先日(2023年)6月28日から29日にかけて、心エコー検査・24時間ホルター心電図検査を行いました。
結果は、7月12日にS先生から診察時に説明されるということでした。
前回からの続きです。
精密検査の結果を聞く診察は、いつも緊張します。
結果が悪かった場合、どうしよう?
いつもそのような思念が頭の中に沸き起こり、僕を混乱させます。
検査時の体調は決して良かったわけではなく、季節の変わり目で、昼夜の気温差は激しく、仕事は相変わらずストレス満載で、心身ともに疲弊しきっていました。
当日の診察前に血圧を測るのですが、僕にしては結構高い数値でした。
不安な心境のまま、待合室で待っていると、ほどなくして自分の番号がモニターに表示され、呼び出されました。
恐る恐るドアを開け、入室し、挨拶をすると、いつも通り、S先生が横向きに座っていて、モニターを眺めていました。
前回の診察時同様、厳しい目つきでした。
「ああ・・・やっぱり何か悪いものが出たのかな?・・・」
僕の不安な心境は急激に高まり、心臓の鼓動が高鳴ってくるのを感じました。
そして、S先生はモニターに映る、僕の心臓の映像を眺めながら、こう言いました。
「リラポンさん・・・問題無いようですね・・・」
「きちんと収縮力もあり、大丈夫ですね」
「こちらの心電図の波形も見てください。どれもキレイな形をしています。」
「全く問題無いですよ」
S先生からの予想外の言葉に、僕はうまく状況を飲み込めませんでした。
「先日心配されていた心肺機能の低下ですが、やはり心房細動が2度も起こったことにより、低下することもあり、今は収縮力もきちんとありますので、心配ないと思いますよ」
続いて、前回診察後に行った採血検査の結果をプリントアウトして渡され、説明を受けました。
「まず、肝臓・腎臓・血糖値ですが、全て問題無いですね」
「次に、NT-proBNPという、これが最も肝心な心房細動の数値ですが、全く問題ありません」
「TSH FT4という甲状腺の数値ですが、これも問題ありません」
そして、最後にこう言われました。
「昨年8月にカテーテルアブレーションによる手術を行って、今回約1年後の精密検査(心エコー検査・24時間ホルター心電図検査)でしたが、全く問題ありませんでした」
「リラポンさん、私の診察は今日でいったん終了で良いと思います。何か問題があったら、また来院してください。でも、まあ、もうお目にかからないことをお祈りいたします(笑)」
僕は、いきなりの予想外な展開に返す言葉がなかなか見つかりませんでした。
情けなくも、ただひたすら「本当にありがとうございました」「大変お世話になりました」と繰り返すだけで、大きな感謝を表す気の利いた言葉が思いつきませんでした。
しかし、何はともあれ、これで約1年以上の長きにわたる僕の心房細動の治療・経過観察はいったん終わりを告げたのでした。
本当にありがたいことです。
これまでにも増して、きちんと健康管理をしていこうと思います。
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