藤井風クンのライブ「alone at home Tour 2022」が、2022年5月19日に小田急線相模大野駅前の相模女子大学グリーンホールで開催され、参加しました。
このホールは以前何度かライブなどで行ったことがありましたが、とても綺麗で、音響が素晴らしく良いコンサート会場です。
席は2階席の前から12列目のやや右側でしたが、ステージの全体が見渡せて、なかなか良い席でした。
藤井風クンは、2020年1月にシングル「何なんw」でデビューして以来、飛ぶ鳥を落とす勢いで日本の音楽界を昇り詰め、昨年2021年大みそかの紅白歌合戦に出演し、その類まれなる才能を見せつけ、その素朴で親しみやすい性格を印象付けました。
僕はこの紅白歌合戦を観るまでは、全く藤井風クンのことを知らなかったのですが、紅白歌合戦を観てから、すっかり大ファンになってしまいました。
それから、CDをすべて購入し、iTunesからすべての風クンの楽曲をダウンロードして購入しました。
風クンの曲は、なぜか僕ら50代の人間にとって、どこか懐かしさを感じさせるメロディーラインで、自分たちの青春時代を思い起こさせるのです。
そんな風クンのライブが抽選で当たり、風クンのことを知ってたった5か月余りで、晴れてライブに参加することが出来ましたので、ご紹介したいと思います。
現在コンサートツアーの真最中なので、これからライブに参加される方は、多少ネタバレとなりますことをご注意ください。
カーテンが上がると、いきなり風クンの家のようなセットが現れ、風クンがソファに座って、ミニギターを抱えて演奏しながら、小粋なソウルの曲を歌い始めました。
それから、最新アルバム「LOVE ALL SERVE ALL」の初回限定盤に入っている、ソウルのカバー曲を3曲、ギターを弾きながら歌いました。
風クンというと、ピアノを弾きながら歌うというイメージでしたが、ギターの弾き語りをする風クンを見たのは初めてでした。
今回のライブを見て強く感じたことは、ライブの「構成」がとても斬新で、良かったことです。
風クンが自分の家で演奏を披露するというセットと設定で進むのですが、何というか、先日テレビで放映された「藤井風テレビ」のようなコント形式が入っているのです。
何曲か演奏が終わると、「ピンポン!」と玄関のチャイムが鳴って、Amazonの配達員姿の男性が荷物を持って現れます。
何を持っているかというと、キーボードで、いきなり配線コードを接続して、セッティングを始めました。
そして、風クンはキーボードの前に寝そべって、演奏を始めました。
風クンお得意の「寝そべりライブ」です。
事前に来場した観客にリクエストカードを配り、風クンに演奏してほしい曲を書いて、会場前のポストに入れるのです。
その中から風クンが選んで、演奏していくという形式です。
ワンコーラスだけですが、20曲近く歌ってくれたのでしょうか。
小田和正やマイケルジャクソン、椎名林檎や太田裕美まで、幅広いジャンルの曲を歌ってくれました。
風クンがMISIAに提供した「Higher Love」を歌ってくれたのは、とてもうれしかったです。
でも、何よりも僕たちの世代にとっては、竹内まりやの「プラスティック・ラブ」やサザンの「真夏の果実」を歌ってくれたのが何よりうれしかったです。
また、リクエストカードだけではなく、会場の観客に手を上げてもらって、風クンがその中から指名して、指名された人が簡単に風クンへのメッセージを話して、リクエスト曲を言うという形式は、今までどのライブでも観たことが無く、とても斬新でした。
こういった世間の常識に縛られない風クンの姿勢はとても素晴らしいと思いました。
また、ステージの上でも、とても自然体で、ラフな感じで、それだけにとてもダイレクトに熱意と誠意が伝わったと思います。
スウェットの上下に、サンダル姿で、途中何回か着替えるのですが、その脱ぎ散らかし方が、とても笑えました(笑)
脱いだスウェットはソファの上にグチャグチャに放り投げ、脱いだシューズはひっくり返って雑然とした状態でした(笑)
そうかと思うと、ラストの「旅路」を歌う前に、それまでとは打って変わって、深い人生訓のような言葉を語りだし、その落差が魅力的だと思いました。
「こんど、いつワシと逢えるかわからないと思うけど、みんなが幸福な気持ちになって帰ってくれたらワシはうれしい。」
「『苦しいこと』『悲しいこと』は、人生生きていると、必ずあるけど、そういうことも人生の中の一部として、『ウェルカム』と考えられたら、いいよね。」
「旅路」を歌って、大いに盛り上がった後は、アンコールは無く、あっさりと幕は下りて、ライブは終わりました。
約1時間50分のライブでしたが、とてもアットホームな感じで、風クンの代表曲の多くをピアノ弾き語りで演奏してくれて、風クンの醍醐味である洋楽ソウル曲の演奏も多かったのは、僕としては大満足でした!!
加えて、リクエストコーナーはなかなかの演出で、スタッフサイドもよく頑張ったと思います。
7月29日の昭和女子大学のライブまで続きますが、ご興味のある方はぜひ観に行って損は無いと思います。
追伸
風クンの名マネージャーであるカワズさんのブログがとても面白いです。
風クンのアプリをダウンロードすれば、読むことが出来ます。
風クンと言えば、天才肌のクールな音楽家というイメージがあるかと思いますが、意外と素顔はとんでもないです(笑)
こちらからどうぞ!!
※YouTubeもやっていますので、ぜひこちらもご覧になってください。