初めての精神科受診の3日目となる10月14日に再度来院しました。
前回からの続きです。
3日目の通院日となり、今回も妻も一緒にクリニックまで付き添ってもらい、来院しました。
受付を済ませ、ソファに座って待っていると、程なく名前を呼ばれ、診察室に入っていきました。
前回までと同様、K先生がデスクに座っていて、ニュートラルに迎えてくれました。
「どうでしたか、この約2週間の状況は?」
僕は前回の診察からの約2週間の状況を話しました。
夏季休暇が終わって仕事に復帰し、再び慌ただしい日常が戻ってきて、やはり心身共に疲弊してきたが、僕の会社は有難いことに、リモートワークはコロナ禍が明けても継続しているので、それをうまく組み合わせて、何とかしのいできました。
そんなようなことを話すと、K先生は言いました。
「リモートワークをうまく組み合わせて、何とか乗り切れるのであれば、そのようにしてあと約2ヶ月間を過ごしていきましょう。ただ、いずれにしても休職することは必要だと思いますので、その時期についてはお考えください」
「薬については、リーゼが合っているということなので、また同じ漢方薬と一緒に処方しましょう」
「他に気になっていることはありますか?」
僕は最近気になり始めていることを話しました。
「メンタルの調子が悪くなり始めてから現れ始めたのですが、大事なことなどの物忘れ、ケアレスミスなどが増えてきたように思われます」
それを聞いて、K先生は少し考え、家族の方が同行しているのであれば、呼んで入室してもらうよう、言いました。
僕は待合室で待っている妻を呼び、妻が診察室に入ってきました。
「ご主人が、最近大事なことの物忘れやケアレスミスなどが増えてきたと言っていますが、奥さんから見ていかがですか?」
そして、妻が答えました。
「いえ、そんなことは無いと思います」
「元々何でもきちんとやる性格なのですが、やらなくてはならない仕事が多すぎて、キャパシティーオーバーになっていることが原因だと思います」
「ガンになる前(2009年以前)は、愚痴を言わず何事も我慢する性格でした。でも、ガンが寛解した後、そのような性格が次第に変わってきて、イヤな事や自分の考えを言うようになってきました」
「そのような真面目な性格も、原因となっていると思います」
妻は物事を率直にはっきり言うタイプで、話し方にとても勢いがあり、相手を圧倒する力を持っているので、K先生はやや圧倒されている雰囲気でしたが、妻の言わんとすることをきちんと理解したようでした。
会社側に、メンタル疾患になったきちんとした原因をわかってもらうために、診断書には、仕事の負担が大きくキャパシティーオーバーになっていることが原因であると明確に記載してもらえないか、話してみました。
しかし、K先生はこう言いました。
「メンタル疾患全般に言えることですが、明らかに仕事が原因と証明することは難しいのですよ。なので、そのように明確に記載することは難しく、ある程度決まった定型文になってしまうことはご容赦ください」
とりあえず、また様子を見てみましょうということで、次回の診察は約1ヶ月後の11月11日となりました。
妻がK先生に話してくれたことで、先生の方も僕の状況がより理解できたと思い、これは良かったことだと思っています。
続きは次回のブログで!