肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

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QUEEN+ADAM LAMBERT THE RHAPSODY TOUR IN TOKYO DOME 20240214 その3

先日2024年2月14日、東京ドームで行われたQUEENADAM LAMBERT による「THE RHAPSODY TOUR」の最終公演ライブを観に行きました。

前回の続きです。

 

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5⃣ ライブ後半の流れ

ブライアン・メイアダム・ランバートによる日本へのオマージュ曲「 TEO TORIATTE 「手をとりあって」が終わり、二人がステージを去ると、ロジャー・テイラーのドラムを叩く姿が大型モニターの映像に大きく映し出されました。

前回4年前のさいたまスーパーアリーナでも披露されましたが、御年74歳になってもロジャーのドラムと高音の美声は健在でした。

激しいドラム・ソロを披露した後、ブライアンとアダム君が再び現れて、1981年のデヴィッド・ボウイとのデュエット曲にして大ヒット曲であった「Under Pressure」が演奏されました。

そして、ドラムを叩きながら、高らかな美声で歌う姿は健在でした。

聖歌隊にいたことによる美声は抜群で、アダム君と見事な掛け合いを演じていました。

 

ドラム・ソロの後、「Under Pressure」ではドラムを叩きながら、
デヴィッド・ボウイのパートの見事なボーカルを披露してくれました。

 

ブライアン・メイも今年でなんと76歳となるのですが、そのギタープレイは全く衰えていませんでした。

「Tie Your Mother Down」「Crazy Little Thing Called Love 」「Who Wants to Live Forever 」と3曲を披露した後、今度はブライアンによる長いギター・ソロが始まりました。

 

天文学者でもあるブライアンらしい、瞬く星々を背景に演奏する素晴らしい演出でした。

 

さすが天文学者でもあるブライアンらしい幻想的な演出で、様々な星が美しくいくつも浮かび上がる背景の前で、すばらしいギター・ソロを披露してくれました。

途中で隕石が現れ、その隕石の上で演奏するような演出も見せてくれました。

ギター・ソロの中で、日本びいきであるブライアンらしく「さくらさくら」を披露し、またクラシックの名曲「新世界「第二楽章」家路」も披露し、まるでクイーンのライブであることを忘れてしまうような、ブライアンの素晴らしい演出でした。

 

まるで隕石の上で演奏しているかのような幻想的な光景でした。

 

ブライアンのギター・ソロが終わると、再びアダム君他バンドメンバーたちが現れ、1984年にリリースされた「Works」に収録され、あの「Live Aid」(1985年)の夜の部でも披露された「 Is This the World We Created…? 「悲しい世界」」がしっとりと演奏されました。

この曲はクイーン時代、クイーン+アダム・ランバート時代も含めて、ほぼ演奏されたことが無いと思いますが、この曲が選ばれた背景は、歌詞を読むとわかるのですが、クイーン+アダム・ランバートなりの現在の不穏な世界情勢に対する彼らなりの見解のような気がしてなりません。

 

 

その後、派手なイルミネーションが印象的だった「A Kind of Magic」、2023年大みそかの「紅白歌合戦」に特別出演して披露された「Don’t Stop Me Now」、クイーン時代からの美しい人気ナンバー「Somebody to Love」と続き、アダム君の圧巻の歌唱力を見せつけられました。

 

そして、「終末」「無常感」を感じさせる「The Show Must Go On」が演奏され、ステージの大画面モニターに映し出された「城」をイメージしたイルミネーションがみるみるうちに崩れていく様を現した演出はとても素晴らしかったです。

 

この曲が演奏されたので、これでひとまず終わりか?と思ったのですが、しばらくしてすぐにアダム君・ブライアンが現れ、クイーンの代表曲にして永遠の名曲「Bohemian Rhapsody」が演奏されました。

この曲はフレディ・マーキュリーがピアノを演奏しながら冒頭のパートを歌うので有名ですが、そういったことをしなくてもアダム君はこの曲でさえ「自分のもの」にしているような感じを受けました。

そして、アダム君をはじめ、メンバーはステージを去っていったのでした。

 

 

6⃣ アンコール

いきなり大画面モニターにフレディが現れ、有名な「Ay-Oh」の叫びが起こりました。

会場はすぐさまこれに呼応して、「Ay-Oh」と叫び、フレディ存命中のクイーンのライブを想起させる「Ay-Oh」の大合唱が続きました。

これは前回には無かった演出で、とても良かったと思います。

まるでフレディが本当に生きているのかと錯覚させられました。

 

フレディの「All Right !」の叫びと共に、メンバーたちが再びステージに現れました。

そして、かの印象的なドラムのリズムをロジャーが刻み、アンコールの定番曲である「We Will Rock You」の演奏が始まると、会場は総立ちになり、「We Will Rock You」の大合唱となりました。

 

 

曲が終わり、「We Are the Champions」が始まると思ったのですが、突然ライブの冒頭で演奏された「Machines (or“Back To Humans”)」~「Radio Ga Ga」が再び演奏され、大画面モニターに「機械人間」たちが再び現れたのには、かなり意表を突かれました。

会場も呆気にとられたような感じでした。

「Radio Ga Ga」では再び大合唱となり、曲が終わると、何事も無かったように、アンコールの定番曲「We Are the Champions」のイントロが流れると、会場の熱気は最高潮に達しました。

 

 

皆両手を上げて左右に振りながら、東京ドーム中に「ウィー・アー・ザ・チャンピオーン!!」の大合唱がいつまでも続きました。

そして、アダム君の元にブライアン・ロジャー・他のメンバーたちが集まり、四方八方の観客にちぎれんばかりに手を振って、ステージを後にしたのでした。

 

 

アンコール含め、全25曲、2時間半近くに渡る、超充実した最終公演のライヴでした。

今回のライブでは、アダム君はフレディをリスペクトしながらも、全ての曲を本当に自分のものにしたという自信にあふれているような感じを受けました。

ブライアンもロジャーも70代中盤に差し掛かりながらも、衰えを感じさせない演奏には感動と共に安心しました。

年齢的に今回のライブが最後ではないかとしきりに言われていましたが、いつの日にかまた日本に来てくれることを願っています。