肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

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桑田佳祐 静かな春の戯れ ~Live in Blue Note Tokyo

先日2021年3月7日午後7時より、桑田佳祐の「静かな春の戯れ ~Live in Blue Note Tokyo~」が、「ぴあ」などの大手メディアのプラットフォームにて放映されました。

桑田さんは、昨年サザンオールスターズとして、2回配信ライブを行っていますが、今回も見逃し配信にて一週間の期間見放題というサービスの良さでした。

すでに終わってしまいましたが、今回は横浜アリーナで行われたサザンオールスターズのライブと違って、ジャズの殿堂「Live in Blue Note Tokyo」でのライブということで、だいぶ普段とは違ったシックな雰囲気だったと思います。

 

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桑田佳祐 静かな春の戯れ ~Live in Blue Note Tokyo」のオープニング画面 映像・画像の撮影禁止なので、この程度しか掲載できません。

 

今回は桑田さんのソロライブという位置づけなので、演奏曲はすべて桑田さんのソロの曲で、演奏メンバーにはサザンのメンバーは一人も入ってはいませんでした。

ギターの斎藤誠氏や、サックス・フルートの山本拓夫氏、コーラスのTIGERさんなどは、サザンの配信ライブにも出演していましたが、ドラムの河村"カースケ"智康氏をはじめ、すべて桑田さんお気に入りのプレーヤーで固めていました。

ただ、これまでのサザンの2回の配信ライブと違うことは、当の桑田さんがとてもイキイキしていたことです。

終始笑顔で、ノリノリで、心からライブを楽しんでいるようでした。

 

オープニングは、意外にも、あのティン・パン・アレーの「ソバカスのある少女」で始まりました。

カバー曲で始まるのは、とても意外でしたが、この曲は桑田さんのレギュラーラジオ番組「桑田佳祐やさしい夜遊び」2021年1月2日放送の「生歌コーナー」でとても楽しそうに歌っていました。

「あぁ、そうだったのか・・・」

この時の桑田さんもとても楽しそうに、イキイキと歌っていました。

ラジオでも言っていましたが、サザンはデビュー直前に一度オーディションテストを受けたことがあったらしく、その時の審査員がティン・パン・アレー鈴木茂氏だったとのことです。

あまり持ち歌がなかったのか、あろうことか、鈴木茂氏の前で、あの「女呼んでブギ」を歌ったそうです。「女呼んで、揉んで抱いて、イイ気持ち」のあの歌です。

しかし、鈴木茂氏は「なかないいじゃん!」と言ってくれて、「サビに入るところに一度フィルを入れた方がいいと思うよ」と助言までしてくれたそうです。

そのような良い思い出のおかげか、桑田さんはとても感慨深そうに、歌って演奏していたように見受けられました。

 

以下、長くなるので、詳細割愛しますが、全22曲、約2時間10分ほど、アンコールは3曲もやってくれました。

全体的に、昔の曲より、この15年以内の「桑田さんのお仕事 07/08 ~魅惑のAVマリアージュ~(2008年発売)、「MUSIC MAN(2011年発売)」、「がらくた(2017年発売)」からの曲が多かったと思います。

個人的には、2010年に桑田さんが食道ガンの検査結果を聞くまでの、非常に切迫した超不安な時期に作って収録したという、とてもダークでマニアックな「グッバイ・ワルツ」、その後に続く、桑田さんが敬愛するビートルズのことを歌った「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」、1986年のKUWATA BANDの大ヒット曲「スキップ・ビート」がなかなか良かったです。

あと、忘れちゃいけないのが、アンコールの1曲目で歌ってくれた「ヨシ子さん」、先に「原曲?」と思われるリズムが同じのドクター・ジョンの「Iko Iko」を演奏した後の「ヨシ子さん」はとてもファンキーで素晴らしかったです。

アンコール最後の、今の時期をピッタリと映し出す、すべての人への応援ソング「明日晴れるかな」には、少しウルっと来ました。

 

本当にとても良かったです。

サザンのメンバーには申し訳ございませんが、また桑田さんソロの第2弾配信ライブを期待しています。