休職してから3ヶ月半あまりが経ち、僕はそろそろ今後の復職に向けた進路を決める必要がありました。
前回4月6日の受診日以降のメンタルの状況や体調はとても良いと言えるものではなく、むしろ以前より不安定さが増していました。
しかし、生活上の不安もあり(傷病手当金というものは申請してから審査が下りるまで1ヶ月以上かかるらしく、しかも正規の給与額の60%程度ということで、あまり当てにできるものではないようです)、いつまでも休職しているわけにもいかないと、心に焦りが生じ、そういったこともメンタルの不調を増幅させているのかもしれません。
とりあえず、この約3週間程度の状況をきちんと先生に伝え、それに対する先生の見解を聞くため、ノートにざっとまとめた後、スマホのメモ欄にきちんとまとめておきました。
そして、翌4月27日、休職中の5回目の精神科受診に、妻と一緒に向かいました。
前回からの続きです。
緊張していたのか、4時間半くらいしか眠れず、電車に乗っている時、クリニックまで歩いている時も、ストレスというかプレッシャーが重くのしかかり、非常にメンタルは悪い状態でした。
約束の時間よりだいぶ早めの40分くらい前に到着したのですが、クリニックはそこそこ混んでいたのか、約束の時間を10分ほど超えて、名前を呼ばれることになりました。
名前を呼ばれて、兜の緒を締める思いで、診察室に入っていき、軽く挨拶をして、さっそく質問事項などをまとめてきたスマホのメモ欄を開いて、席に座って、スタンバっていました。
すると、K先生は「ご家族の方もいらっしゃるのであれば、同席していただくことは可能ですか?」と言い出しました。
妻も同席して診察を受けるのは、2回目になります。
僕としては、僕の話だけではなく、客観的に僕を見ている妻の話も聞いた方が、よりK先生が判断しやすいだろうと思い、喜んで妻を呼び寄せました。
そして、妻が入室し、診察が始まるのでした。
(次回に続く)