肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

肥満と薄毛の話題だけではなく、趣味の読書・音楽・映画などのご紹介もしますよ。

坂本龍一氏の誕生日と高橋幸宏氏の命日

昨年2023年は、僕ら50代以上の世代にとって、なじみ深く、活躍していた多くのミュージシャンが亡くなりました。

その中でも、とりわけ僕にとって大ファンであり、中学生の頃から現在に至るまで、親しみ続けていた世界的な音楽家である坂本龍一氏と高橋幸宏氏が亡くなりました。

高橋幸宏氏は昨年2023年1月11日、坂本龍一氏は同年3月28日と、立て続けに亡くなり、僕にとって喪失感と哀しみは計り知れないものがありました。

きっと僕と同年代以上で、YMOのファンの方たちは、皆同じ想いを抱いてきたことでしょう。

なので、なかなかこのブログでも取り上げずことが出来ず、今日まで来てしまいました。

 

お二人のことは、いろいろな音楽雑誌やマスコミが取り上げてきたので、今更説明するまでも無いことですが、簡単にご説明します。

 

高橋幸宏氏は1952年6月6日、東京都目黒区の生まれ、高校生の頃からドラムに関する類まれなる才能を発揮し、1972年に加藤和彦氏や高中正義氏らと結成したサディステック・ミカ・バンドを結成し、イギリスでライブツアーを行い、多大なる好評を博しました。

1978年に細野晴臣氏より誘いを受けて、坂本龍一氏と3人でイエローマジックオーケストラYMO)を結成し、それまでに存在しなかった特異なテクノミュージックで日本だけでなく世界的に大活躍をしました。

YMO散開後は、ソロ活動を行い、その傍ら、鈴木慶一氏と結成したザ・ビートニクス、細野晴臣氏と結成したSKETCH SHOW、pupa、MATAFIVEなど様々なグループ活動を行い、その他、ファッションデザイナーや文筆業・俳優など実にマルチに活躍していました。

 

高橋幸宏氏のライブは最晩年のライブをよく観に行きました。

2011年11月のザ・ビートニクスとしてのライヴ(中野サンプラザ)、2012年7月の「NO NUKES 2012」(幕張メッセ)、同年12月の生誕60周年のライブ「One Fine Night」(渋谷オーチャードホール)、2019年9月の新宿文化会館でのソロライブ、同じく9月下旬に応募して当選したトークイベント(林立夫氏と銀座で開催)、同年12月の細野晴臣氏50周年記念プロジェクト「イエローマジックショー3」(東京国際フォーラム

あまり多くはありませんが、最後の10年の間に観に行くことが出来て、本当に良かったです。

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最近、東芝EMI時代(1988年~2013年)のソロ作品の復刻リイシューがされています。昨年11月・12月に発売されたベスト盤・「EGO(1988年リリース)」「BROADCAST FROM HEAVEN(1990年リリース)」を聴いて、ご冥福をお祈りいたします。

 

坂本龍一氏は1952年1月17日、東京都中野区の生まれ、幼少の頃から作曲やピアノ演奏を学び、東京芸術大学在学中から作曲家・アレンジャー・スタジオミュージシャンなどで活躍、山下達郎氏や細野晴臣氏の初期の作品などでもプレーヤーとして活躍していました。

クラシック音楽の素養があり、とても知的で、「教授」(高橋幸宏氏が命名)と呼ばれていた坂本龍一氏は1978年、当時最も才能があり最先端だったミュージシャンたちとソロ・アルバム「千のナイフ」を作成してデビューを果たし、同年、高橋幸宏氏と共に、細野晴臣氏より誘いを受けて、3人でイエローマジックオーケストラYMO)を結成しました。坂本龍一氏独自のクラシック音楽の素養とアヴァンギャルド的要素を提供してテクノミュージックブームを巻き起こし、日本だけでなく世界的に大活躍をしました。

1983年には自身も初めて俳優として出演した映画「戦場のメリークリスマス」にて初めて映画音楽を作成して、英国アカデミー賞を受賞して、映画音楽の世界に道を拡げ、1987年の映画「ラストエンペラー」でも俳優として出演し、作成した映画音楽は「アカデミー賞」を受賞しました。

以後、様々な映画音楽を作り続ける傍ら、民族音楽からアンビエント、ポピュラーからクラシック、現代音楽まで幅広い分野で世界的に活躍し、「世界のサカモト」と称されました。

音楽だけでなく、環境問題、社会問題にも関心を持って、活動を行い、東日本大震災後の原発問題に抗議する「NO NUKES」などの音楽フェスティバルイベントを主催したり、様々な著書を世に送り出し、最晩年は神宮外苑再開発に反対し、小池東京都知事に抗議の書簡を送るなど、最期まで「尖った人」でした。

 

坂本龍一氏のライブは2014年に中咽頭がんを患う前のライブをよく観に行きました。

2002年12月さいたまスーパーアリーナで開催された、ジョン・レノン・スーパーライヴ、2010年11月の大貫妙子氏とのコラボライヴ「UTAU」(相模女子大学グリーンホール)、2012年7月の「NO NUKES 2012」(幕張メッセ)、2012年12月のTRIO TOUR(東京オペラシティ)、2013年3月に横浜・音楽堂で行われたピアノ・ソロ・ライヴ「Playing The Piano」、2013年5月に池袋の東京芸術劇場で行われた「Playng The Orchestora 2013」、2019年12月の細野晴臣氏50周年記念プロジェクト「イエローマジックショー3」(東京国際フォーラム

あまり多くはありませんが、観に行ける時に観に行けて本当に良かったと思います。

まあ、今更ですが、2013年12月に六本木EXシアターで行われた細野晴臣氏との初めて一応「二人だけの」ライヴ、2014年の「Playng The Orchestora 2014」は行っておけばよかったなあ、と悔やんでいます。

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本日2024年1月17日リリースの「async(2017年作品)」のアナログレコードを買いました。これを聴いて坂本龍一氏を追悼します。

初台の東京オペラシティタワー4階で、3月10日まで「Tribute to RYUICHI SAKAMOTO」展が開催されているようです。ぜひこの機会に行ってみようと思います。

 

今日は静かに坂本龍一氏、高橋幸宏氏のお二人のご冥福をお祈りいたします。