくれました。
「○○さん、心配ありませんよ。しっかり取ってしまいますから、大船に乗ったつもりでいてください。」
先生のこの言葉にどれほど励まされたことか。
いつものとても痛い球後麻酔を済ませ、僕はいつものように手術室に運ばれました。
そして、3回目の手術は開始されました。
いつもより、明かりをかなり強くして、左眼の中を照らしているようでした。
僕はブラックアウトしてしまって、全く見えませんが、先生は「フライ」を探し出すのに苦心しているようでした。
そして、数分経った頃でしょうか、先生が「ん?よし、これだ!これだこれだ!」とつぶやき、次の瞬間叫びだしました。
「よし、捕らえたぞ!よしよし!」
そして、次の瞬間、歓喜の声を上げました。
「取れた!取れた!○○さん!取れましたよ!」
「これは縫合が必要だな。」
「良かったですね!これでもうストレスから解放されますよ!」
麻酔で少しぼやけた意識の中、まるで夢のような気分でした。
本当にこれで飛蚊症の苦しみから解放されるんだ!
僕は手術中だというのに、感極まってしまいました。
(次回に続く)
※YouTubeもやっておりますので、ぜひ下記のリンクからご覧になってください。