肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

肥満と薄毛の話題だけではなく、趣味の読書・音楽・映画などのご紹介もしますよ。

再び鎌倉(本覚寺~妙本寺~常栄寺(ぼたもち寺)~鶴岡八幡宮)その2

前回の続きです。

pilgrim1969.hatenablog.jp

 

妙本寺の祖師堂でしばし癒やされた後、本堂の隣の寺務所に向かい、御朱印をいただきに行きました。

寺務所に入ると、とても感じの良い若い住職の方が対応してくれました。

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妙本寺の御朱印 2種類あるが、これは仏教用語なのだろうか。

 

「大學守」という、このお寺のイチオシと思われる御守があり、熱心に宣伝しているプレートが扉の窓に貼ってありました。

色は3種類あり、どれもとてもセンスの良いデザインで、僕はそのうちのこのお寺にピッタリのイメージの、自然の緑を思わせるデザインの御守を購入しました。

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妙本寺イチオシの「大學守」 とても良いデザインで、この御守を持っていると、とても良いことが起こることが詳しく書かれている。

 

この「大學」とは何だろうと思って、購入した御守の説明文書を読んでみると、このお寺の「法華堂」を日蓮上人に献呈した、「比企大學三郎能本公」の名前から取ったものだそうです。

「比企大學三郎能本公」は、北条氏に謀られて、非業の最期を遂げた比企一族の当主・比企能員の末子だそうですが、いろいろな流れでなんとか難を逃れ、京都で儒学を学んで名を挙げて、当時の順徳天皇に仕えることになり、承久の乱鎌倉幕府によって、天皇と共に佐渡に流されたのですが、赦されて鎌倉に戻り、儒学者として鎌倉幕府に登用されるという、驚くべき経歴の持ち主です。

鎌倉幕府の実権者である北条氏にとっては、敵方の大将の子供ですから、普通でしたら殺されてしまうのですが、なんとか生き延びて出世して、当の鎌倉幕府に登用までされ、元々の所領の比企ヶ谷の地(この妙本寺の土地です)を邸として与えられるのですから、驚くべき幸運と力の持ち主であったことが伺われます。

この妙本寺は、元々は比企氏一族の邸宅でしたが、命がけで法華経の教えを布教する日蓮上人の姿に能本公は心を打たれ、邸宅を日蓮上人に献じ、長興山妙本寺を開創しました。

武力によって滅ぼされた比企一族を、法華経の信仰と学問の力によって救った大學三郎能本公の「誓願力」を人々に分け与えるため、「大學守」に御魂入れしたとのことで、とてもありがたい御守です。

僕も、なんとかこの能本公のお力にあやかって、力強い幸運に乗って、人生周回遅れで50代になってしまった自分を飛躍させたいですね・・・

 

妙本寺を出て、材木座海岸方面への細い公道(大町通り)を3分ほど歩くと、常栄寺(ぼたもち寺)があります。

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常栄寺 通称「ぼたもち寺」として知られる。

 赤い門が、このお寺のシンボルですが、中に入るとすぐに本堂で、敷地はとても狭いです。

このお寺の由来は、鎌倉幕府により処刑される寸前の日蓮上人に、一人の老婆が胡麻入りのぼた餅を差し出したことにちなんでいます。

その後、江ノ島近くの滝ノ口という場所で、まさに処刑されようとする寸前に、江ノ島方面に光る物体が現れ、処刑執行人たちが恐れをなしたため、処刑は中止となりました。

そのため、老婆の差し出したぼた餅は、「首つなぎぼた餅」と語られているとのことです。

人生に行き詰まって、にっちもさっちも行かなくなって、首も回らなくなったときに、このお寺に行ってみると良いことがあるかもしれません。

 

そうこうしているうちに、午後4時を回ったので、鎌倉駅方面に戻って、一休みすることにしました。

行き先は、いつも行く若宮大路通り沿いの、甘味処の「山里」です。

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鎌倉に行くと、いつも寄ってしまう、甘味処「山里」

この日はとても暑かったため、二人してかき氷を食べることにしました。

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「ミルク金時」かき氷 770円(税込)あんこと練乳のハーモニーがたまらない!

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生レモンシロップのかき氷 770円(税込)生レモンのサッパリ感と甘酸っぱいコクがとても美味しかったです。

美味しいかき氷をごちそうになり、すっかり涼みました。

山里のホームページはこちらです。

https://www.yamasato.co.jp/

 

その後、時間があったので、小町通りを歩きながら、買い物をし、鶴岡八幡宮へ向かいました。

鶴岡八幡宮の鳥居をくぐると、最近は源氏の池側の、旗上弁財天に行ってお参りすることが多く、裏側の政子石にもお祈りしました。

この季節の源平池は、蓮の葉っぱが激しく生い茂っています。

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源平池に茂る蓮の葉 遠くの旗上弁財天を臨む。

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自分でお祓いをする「大祓自祓所」8月末まで設置されているようです。

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大銀杏は、「親」も「子」もどちらも元気でした。安心しました!

鶴岡八幡宮は、数え切れないほど訪れているのですが、なぜか御朱印をいただいたことがなかったので、初めてだったのですが、改めていただきました。

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鶴岡八幡宮御朱印 鎌倉七福神に

入っているので、改めて順番通りに訪れたい。

 

今回もこんな感じで、ゆるゆると鎌倉の寺社巡りをしました。

梅雨が開けて猛暑の日々が続きますが、メゲずにまた鎌倉を訪れたいと思っています。

 

再び鎌倉(本覚寺~妙本寺~常栄寺(ぼたもち寺)~鶴岡八幡宮)その1

このところの梅雨の大雨続きで、鎌倉はご無沙汰していましたが、8月に入り、やっと長かった梅雨が開け、久しぶりの青空が出てきたので、心は自然と鎌倉へ向かっていました。

世間は、まさにコロナ第2波の最中で、東京都では472人の大台に入り、4日間連続の最多感染者更新、大阪・名古屋・福岡をはじめ、全国で増加を続け、予断を許さない状況です。

また、一気に気温30度超えの、熱中症危険水域まで達してしまい、今回は身体のことを考え、なるべく人があまり行かない静かなエリアに行くことにしました。

今回は、鎌倉駅を中心にして、東側で、材木座までは行かない、意外と観光客からは盲点のエリアに行きました。

 

まず、初めに、鎌倉駅東口から徒歩3分程度と、結構近い場所に位置する本覚寺に向かいました。

本覚寺は、日蓮宗の寺院で、本覚寺分骨堂には、甲斐国(現在の山梨県)の身延山から分骨した日蓮上人の分骨が納められています。

 

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本覚寺分骨堂 身延山から分骨した日蓮上人の分骨が納められています。脇には可愛らしいお地蔵様が鎮座しています。

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本覚寺の本堂 鎌倉駅からほど近いのに、心地よい静寂に包まれていました。

本堂にお参りをし、鎌倉えびす神で有名な「夷堂」に向かいました。

日蓮上人は、一度佐渡に流され、鎌倉に戻ってきた時に、この夷堂を辻説法などの拠点としていたと言われています。

 

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日蓮上人が鎌倉での布教活動の拠点として滞在していたと言われる「夷堂(えびすどう)」(左側の建物)

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鎌倉七福神の一つ「えびす様」で、 商売繁盛、五穀豊穣の神様として知られる。本当に商売繁盛しそうな景気の良い雰囲気が漂っています。

鎌倉七福神巡りは、浄智寺鶴岡八幡宮⇒宝戒寺⇒妙隆寺⇒本覚寺長谷寺⇒御霊神社と順に巡って参拝すると、御利益があると言われています。

今度改めて、七福神の色紙を持って、巡ってみたいと思います。

 

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本覚寺で頂いた御朱印と、御守

上の写真は、本覚寺で頂いた御朱印と、購入した御守です。

鎌倉七福神の「夷神」の御朱印と、日朝上人の「眼病救護」の御朱印を頂きました。

僕は、3・4年前に両眼をヒドい飛蚊症を患い、精神的に追い詰められるほど苦しめられました。

お陰様で治癒しましたが、この「眼病救護」という言葉に自然と引き寄せられてしまいました。

日朝上人という方は、15世紀に日蓮宗の布教に注力された方ですが、この方も過労と無理がたたって、両眼失明となったようです。

しかし、自らの不徳と懺悔し、心身ともに健康に留意した生活に精進したところ、全く快癒して失明は免れたそうです。

その後、「眼病消滅本尊」を書いて、眼病で苦しむ人々を守護して平癒させる「願(がん)」を打ち立て、以来、「目の神様」と崇められているそうです。

眼の病気に苦しまれている方は、ぜひこの本覚寺に行かれてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、眼を矢で射られた鎌倉権五郎景政が祀られている御霊神社も有名です。

 

 

反対側の本覚寺の正門を出て、車通りの激しい狭い道路を横切り、小さな橋を渡って、道を左に曲がって、真っ直ぐ進むと、ほんの1分ほどで、妙本寺に着きます。

 

 

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長興山妙本寺の総門 ここも日蓮宗のお寺で、非業の最期を遂げた比企一族が眠っている。

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妙本寺の方丈門 この門をくぐって、長い階段を昇ると、本堂があります。

方丈門をくぐり、長い階段を昇ると、そこは緑豊かで本当に癒やしの空気が流れる別世界でした。

 

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緑豊かな癒やしの空間の中に佇む本堂

本堂でお祈りをし、更に奥へ進んでいくと、左側の高台に鐘楼があり、更に進むと、「二天門」があります。

緑色の紅葉の葉に囲まれて、とても良い雰囲気です。

 

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豊かな緑に囲まれている「二天門」左奥に見えるは「祖師堂」

二天門をくぐると、左側に日蓮上人の大きな銅像が、温かく迎えてくれます。

右側には、比企一族のお墓があり、境内を見守っているようです。

 

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日蓮上人の大きな銅像 こちらを温かい表情で見下ろしているようで、心が休まりました。

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北条氏に謀られ、非業の最期を遂げた比企一族のお墓 亡くなって約800年 どのような想いで移り変わる世の中を見つめてきたのでしょうか。

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一番奥に鎮座する祖師堂 周囲を緑に囲まれ、とても癒やされる空間

一番奥に鎮座する祖師堂におじゃまし、比企一族のご冥福とともに、コロナ禍で暗い今の世の中が丸く収まり、自分自身と家族も安楽の中で行きていけるよう、深くお祈りしました。

 

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祖師堂の向かって右側の外廊下その1 素晴らしい木々の緑です。

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祖師堂の向かって右側の外廊下その2

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祖師堂の向かって左側の外廊下その1 青空と木々の緑が映え渡ります。

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祖師堂の向かって左側の外廊下その2

かなり長くなってしまいましたので、続きは次回へ。

再び鎌倉(鎌倉文学館~甘縄神明宮~鎌倉駅前)

気がついたら、4週続けて鎌倉に来ていました。

今回(2020年7月12日(日))は、かねてより久しぶりに行きたかった鎌倉文学館に行ってきました。

何度も行っているところですが、数年ぶりとなります。

江ノ電由比ヶ浜駅から、徒歩2~3分程度、閑静な住宅街を通り抜けた奥の、緑豊かな場所にあります。

 

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鎌倉文学館の入口の門扉 緑豊かな閑静な場所にあります。

門扉を抜けると、長く曲がりくねった道が、緑豊かな木々の間を伸びており、トンネルを抜けると、明治時代の瀟洒な洋館を思わせる建物が現れます。

 

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鎌倉文学館の建物エントランス 旧前田侯爵家の別邸と言われる。

江戸時代、加賀百万国の藩主として有名な前田家の子孫、第15代当主の前田利嗣氏が、明治23年頃、和風建築の館を建てたのが始まりですが、その後、火災や関東大震災により倒壊し、昭和11年に、第16代当主の前田利為氏が改築し、現在に残る西洋風の建物となりました。

 

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昭和58年に鎌倉市に寄贈され、昭和60年より、文学館として、鎌倉文学の様々な資料が保存・展示されています。

昭和51年に、鎌倉市内の文士たちが、鎌倉文学を研究する「鎌倉文学史話会」を発足させ、文学館を設立するために、作家の里見弴や、今日出海小林秀雄永井龍男、清水基吉らによる「文学資料館建設懇話会」が発足され、昭和60年より、鎌倉市に寄贈された、この旧前田侯爵家の別邸が、鎌倉文学館として、一般公開されました。

館内は撮影禁止なので、どんな感じかお見せできないのが残念ですが、鎌倉在住の活躍した作家たちが実際に手書きで書いた原稿や、存命だった当時の写真などがふんだんに展示されていて、文学が好きな方はきっと大いに興味を惹かれることと思います。

 

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テラスから見た風景 広大な庭園と、相模湾が一望できます。

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庭園から見た鎌倉文学館の建物 大正ロマンを感じさせる瀟洒な雰囲気です。

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この庭園には立派な薔薇園があるのですが、シーズンの5月頃はとても素敵な薔薇が満開です。来春忘れずに訪れたいと思います。

 

鎌倉文学館を出て、由比ヶ浜駅方面へ真っ直ぐ進むと、大通りに出ます。

ちょっと疲れたので、すぐ角にあった「たい焼きなみへい」の店が目につき、たい焼きは妻の大好物なので、早速入ってみました。

 

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江ノ電由比ヶ浜駅から徒歩1分、鎌倉文学館からも徒歩1分程度のわかりやすい場所にある「たい焼きなみへい」

展示してある食べ物を見てみると、程よく焼き上げてふっくらしたたい焼きと、昭和の昔のお祭りを思わせる焼きそばがあり、更にたい焼き屋なのに、いっぱしのベーカリーショップかと思わせる美味しそうなパンもあり、とても良い感じです。

とりあえず、普通のプレーンなたい焼き(あんこ)と、焼きそば、コッペパンを頼みました。

中に入ると、テーブル席やお座敷もあり、結構ゆっくりできる雰囲気です。

 

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たい焼きと焼きそばを前にして、ご満悦な表情の妻

このお店のオフィシャルサイトがありました。
こちらです。

http://www.taiyaki-namihei.com/

 

 

たい焼きなみへいを出て、大通りを長谷寺方面に少し歩くと、甘縄神明宮の木碑がありました。

木碑の示す方向を見ると、立派な鳥居が見えました。

早速行ってみることにしました。

 

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甘縄神明宮の木碑 伊勢神宮の文字があり、由緒正しい神社であることがわかる。

閑静な住宅街を抜けた先にあり、人通りも少ないことから、観光客はほとんど来ない、この長谷に住んでいる住民の方の鎮守の神社であることがわかります。

 

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甘縄神明宮の鳥居 静寂が漂い、神聖な雰囲気があります。

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鳥居をくぐり、石灯篭の間を抜けると、社殿へ向かう長い階段がある。

ただ、調べてみると、御祭神は天照大御神ですが、なんと1300年以上も昔の西暦710年(和銅3年)に、有名な行基上人が創建し、その後は源氏の祖と言われる、源頼義・義家親子が崇敬して修復したり、源頼朝・実朝・北条政子ら、鎌倉幕府の中枢の人たちも崇敬して、参拝していたようです。頼朝は特に崇敬していて、社殿を修理したり、鳥居を四面に建てたりしたそうで、源氏との関わりが深かった神社だったことがわかります。

もちろん、鎌倉最古の神社だそうで、地元の人達にとっても、関わりが深かった神社だったのでしょう。

 

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北条時宗が産湯につかったといわれる、「北条時宗公産湯の井」 社殿に昇る階段の脇にあります。

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甘縄神明宮の社殿 社殿を背にして、相模湾が一望できます。

階段を昇り、社殿の前にたどり着き、二人して静かに参拝しました。

不思議なことに、社殿の右側にまた上へと昇る階段があり、頂上には「秋葉社」という社殿がありました。

 

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甘縄神明宮社殿の右側に、「秋葉社」という社殿があります。

秋葉社で参拝すると、また右側に、かなり古いと思われる鳥居があり、上方へと続いていく獣道に近い道がありました。とても不思議です。

 

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秋葉社の右側にある鳥居と、更に上方へと続いていく道

 

甘縄神明宮を出ると、すでに午後4時を回っており、長谷寺の手前の「鎌倉オルゴール堂」に行って、しばらく涼みながら、オルゴールの音に癒やされていました。

 

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鎌倉オルゴール堂 様々なオルゴールが展示されていて、意外と見どころ満載で面白い。

いろいろな形態のオルゴールが商品として展示されていますが、骨董品のようなオルゴールも多数展示されており、結構興味深いです。

先日も訪れて、オルゴールは買わずにビートルズのオルゴールCDを買ってしまいましたが、今回もクラシックと童謡のオルゴールCDを購入しました。

 

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19世紀にスイスで製造された貴重なオルゴール

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こちらも19世紀にドイツで製造された、結構巨大なオルゴール

 

鎌倉オルゴール堂を出て、ランチはたい焼きと焼きそばとパン1個だったので、またお腹が空いてしまい、長谷駅から江ノ電に乗って、鎌倉駅へと向かいました。

 

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なかなか珍しい昭和の時代の江ノ電の2両編成に初めて出会い、乗りました。

 

鎌倉駅を降りて、向かった先は、プロブロガーの立花岳志氏がブログで紹介していた「あさくさ食堂」、とても美味しいというので、行ってみることにしました。

 

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関東大震災後、浅草から移転してきて以来、営業している「あさくさ食堂」

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昭和レトロ風な内装 とても懐かしい雰囲気です。

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釜揚げしらす丼と味噌汁のセット・サラダを注文しました。

 

店構えも内装も、僕たちが子供の頃の、昭和レトロ風な食堂そのもので、とても懐かしい気持ちになり、しばし「デジャ・ブ」の感覚に浸りました。

釜揚げしらす丼には、わかめの味噌汁と、温泉卵がついていて、たしか909円でした(税別)。正直、しらすの量はそれほど多くはないのですが、トマトがついていて、特製の甘いタレがかかっていて、珍味です。

次回は、「昔ながらのラーメン」とか、興味深いメニューがあるので、挑戦してみようと思います。

 

というわけで、今回もまた変わったコースをたどりました。

次回はまた違うコースを行こうと思いますので、よろしくお願いいたします!!

再び鎌倉(北鎌倉ショートコース)

また、今週も鎌倉に足が向いてしまったのですが、今回はかなり寝坊してしまい、車で大船駅に着いたのが、午後2時半を回ってしまいました。

お寺の拝観はだいたい午後4時もしくは午後5時までなので、大船から一駅で、すぐ駅前にある北鎌倉の円覚寺に行くことにしました。

こちらは現在(2020年7月4日現在)通常通りの午前8時から午後4時半まで拝観可能です。

円覚寺は、なんだかんだ言って、数年ぶりでしょうか。

お天気もぐずついていて、遅い時間だったせいか、人もまばらで、とても静かな雰囲気を醸し出していました。

 

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円覚寺の総門 壮大な円覚寺はこの門を抜けることで始まる

まず、総門を抜け、受付で拝観料を支払い、向かって左側の「閻魔堂」に入り、参拝、ちょうどお寺の方が、弓道をやっておられました。

 

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総門と山門の間の向かって左側にある閻魔堂

 

その後、円覚寺の山門をくぐります。

この山門をくぐることで、現世の諸々の煩悩を取り払って、奥の仏殿に至ると言われています。心なしか、スッキリした気持ちになったような感じがします。

 

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円覚寺の山門 この門をくぐることで、現世の諸々の煩悩を取り払って、奥の仏殿に導かれると言われている。

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円覚寺の御本尊 穏やかでありながら厳格さを感じさせる表情をしておられます。

円覚寺の御本尊は、冠をかぶっておられるので、宝冠釈迦如来と呼ばれ、華厳の盧遮那仏 (るしゃなぶつ)とも称され、穏やかさの中に厳格さを感じさせる表情をしておられます。

寝坊をして鎌倉に着くのが遅くなってしまい、自分を責め続けて、機嫌が悪かったのですが、「お前、今回はいいから、次回からもっと早く起きて来いよ」と言われた気がしました。

本堂の中は、気品を感じさせる華美と荘厳さを感じさせます。

 

7月に入り、本来であれば紫陽花の季節は終盤を迎えているはずですが、今年はまだまだ満開でした。

 

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満開に咲き誇る、円覚寺境内の紫陽花

境内の参道は、奥の方に真っすぐ伸びており、どんどん進んでいくと、左側に創建当初からある「放生池」が見えてきました。

 

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創建当初からある「放生池(ほうじょうち)」

静かで、心が落ち着く眺めです。

2000年に方丈裏庭園と合致した自然の姿に復元したとのことです。

そして、少し進むと、左側に「佛日庵」があります。

 

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佛日庵はその開基 北条時宗公を祀る塔頭寺院で、この開基廟には、時宗公・貞時公・高時公の棺が安置されている

円覚寺は、そもそも元寇戦没者を供養するために、鎌倉幕府の時の執権、北条時宗公が建立したお寺ですが、この「佛日庵」は、時宗公が小さな庵を結んだ場所で、禅の修業に励んでいたとのことです。

奥には、川端康成の『千羽鶴』や立原正秋の『やぶつばき』などの小説にも登場する茶室は、この「烟足軒(えんそくけん)」であると言われていて、静かに鎮座しています。

 

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川端康成の小説「千羽鶴」に登場する「烟足軒(えんそくけん)」


前に植えられた枝垂れ桜は、大佛次郎の奥方から贈られたもので、季節ごとに清楚な彩りを添えてくれます。

この「佛日庵」では、抹茶と落雁のセット(500円)が頂けるのですが、この日は時間が遅く、残念ながら頂けませんでした。

更に奥へ進んでいくと、突き当りは、「黄梅院」です。

 

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室町時代に足利氏の手厚い保護を受けた「黄梅院」

黄梅院は、第十五世夢窓疎石の塔所と言われていて、1354年、門弟の方外宏遠が開創したそうです。室町時代には、足利将軍家鎌倉公方の手厚い保護を受けて関東夢窓派の拠点となり、隆盛を極めたそうです。1368年、室町幕府二代将軍足利義詮の遺骨が分骨され、足利氏の菩提寺としての性格も帯びるようになったそうです。

 

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円覚寺御朱印 円覚寺らしい整った雰囲気を出しています。

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佛日庵の御朱印 円覚寺には書いてなかったのですが、「鎌倉観世音第三十三番」らしいです。

 

円覚寺を堪能したら、午後4時を過ぎてしまい、円覚寺だけで終わったら、なんだかもったいないので、急いで出て、「北鎌倉葉祥明美術館」へ向かいました。

葉祥明氏は、熊本出身のメルヘンで幻想的な絵を描く画家であり、絵本作家で、僕たちはこの人の作品が大好きです。

 

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熊本出身のメルヘンな絵本作家で、画家の葉祥明氏の作品が展示されている「北鎌倉葉祥明美術館」

とてもメルヘンで「夢」と「癒やし」を感じさせる風貌の建物です。

一応年中無休で、コロナ禍の現在でも午前10時から午後5時まで開館しています。

詳しくは、以下のリンクからどうぞ!

https://www.yohshomei.com/

閉館時間が迫っていたので、美術館の展示は観られなかったのですが、ミュージアム・ショップでいろいろな物を買いました。

 

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北鎌倉葉祥明美術館で購入した品々 左から書籍・CD・葉さんのメッセージ入り絵画カード・コースター・

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オリジナル・トートバッグですが、イラストも良く、生地も丈夫なキャンパス生地で、確か1500円ほどだったと思いますが、とてもお買い得でした!

 

北鎌倉葉祥明美術館を出て、横須賀線方面へちょっと進むと、右側に、民家を改造したと思われる、看板のないちょっと気になる茶店がありました。

あとで、数年前の「まっぷる」で調べたところ、「鎌倉明月(かまくらめいげつ)」という結構有名な茶店のようで、店のつくりが風流で、前庭がなかなか素晴らしく、店内は囲炉裏を囲んだテーブル席で、なかなか趣がありました。

 

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「鎌倉明月」の店内 中央に囲炉裏があって、店主のおばちゃんが浅草で買ったと言っていた古民家の模型が良い雰囲気を出していました。

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この店のオススメである「抹茶とわらび餅のセット」(850円だったと思います)をいただきました。三重県万古焼の器が置いてあり、自分で好きな器を選べます。

 

店主と思われるおばちゃん(70代くらい?)がいて、最初は無口であまり愛想がなく、少し警戒しているのかな?という感じでしたが、他のお客さんが全ていなくなったと同時に、「明月院に行ってきたのですか?」という質問を皮切りに、機関銃のようなおしゃべりが始まりました。

 

最初はお互いの軽い身の上話だったのですが、そのうち、鎌倉のお寺と、住民との日常の話になり、次第にお寺の悪口の話になりました。

 

おばちゃんの話によると、鎌倉のお寺というのは、自分たちが観光客を呼び寄せているおかげで、住民の生活が潤っているという自負があるようで、住民に対して非常に「上から目線」なのだそうです。

 

まだこの地域では、「回覧板」を回す習慣があるようで、もちろんお寺にも持っていくのですが、お寺の内部には、いわゆる「派閥」があるようで、お寺の中に小さいお寺がいくつもある場合、その小さいお寺同士で何かいがみ合いがあるのか、決して回覧板を回さないそうです。

そこで、仕方なく、町会長がわざわざ出向いて、小さいお寺から小さいお寺に回覧板を回すのだそうです。

 

また、住民の公共のゴミ置き場も、お寺の都合の良い場所に移動させるよう、仕向けたりするそうです。

 

僕たちは、「そういうこともあるのかな」とは思いましたが、鎌倉の住民であるおばちゃんから直接赤裸々な話を聞かされ、「なんだかなあ」とちょっとイヤな気持ちになりました。

 

また、ちょうど東京都知事選の直前だったので、候補者の話になり、おばちゃんは小池都知事が大嫌いなようで、小池都知事の若い頃の良くないイメージの話をし、熊本県副知事の小野泰輔さんをしきりに薦めていました。

 

そんなこんなで、かなり長くなってしまいました。

遅く鎌倉に来たにも関わらず、不思議な経験をした一日でした。

また、鎌倉の別の場所に行ったら、ご報告いたします。



 

再び鎌倉(極楽寺~長谷コース)

今週も鎌倉に行ってしまいました。

今回は、極楽寺~長谷コースです。

江ノ電極楽寺駅で下車し、すぐそばにある極楽寺からスタートしました。

極楽寺は、鎌倉時代中期の創建、北条重時が建立を進め、忍性という僧が招かれて開山したと伝えられます。

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極楽寺の山門前を、綺麗な紫陽花が咲き誇る

忍性という人は、「生き仏」と言われたくらい、慈悲深い人だったらしく、この境内で病気などで苦しむ人々を救うための様々な慈善事業を行ったとのことです。

七堂伽藍を備え、様々な救済するための建物が建ち並んでいたとのことですが、その後度重なる戦乱や大火によって、当時の面影はほとんど無く、残っているのは、本堂の横にある、当時薬を処方するために薬草をすりつぶすのに使われたとされる石臼と石鉢のみです。

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本堂の横に佇み、往時の面影を残す、薬草をすりつぶすのに使われたとされる、石臼と石鉢

このお寺は本当に静かで厳かで、とても気持ちが落ち着きます。

 

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本堂に参拝 コロナウィルスも含め、色々な想いを込めて

とても緑豊かで静かで、日常のストレスから開放された気がします。

 

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緑豊かな境内 蓮が池の中で茂っている

頂いた御朱印も何とも力強く、頼もしい感じです。

 

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極楽寺で頂いた御朱印 力強く包み込んでくれるような迫力です。

 

極楽寺を出て、道沿いに真っ直ぐ行くと、長い階段があり、登っていくと、成就院(じょうじゅいん)というお寺の入口があります。

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成就院の西側の入口門扉 「西結界」と言われている

このお寺の前からは、はるか遠くの海や砂浜が一望でき、とても良い景色です。

 

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相模湾が一望できる、極上の景色

 

数年前までは、このお寺の前の階段の両脇一面に、綺麗な紫陽花がたくさん咲き誇っていたのですが、改修工事した後、なくなってしまいました。

たくさんの人たちが、紫陽花を見るために集まっていたのですが、今ではまばらです。

あまり、多くの人たちに来てほしくなかったのでしょうか。

とても残念です。

成就院を出た後、僕たちがいつもいちばん行きたいと思っている御霊神社に向かいました。

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御霊神社の鳥居 この前を江ノ電が走り抜ける有名な神社

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鳥居の前を江ノ電が走り抜け、紫陽花が咲き誇る、とても絵になる景色です。

この神社は、平安時代後期のこの地域の豪族だった鎌倉権五郎景政を祀った神社として知られています。権五郎は武勇に優れた武将として知られ、源義家に連なって戦に従軍し、敵に左目を矢で射られながらも戦って、その射手を倒したと言われています。

このことから、「眼病平癒」の神様として、崇められています。

僕たちも、この約10年間のたびたび苦難が訪れてきた、いちばん苦しかった時期に、この神社と出会い、たびたび参拝に訪れ、熱心にお祈りしました。

4年前の重度の眼の飛蚊症を患ったときは、藁をもすがる気持ちで、たびたびお祈りしていました。

そのおかげのせいか、手術してもらえる医者を見つけることができて、無事完治しました。

なので、本当に感謝していて、心の拠り所になっているのが、この御霊神社です。

桑田佳祐さんも、時々深夜に訪れることがある、鎌倉でいちばん好きな神社だと、昔ラジオで言っていました。

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御霊神社の本堂の後ろ側に、多くの紫陽花が咲き誇っている。

この日も宮司さんがいらっしゃり、朱印を書いてもらいました。

この神社の猫は有名らしく、御霊神社の朱印帳の表紙にも載っています。

宮司さんに朱印を書いてもらっている時に、その猫が現れ、朱印を書いている宮司さんの筆の上をまたいで、挨拶に来てくれました。

宮司さんは怒ることもなく、穏やかな笑みを浮かべていたのが印象的でした。

かなり可愛がっているのでしょう。

御霊神社では、御朱印を2種類頂きました。

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御霊神社の「福禄寿」の御朱印 書いているところを猫がまたいだのに、乱れていない。

こちらは「福禄寿」の御朱印ですが、宮司さんが一心不乱に書いているところを猫がまたいだのに、まったく乱れていません。さすがです。

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御霊神社の代表の御朱印 女性の宮司さんに書いて頂きました。

 

御霊神社を出て、すぐ隣の長谷寺へ向かいました。

すでに午後3時半を回っていたのと、ここまで来て、蒸し暑さと歩き疲れで、長谷寺の門前にある「てらやカフェ」で、アイス抹茶ラテを飲みました。

長谷寺資本の「テラズ株式会社」が経営するカフェですが、ここがなかなかオシャレでいい感じです。内装もオーシャブルーの石調のタイルを敷き詰め、ラテもなかなか美味しい。

思わず、ここで売っていた「和み地蔵」のミニチュアを買ってしまいました。

写真でご紹介したかったのですが、長くなるので、また別の機会にご紹介します。

一応、テラズ株式会社のホームページはこちらです。

http://kamakura-teras.jp/

 

早速、長谷寺の入場チケットを電子マネー券売機で購入し(画期的!鎌倉のお寺では長谷寺建長寺だけだったと思います)、中に入りましたが、まあ、長谷寺の管理の行き届いた庭園には感激しました。

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長谷寺の山門 このお寺は本当に華美で、庭園を始め植物の手入れが行き届いています。

入口の脇に、御朱印受付所があり、すぐ申し込んだら、ものの2・3分くらいで3冊全て書いていただけました。

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長谷寺御朱印 「鎌倉観世音第四番」のパターン すぐに書いて頂いたのに、素晴らしい書体です。

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長谷寺御朱印 「大黒天」のパターン 力強く「出世開運」が開けそうです。

 

長谷寺は会社を設立して、カフェやレストラン・土産物ショップを経営していたりして、「商売上手」な印象がありますが、寺内はとても管理が行き届いているので、とても気分が良いです。

経堂の裏手の「眺望散策路」に、夥しい数の紫陽花が咲き誇っており、ここは有料となります。昨年までは500円でしたが、1000円に値上がりしていました。これはちょっとやり過ぎかなあ、と思いましたが・・・

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長谷寺ご自慢の、無数の紫陽花が咲き誇る「眺望散策路」とても壮大です。

まあ、でもとても素晴らしく、やはりこれだけの綺麗で立派な紫陽花を咲かせるためには、それなりの大きな手間がかかるのだから、仕方ないのかもしれません。

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長谷寺にて命名した新種の紫陽花

長谷寺名物の弁天窟と呼ばれる洞窟に入り、弁財天様にもご挨拶しました。他に十六童子が祀られており、ひんやりして別世界のようです。

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弁天窟の弁財天様 ここは弘法大師が修行のために籠もったと言われている。

 

長谷寺を出て、すぐ近くの「鎌倉オルゴール堂」に入り、様々な素晴らしいオルゴールを眺めて、音を聴きながら、参拝で疲れた身体を癒やしました。

そこで、大好きなビートルズのオルゴールCDを購入したのですが、これがとても素晴らしい!

毎日寝る前に聴いていますが、すぐに眠れます。

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鎌倉オルゴール堂で購入したビートルズのオルゴールCDと、蓄音機型オルゴール

こちらが鎌倉オルゴール堂のホームページです。

https://www.otaru-orgel.co.jp/j_kamakura.html

 

いつもながら、とても長くなってしまい、すみません。

鎌倉は本当に奥が深く、興味深い。

また、別のコースを散策したら、ご紹介します!

サザンオールスターズ特別ライブ2020(無観客リモートライブ)

先日、サザンオールスターズデビュー42周年記念である6月25日午後8時より、サザンオールスターズ特別ライブ2020が横浜アリーナで開催されました。

最近増え始めた、いわゆる「無観客リモートライブ」です。

8つのメディアから自分の好きなメディアを選べて、PCやスマホタブレットから視聴できるという、コロナ時代に最適な画期的なライブです。

値段も、3,600円と、通常のライブ料金よりも格安で、試しにどんなものかと思い、申し込んでみました。

 

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サザンオールスターズ「無観客リモートライブ」の待機画面 PIA LIVE STREAMで申し込んだ。

上の写真が待機画面で、ライブが始まるまで、サザンの曲がBGMで流れるのを聴きながら、このまま待ちました。午後8時の開催予定でしたが、10分ほど遅れてスタートでした。

画像の掲載は禁止なので、ご紹介できませんが、一発目は1990年の「Southern All Stars」からの名曲「YOU」で軽快に始まりました。

続いて、軽やかなシンセのイントロが轟き、誰もが心躍る「ミス・ブランニュー・デイ」そして、「希望の轍」へと続きました。

希望の轍」では、「大変な毎日をご苦労様、今日は楽しく行きましょう」と歌詞を変えて歌い、日本の全国民の労をねぎらってくれました。

 

ここまで観て聴いていて、桑田さんの歌い方が微妙にぎこちなく、少し音程やリズムを外しているような感じを受けました。

やはり、42年間やってきた大ベテランですが、横浜アリーナのような大会場で、無観客で歌うのは意外とやりにくかったのでしょう。

 

続いて、「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」「フリフリ'65」そして、これはとても珍しいと思った「タバコ・ロードにセクシーばあちゃん」を歌ってくれました。

そして、原由子とデュエットで、バラッドな名曲「シャ・ラ・ラ」を歌い、息の合ったコンビネーションを見せてくれました。

カメラアングルも、歌う桑田さんと、シンセを演奏しながら歌う原由子が並んで映った映像が何度も映し出されて、とても良かったです。

 

後半は、これまた珍しい最新アルバム「葡萄」からの「天井桟敷の怪人」を歌った時から、ダンサーが現れ始め、ボルテージがだんだんアップしてきます。

ここからは、ノリノリの曲が連続して演奏され、「東京VICTORY」「エロティカ・セブン」と続きます。

「マンピーのGスポット」では、桑田さんは「ズラ」をかぶり、コロナ時代のメッセージとして、「疫病退散!」の文字が書かれていたのは、笑わせられました。

 

そして、42年前の同じ6月25日にリリースしたデビュー曲「勝手にシンドバッド」が始まると、サンバの格好をしたおなじみのセクシーなダンサーが現れ、無観客ながら会場はダンサーとスタッフたちで、最高潮の盛り上がりを見せてくれました。

 

アンコールは、ライブではおなじみの「ロックンロール・スーパーマン」で始まり、スタッフが一所懸命ライブのために働く姿が映像に映し出され、最後は「みんなのうた」で、陽気に楽しく締めくくられました。

 

今回は、サザンのライブとしては、とても珍しいのだそうですが、全員のメンバー紹介がきちんと行われました。

中盤に1回、ライブの最後に1回ですが、残念だったのは、ライブの最後のメンバー紹介の時に、「毛ガニ」の野沢秀行さんの紹介の時に、カメラが別のメンバーの姿を映してしまったことですね。これは毛ガニさんが可愛そうだと思った。

桑田さんは結構ああ見えて細かくチェックする完璧主義の人だそうで、多分後で映像を観て、怒ったんじゃないかと思います。

 

後日談ですが、毎週土曜日の午後11時にTOKYOFMで放送されている「桑田佳祐やさしい夜遊び」で、桑田さんが言っていましたが、観客がいない中でいつもの調子でギャグを飛ばしても、お客さんの反応が無いので、とても寂しくて、やりにくかったそうです。

「オレがギャクを飛ばしても、サザンのメンバーは無関心だし、まったく『無観客・無関心ライブ』だよね!」と言っていたのは、結構本心だったのかもしれません(笑)

 

Happy Birthday, Paul McCartney !

少し過ぎてしまいましたが、先日(2020年6月18日)は、ポール・マッカートニーの誕生日でした。

ポール・マッカートニーは言わずとしれたザ・ビートルズの元メンバーで、60年近くの音楽キャリアを持つロック・レジェンドです。

最後にポールと会ったのは、2018年11月1日の東京ドームでの「FRESHEN UP JAPAN TOUR 2018」でした。

 

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東京ドームで「A Hard Days Night」を熱唱するポール

約3時間にわたり、31曲+アンコール6曲の全37曲を熱唱・演奏してくれました。

当時76歳でしたが、水を飲むこともなく、とてもパワフルでした。

 

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ジョン・レノンの「Being For The Benefit Of Mr. Kite! 」を歌うポール

ジョン・レノンに捧げる「Here Today」、ジョン・レノンの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハート・クラブバンド」での傑作「Being For The Benefit Of Mr. Kite! 」を歌ったり、ジョージ・ハリスンの「Something」をウクレレを弾いて歌ってくれたり、ファンへのサービス精神に溢れたライブでした。

 

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ジョージ・ハリスンの「Something」をウクレレを弾いて、歌うポール

2018年9月に発売したポールの最新作「Egypt Station」は、80年代の名作「Tug of War」以来36年ぶりに、全米で1位となったそうで、僕も結構このアルバムは気に入っており、ヘビー・ローテーションで聴いています。

中でもトランプ大統領のことを皮肉った「Despite Repeated Warnings」は、なかなか奥深い歌詞で、かなり一聴の価値はあると思います。

ポールは元々歌詞に重きを置かないタイプのアーティストで、政治的なこととも距離を置いていましたので、こういう曲は珍しいと思います。

 

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ポールの2018年に発売した最新作「Egypt Station」36年ぶりの全米1位となりました。

最近では、コロナ禍の中、4月19日にレディ・ガガが提唱したチャリティ・コンサート「One World :Together at Home」で、ビートルズの名曲「Lady Madonna」を歌って、医療従事者の方々にエールを送りました。

70代も精力的な活動を続けていたポールも78歳、80歳を目前にし、いつまで続けられるのか、ファンとしても心配です。

コロナのため、今までのようなライブ活動も難しくなった今、どのような形にせよ、またポールのライブに行って、ポールに会えることを切に願っています。