細野さんの50周年記念特別公演の第2日目「細野晴臣 イエローマジックショー3」に行ってきました。
下記は、前日11月30日の第1日目のブログです。
http://pilgrim1969.hatenablog.jp/entry/2019/12/01/131403
1日目はライヴ演奏でしたが、2日目は「細野晴臣イエローマジックショー3」というコントを公開で行うという新しい試みで、とても楽しみでワクワクしていました。
「細野晴臣イエローマジックショー」は、最初の1は、2001年1月にNHKにて放送され、その次の2は、18年の歳月を経て、今年2019年の正月にNHK-BSプレミアムにて放送されたので、観た方もいらっしゃると思います。
いわゆる「B級コント」ではあるのですが、あのYMOがコントをやるということが醍醐味であり、共演するアーティストや俳優もそれなりのスゴい方が共演することが特徴です。
今回も上記の写真をご覧のとおり、宮沢りえや清水ミチコ・星野源など、錚々たる方々が出演されます。
昨日11月30日のライヴ演奏同様、近日中(多分来年2020年の正月)に放映されると思います。
ネタバレになるので、簡単に僕が面白いと思ったことをいくつか簡単にご紹介いたします。
①細野家の人々
始まりのブザーが鳴ると、紅白の幕が上がり、毎度おなじみの細野家の家の中と庭などが現れました。
細野さんがお父さん、高橋幸宏がおじいちゃん、宮沢りえがお母さん、水原希子が女子高生の娘、あのダウンタウンの浜田雅功の息子・ハマ・オカモトが猫役、もう1人のお笑いタレントの安部勇磨が犬役で、コタツを囲んで座っていて、早速コントが始まります。なんともバカバカしくも洒脱なギャグが笑いを誘います。
細野家のブロック塀の向こう側には、高田漣をはじめとする細野さんのバンドメンバーが待機していて、ギャグが一段落すると、犬役の安部勇磨がバンド演奏に合わせて細野さんの曲を歌うという構成になっています。
歌の間、細野家のお茶の間は照明を落として暗くなるのですが、その間みんなどんな表情で何をしているのかなあと、興味があったので、見ていました。
なぜか、みんな下を向いて、静かにしていたのが印象に残りました。
宮沢りえは下をずっと向いていて、高橋幸宏は頬杖をついていて、水原希子はぼーっと前を見ているようでした。
細野さんはお腹が減っていたのか、宮沢りえがコタツの上に置いてあったチャーハンを取り分けて細野さんにお皿を渡し、細野さんがそれを食べていたのが印象的でした。
途中、細野さんが、息子の星野源がフランスでカフェの修行に行っているので、心配で見に行ってくるというシーンがあり(星野源は会場に参加できなかったので、映像出演)、二人でコーヒー豆を挽いて、コーヒーを沸かしている中での「カラミ」と「ギャグ」はなかなか面白かったです。
②全員参加の学校コント
まるで、往年のドリフの「8時だよ全員集合」を思わせる、典型的な学校コントでした。
みんな、学ランやセーラー服を着ていて、似合う人や似合わない人がいました。(高橋幸宏と清水ミチコは、なぜか年齢の割には意外と似合っていた)
細野さんも学ランを着ていて(結構似合っていた)、シャイでみんなの前で話が出来ない転校生の役で、お笑い芸人のロッチが先生と細野さんの母親役で、なかなかいい味を出していました。
③YMO三人での生演奏
やっぱりトリはこれでしょう!
映像出演でニューヨークにいるドテラ姿の坂本龍一と、会場の細野さんと高橋幸宏が何度か会話を交わすのですが、なかなか話が噛み合わないところがなんともこの3人らしく、面白かったです。
途中、坂本龍一の映像が固まってしまい、すぐに坂本龍一が「準備中」という札を持った静止画になってしまったので、どうなることかと思いましたが、その後すぐに演奏が始まり、僕は生涯で2回目のYMOの生演奏が観られて、とても感動しました。
他にも、おなじみの「のど自慢」や、細野さんと水原希子ら扮する女子高生たちとのコント、清水ミチコと弟、U-zhaanによるモノマネ演奏など、面白いコントがたくさんあったのですが、これ以上書くとネタバレになってしまうので、ここらへんでやめときます。
コントというのは、なかなか構成や流れが難しく、コントとコントとの間に、なんども長い「間」があったのですが、これはこれで生の舞台ということで、面白かったです。
アンコールやってくれるかな?と思い、最後と思われる?コントの後で、会場のみんなでアンコール合唱をやったのですが、「これですべての上映は終了いたしました」のアナウンスが3回も流れ、ダメでした。
11月30日の「細野晴臣50周年記念特別公演」は、来年2020年1月2日の午後6時からWOWOWで放映されるようです。
12月1日の「細野晴臣イエローマジックショー3」は、「近日中に放送予定」とホームページに書いてありましたが、おそらく来年2020年の正月中にNHKBSプレミアムにて放映されると睨んでいます。
興味のある方は、どうぞご覧になってみてください!