初めての精神科受診のことについて、お話します。
前回からの続きです。
運良く受診の予約が出来て、WEB上で問診票も作成しました。
当日となり、電車に乗って最寄りの駅まで行き、駅から少し歩くと、結構大きな新しい感じの、郊外住宅地のターミナル駅にしては、かなり立派なビルが現れました。
その建物はいわゆる「医院ビル」「クリニックビル」とでも言うのでしょうか、いろいろな種類の科のクリニックが集まったビルで、1階には立派な処方箋薬局も入っていました。
僕の受診するクリニックは、5階で、エレベーターを降りると、すぐに入口は見つかりました。
中に入ると、とても小綺麗な清潔感のある明るい雰囲気のクリニックで、とても「精神科」とは思えないような感じで、歯医者や内科のクリニックと何ら変わらない印象でした。
受付を済ませ、ソファに座って待っている中、他の患者を見渡すと、ごく普通の人たちで、いわゆる「精神病患者」のようなヤバい感じの患者さんは一人もいませんでした。
ただ、後から入ってきて、少し近くのソファに座った40代くらいの男性の患者さんだけは違っていました。
歩き方がそぞろ歩きで、ソファに座っても貧乏ゆすりがひどく、おそるおそる顔を見てみると、目がうつろな感じで、明らかに「おかしい」感じでした。
落ち着かないのか、立ち上がってしまい、そのままボーっと小刻みに震えながら、立っていました。
そのうち、診察室のドアが開き、先生が顔を出して、「○○さん」とその患者さんの名前を呼びました。
「ああ、無理しなくていいですよ。診察室に入りたくなったら、入ってきてくださいね」
先生は優しくそのように声をかけたあと、ドアを閉じました。
その患者さんは、緊張した面持ちで震えながら立ち尽くし、どうしようか考えているらしく、左を向いたり右を向いたりして、また直立不動となり、やっと決心したのか、しばらくして、そぞろ歩きで診察室に入っていきました。
しばらくして、その患者さんが再びそぞろ歩きで診察室を出た後、僕の名前が呼ばれ、診察室に入っていきました。
診察室は約8畳くらいの広さでしょうか。
それほど広くはなく、先生のデスクが正面にあって、まだコロナの影響なのか、先生とこちらの患者側との間に透明なつい立てをデスクの上に立てていました。
先生は40代くらいの眼鏡をかけた男性で、いかにも理系というような雰囲気ですが、話しやすい感じで、外見は若い頃のドリフターズの仲本工事という感じでした。
やはり精神的に疲れて、病んでいるのか、長い文章を書くのが大変になってしまいました。
この続きは次回のブログで!
※YouTubeもやっておりますので、ぜひこちらもご覧になってください。