肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

肥満と薄毛の話題だけではなく、趣味の読書・音楽・映画などのご紹介もしますよ。

『山下達郎 SUPER STREAMING』初のライブ映像配信

先日2020年7月30日に山下達郎による初のライブ配信「TATSURO YAMASHITA SUPER STREAMING」が行われました。

山下達郎は1973年のシュガーベイブによるデビュー以来、47年にも長きに亘る音楽活動を続けていますが、実はライブ映像作品というものがありません。

テレビにもほとんど(というか全く?)出ることはなく、You Tubeなどでもお目にかかることはまずありません。

「シアターライブ」は、2012年と2019年に行われましたが、「歌って、話して、演奏する『動く』達郎」は、ライブ会場に行かなければお目にかかれなかったわけです。

 

というわけで、初のライブ配信が決まってすぐにイープラスにてチケットを買い求め、午後8時から配信開始でしたが、午後7時にはスタンバって、始まるのをじっと座って待っていました。

山下達郎の実際のライブでは、ライブが始まる前に、達郎お気に入りのオールディーズの曲が流れており、今回もPC画面のタイトル静止映像のバックに、曲が流れ続けておりました。

f:id:pilgrim1969:20200813141514j:plain

タイトル静止映像の背後に山下達郎お気に入りの曲が流れ、始まるまでの時間がカウントダウンされていました。

午後8時を回ったと同時に、画面が切り替わり、京都「拾得」でのライブ映像となりました。

このライブは、2018年3月17日に行われたライブで、山下達郎が2010年代に入ってから多くなった「アコースティックライブ」です。

山下達郎(ヴォーカル・ギター)、難波弘之(キーボード)、伊藤広規(ベース)というトリオ編成で行われています。

ターナーの汽罐車」から始まり、達郎のギターのカッティングリフで始まる「あまく危険な香り」が続きます。

その後は、鈴木茂の「砂の女」やマーヴィン・ゲイの「WHAT'S GOING ON」と、自身のものでない曲が続きます。

マーヴィン・ゲイの「WHAT'S GOING ON」は、僕の大好きな曲ですが、まさかここで山下達郎による演奏で聴けるとは夢にも思わず、有頂天になりました。

 

「拾得」で6曲ほど演奏した後、場面はなんと!

氣志團万博2017」に移ります。

達郎と氣志團・・・どうにも結びつかないお二方ですが、あのリーゼントで破天荒な氣志團は達郎をものすごくリスペクトしており、達郎の方は300回ヘビーローテーションで聴いているそうです。

そんな達郎が氣志團万博に乗り込んで、近藤真彦に提供した「ハイティーン・ブギ」を歌い、台風が近づく屋外フェスのさなか、「台風なんぼのもんじゃい!雨風上等です!夜露死苦!」と風貌に似合わず完全なツッパリモードで疾走します。

まあ、外見はともかく、達郎の内面は充分「ツッパリモード」なので、意気投合したのでしょうか。

「硝子の少年」を歌った後、「アトムの子」のイントロが始まり、ここから、あの竹内まりやがコーラスに加わりました。

会場の聴衆は決して達郎ファンばかりではないと思いますが、会場の雰囲気はまるで山下達郎のライブといった感じで、熱気あふれるムードで、雨はますます激しく降り注ぎますが、ものともしない雰囲気です。

雨の中、竹内まりやも一所懸命踊ってコーラスして、本当に夫婦の仲の良さを感じさせられます。

「恋のブギ・ウギ・トレイン」まで竹内まりやがコーラスに参加し、最後は「さよなら夏の日」で大いに盛り上がりました。

達郎の帰り際に、金髪リーゼントの氣志團のメンバーが、深々と頭を下げている光景があり、「ああ、達郎はやっぱり大物なんだなあ」と改めて感心しました。

 

そして、また場面は変わり、時代は一気に1986年にタイムスリップして、まだ30代の若い達郎と、当時のメンバーとの演奏場面に移りました。

今は亡き、ドラムの青山純や、コーラスのCINDYが参加していて、時代を感じさせられました。

 

このライブ配信「TATSURO YAMASHITA SUPER STREAMING」で僕が気づいたことは、驚くほど音質が良いことです。

僕の平凡なNECのノートパソコンでさえわかるほど、音が良かったです。

達郎がDJを務める「山下達郎のサンデーソングブック」でもたびたび言ってましたが、相当音質にはこだわって配信したそうです。

しかし、「コロナのおかげ」とは言いたくありませんが、初めて自宅のお茶の間で、「動く山下達郎」を観ることが出来たのは、本当にここまで生きてきて良かった!と思わずにはいられませんでした。

コロナの影響で、音楽業界は非常に厳しい状況ですが、山下達郎が今後の一つの「指針」を示してくれたことで、今後の音楽業界の復興を祈らずにはいられません。

応援し続けます。

 

●セットリスト

・京都「拾得」 2018年3月17日
01. ターナーの汽罐車
02. あまく危険な香り
03. 砂の女
04. 希望という名の光
05. SINCE I FELL FOR YOU
06. WHAT'S GOING ON

・「氣志團万博2017」2017年9月17日
07. ハイティーン・ブギ
08. SPARKLE
09. BOMBER
10. 硝子の少年
11. アトムの子 *竹内まりやコーラス参加
12. 恋のブギ・ウギ・トレイン *竹内まりやコーラス参加
13. さよなら夏の日

・「PERFORMANCE 1986」
14. SO MUCH IN LOVE (@郡山市民文化センター 1986年10月9日)
15. プラスティック・ラブ (@中野サンプラザホール 1986年7月31日)