前回は、K眼科のY院長の診察と治療の話をしました。
そして、漢方薬を処方されたが、一向に治らず、徐々に絶望していく話でした。
こちらは、前回のブログです。
そして、失意の中、ある本屋にふらっと立ち寄り、目に入った本がこちらでした。
深作秀春ドクター・著「やってはいけない目の治療 スーパードクターが教える“ほんとうは怖い”目のはなし」
手に取って、何気なく読んでみると、なんと!目から鱗の話ばかりでした。
当時、「眼球体操」や「眼球マッサージ」を行って、目の老化を防ごうということが、テレビ番組などマスコミを中心に叫ばれていました。
しかし、深作先生によると、目を上下左右に激しく動かしたり、目の周りをたたいたり、こすったり、もんだりすることは、絶対やってはいけないことなのだそうです。
これによって、目を激しく痛めつけることになり、網膜剥離や白内障の原因になるのだそうです。
実際、これらを真に受けて真剣に行っていた、中年女性を中心に、深作先生の元に多くの患者がやってきて、深作先生はこれらの治療に追われてしまったそうです。
巷に溢れている「○○で目が良くなる」といった類の本の著者を調べてみると、きちんとした眼科医ではないようで、私も調べてみましたが、確かにそうでした。(あのK眼科のY院長は一応眼科医でしたが・・・)
その他にも、興味深い記述が載っており、大学病院の眼科医師であれば、かなり最先端の治療技術を持っていると思われがちですが、実は大学病院にも満足にきちんとした手術をできる医師はほとんどおらず、巷の一般の眼科医はさらに手術をできる医師は皆無に等しいそうです。(確かに目の検査をして、診察し、目薬を処方するだけの医院ばかりです)
というのは、日本の眼科治療技術は欧米より150年ほど遅れており、網膜剝離の手術なども、150年前の手術方法を行っているのだそうです。
他にもとても興味深いことが書かれていましたが、かなり長くなるので、ご興味のある方は下記のリンクからどうぞ。
残念ながら、この本には飛蚊症のことには触れられていませんでしたが、すっかり深作先生の斬新な見解に心を打たれた僕は、「この医師なら飛蚊症を本当に治すことができるかもしれない!」と確信し、早速、深作先生の経営する「深作眼科」のホームページを調べてみることにしました。
ホームページはとてもスタイリッシュでわかりやすく、深作先生の輝かしい業績がたくさん載っていました。
深作眼科では、年間1万件以上の手術を行っており、週刊朝日MOOKなどによる「眼の手術ランキング」では、何度も一位に認定されているそうです。
深作先生自身は、これまでのキャリアで、15万件以上の手術を行ってきた実績があり、米国白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)最高賞を20回以上受賞されたそうです。
どうやら、日本よりアメリカで実績を積み、評価されてきたようです。
しかし、飛蚊症を患っている僕としては、気になる記述がありました。
それは、「当院では、飛蚊症の治療は行っておりません。治療をご希望の場合は、他院を受診してください。」
確か、そのような記述があったと思います。
ガクッときました。
これほどの高度な眼科治療技術を持っているのに、なぜなんだろう?
しかし、切羽詰まった僕としては、背に腹は代えられません。
「いいや、とりあえず行ってみよう。」
深作眼科は、横浜と六本木にあるのですが、本院の横浜を選び、電話しました。
飛蚊症とは言わず、「目がかなり見えずらくなった」だのなんだのと言って、予約を取ることに成功しました。
2016年の暮れも押し迫っていた12月中旬頃だったと思います。
妻と一緒に、横浜駅西口に降り立って、なかなか立派な深作眼科専用バスに乗って、深作眼科へ向かいました。
そして、ダークグレーのとてもスタイリッシュな6階建てのビルの前に到着しました。
(次回に続く)
※YouTubeもやっておりますので、ぜひ下記のリンクからご覧になってください。