「マッティは今日も憂鬱」という本というか、コミックを読みました。
フィンランド人デジタルデザイナーのカロリーナ・コルホネンという人がネット上で発表したコミックなのですが、フィンランド国内でたちまち評判となり、2016年フィンランドコミック部門売上でNo.1になったそうです。
埼玉県飯能市のムーミンバレーパークの北欧雑貨のショップでたまたま見つけました。典型的なフィンランド人をテーマにした、いわゆる絵本形式の本なのですが、パラパラと読んでみると、これがとても共感できる内容でした。
「マッティ」という多分若い男性がモデルの主人公だと思うのですが、性格がとても日本人的なのです。
「満員電車?ムリムリ・・・」
1.混んでいるところが苦手
2.馴れ馴れしいのが苦手
3.褒められるのが苦手
4.自己アピールが苦手
5.雑談が苦手
6.スピーチが苦手
マッティという人は、このような性格の人なのですが、まさに私もこういう性格なのです。(褒められるのは好きですが)
本の内容を少し抜粋しますと、
バスに乗っていて、席が空いてきたので、
「隣の人が別の席に移動した」
「僕の何がいけなかったんだろう」
と思い悩んだり、
「あっちの席が空いた。けど、僕が移動して、隣に座っている人が傷ついたら、どうしよう」
と思い悩んだりします。
また、アパレルショップにて、「見ているだけです」と言ったものの、やっぱり店員さんの助けが欲しいのだけど、声がかけられないと思い悩んだり、
知っている人と街で遭遇したけれど、挨拶するほどの仲なのかどうか、微妙で思い悩んだり、
「いけないこと」をする人に、目で訴えるけど、伝わらなくて、思い悩んだり・・・
とにかくシャイな人です。
そんなマッティにも夢があり、それは何かというと、
1.タダで、何かもらえる。
2.しんとして、静かであること。
そして、
3.誰もいない乗り物に乗ること。
だそうです(笑)
ぜひ、シャイで日本人的な気質な方は、読んでみてください。
きっと、共感して、「これ、あるある!」と膝を打つこと請け合いです。
マッティのマスコットです。
ムーミンバレーパークの北欧雑貨ショップでしか、売っていないと思います。
大きなタイプと小さなタイプがありました。
変わった外観ですが、とても可愛いです!