4月10日の金曜日は、出社しなければならない業務があったため、通勤しました。
朝9時台の新宿へ向かう電車ですが、コロナ以前よりは減ってはいるものの、それほど劇的に減っていると言う感じはしませんでした。
ただ、新宿駅付近の朝の街並みは、確かにかなり人の通行は減っていると感じました。
僕は、ある外食企業に勤めているのですが、やっぱり2月の終わりあたりから売上に影響が出始め、3月は会社全体で前年対比売上30%減少、4月に入ってからは70~80%ほど前年対比で売上が落ちています。
そこで、店舗の家主さんにコロナウィルスが収束するまで、期間限定で家賃を下げてもらうよう、ずっと交渉を行っています。
まあ、いろいろな家主さんがいるので、みんなが同じ対応とはいきません。
3月の頃は、賃料交渉しても、「まだコロナ騒動は始まったばかりだし、外出自粛は始まったばかりだから、もう少し頑張ってみて」という返答が多かったです。
家賃を下げてくれる家主さんも、だいたい4~5万円くらいを3ヶ月間だけ減額、良くても10万円を1ヶ月のみ減額という感じでした。
ところが、4月に入ると、情勢が一気に変わりました。
やっぱり、3月下旬の東京都の小池都知事の「感染爆発の重大局面」発言や、週末の度重なる外出自粛要請が効いたのでしょう。
外食産業にとどまらず、全ての業界に大きな影響が出始め、政府からの緊急事態宣言が出るかどうかという局面になって、家賃を半額にしてくれる家主さんが増えてきました。
まあ、3ヶ月のみの期間限定ですが、チリも積もればで、かなり大きいです。
僕の場合は、会社が営業している外食店舗の家主さんですが、皆様もぜひ一度試してみることをオススメします。
個人経営のフリーランスの方は、事務所の家主さんに掛け合ってみるのもよいかもしれません。
僕は持ち家なのでわかりませんが、賃貸のお住いの方も試してみると、意外と下げてくれるかもしれませんね。
ただ、家主さんは他の業界と異なって、救済措置が無いのがお気の毒です。
日本政府が想像を絶する無能無策な経済的な救済措置を打ち出しているので、こうやって民間である家主さんたちが身銭を削って、テナントを救済しているのは、本当にどういうことなんだろうと辟易してしまいます。
下の写真は、4月10日(金)の日中の横浜駅地下の様子です。
相鉄ジョイナスとクイーンズ伊勢丹の間の通路ですが、コロナ以前はものスゴい数の人でごった返す場所でした。
でも、ジョイナスもクイーンズ伊勢丹も閉まっているので、やっぱり多少は閑散としています。
それでも、人の往来は結構あると思います。
また、NewsPicksから通知があったのですが、渋谷スクランブル交差点のライブ映像がYou Tubeで観られるそうです。
(【LIVE CAMERA】渋谷スクランブル交差点ライブ映像 で検索)
確かに、晴れた土曜日の渋谷にしては人は劇的に少なくなっていますが、それなりの人の往来はありますね。
欧米諸外国に言わせると、こんな感じでは全くダメなのだそうです。
政府は「80%人との接触を減らすことが重要」と言っていましたが、それはほとんど全く人が歩いていない状況まで行かないと実現できないそうです。
日本は、世界で類を見ない、とても緩い「民主的」な緊急事態宣言を発令して、いわば国民の良心・判断力に任せたかたちとなっています。
これで、国民が一丸となって、外出自粛し、大した被害も出さずにコロナを収束できれば、「日本の奇跡」として、崇められるでしょう。
しかし、もしコロナ感染がどんどん広まって、収束の兆しが見えなければ、「日本は何をやっているんだ?バカじゃないか?」と言われて、いつまでも「平和ボケ」とバカにされ続けるでしょう。
もしかしたら、北朝鮮・韓国・中国やロシアなどに、「日本は隙だらけのダラシないアホな国」と思われて、いろいろと不当なやり方で「侵略」される可能性があると、僕はこれを一番懸念しております。
本当に、今が日本の正念場だと思います。
世界は、常に日本を見ていると思って、行動すべきだと思います。